2021.10.08

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お仕事でヒスイ海岸で有名な朝日町へ行き、伝統食材「灰付きわかめ」について宮崎(ヒスイ)海岸そばの鹿嶋神社の宮司さんにお話を聞いてきました。

鹿嶋神社は古代、神度(かみわたり)神社とよばれていて、もとの宮があったと伝承される海底には、今も洞窟があり海中庭園のようになっているそうです。

まさに、竜宮城!

神社の後ろにある明神林、山と海の繋がり、岩礁のこと、富山湾の話、心が震えるような深い話をたくさん聞かせてもらってとても書ききれない。



(MEMO)
わかめに藁灰をつける保存方法は全国的にも珍しく藁灰をつけることにより、アクがぬけ、磯の香りが残り、深い味わいになる。

昔は数ヶ月で数メートルも成長する生命力にあやかり、信仰の対象とされ「布刈神事」が行われていた。

宮崎ではわかめのことを「布(め)」、または「鹿嶋さまの下草」とよんでおり、現在も初採りわかめは神社の春祭りの特別なお供え。漁師さんが神様に 海の安全と豊穣を祈る。

わかめ乱獲を防ぐため、決まった日の決まった時間、村人総出でいっせいにわかめを採っていた。(全盛期は昭和35年ごろ)
子どもたちはわかめ採りのために学校が休みだった。男たちがわかめ採りで海に出ている間に、女、子どもは浜で藁灰を焼いた。浜のいたるところに煙があがる風景、灰付きわかめが並べられて黒い浜になる風景はもう見られない。

わかめ漁の日は、天気、波、風、潮の流れ、海水の透明具合といった条件が揃った日しかできない。これは現在も漁師さんが、熟練した経験から見極めておられる。

現在は、わかめ漁にでる船も少なく、灰付きわかめを手にいれることも難しい。実際、買いたかったけどもう無いと言われた。

灰を落として食べる一手間が現代の食生活では難しく、受け入れられないこともあり、灰付きわかめの文化を継承するのが難しくなってきている。

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帰りに鹿嶋神社に参拝し、ヒスイ海岸で石で拾いました。

あっという間に海(宮崎海岸)から山(五箇山)に戻り、富山県いいわ〜とシミジミ思いました。




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