生まれてこない方が良かった。から得るもの
なんでこの世に生まれてきてしまったのだろう。
生まれてこない方が良かった。
・・・
うつ病 ⇒ 双極性障害と診断されて以来、かれこれ18年ほど、毎日のように考えてきた。
精神疾患のツラサ。身体が重くて動けない、頭はぼーっとして仕事にはならない。周りから理解されずらく、ただ怠けているだけ、あまえているだけと解釈されてしまう。その結果、職場では上司に叱責され、同僚からは白い目で見られる。
今すぐにでも、電車に飛び込んで楽になりたいと追い詰められてしまうほどの耐えがたき苦痛、苦悩。同じような病気になった人にしか分からないだろうな。このツラサは。
なんでこの世に生まれてきてしまったのだろう。
生きていたって、つらく、しんどく、惨めな思いをし続けるだけ。
これから先、歳を重ねていったところで、例えば癌のような、別の病気を発症して二重苦、三重苦の人生しか想像がつかない。
嗚呼、生まれてこない方が良かった。
嗚呼、無情。
・・・
そんなことを長らく考えてきた私ですが、つい先日一冊の本に出会い、冒頭にこのように書かれていました。
「生まれてこない方が良かった。」の反対は「生まれてきて本当に良かったと思えるにはどうすればいいのか?」を問う事。
確かにその通りだと思う。
ちなみに私はここ5年ぐらい、半分ニートのような生活を送っている。
とはいえ、以前会社員をしていた頃と比べると、今は満足度の高い生活を送っていると実感している。
障害年金を受給して、わずかだか、YouTubeの広告収入もある。
現在は、家賃もなければ、食費もかからない。光熱費も実質タダ。ローンもなければ、車の維持費もかからない。
障害者なので、住民税は非課税で、国民年金も法定免除。
ハッキリ言うと、お金が余るようになってきた。(大した額ではないが。)
そして何より、自由な時間を手に入れた。
せっかく、自由な時間と、そこそこのお金を手に入れたのだから、「生まれてこない方が良かった。」と嘆くよりも、「生まれてきて本当に良かったと思えるには、どうしたらよいか?」を考える方が、建設的だと思うようになった。
残り少ない私の人生、有効活用しない手はない。
さぁ、探しに行こう!その問いに対する答えを。
とはいえ、
きっと、「生まれてきて本当に良かった!」と思えるようになった時に、私の人生は幕を終えることになるのだろう。
神様はいつも、私にだけ意地悪だから。
知らんけど。
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