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一度でもLiella!のファンになった人が2ndライブ大阪追加公演を見るべき5つの理由

全Liella!ファン、いえ、一度でもLiella!を好きになったことのある人は、すぐに大阪追加公演を見てください。必ずです。配信もまだ間に合います。

「2期生追加って聞いて、正直ショックだったし…」「新曲もないんでしょ?」「1stも2ndも知ってるから、見たことある曲しかないよね」「原曲をバンドアレンジしただけでしょ」
そんな人たちにこそ、このライブは刺さります。

「Liella! 2nd LoveLive!〜What a Wonderful Dream!!〜with Yuigaoka Girs Band」大阪Day1,2ともに現地参戦しました。

正直、度肝を抜かれました。

上に書いたネガティブな意見というのは、ハッキリか薄々かの違いはあるにしろ、私自身が思っていたものです。そんな前提で臨んだライブで私が目にしたものは何か。これからご説明します。

1st+2nd = 2.5thラブライブ

これはライブに同行してくれた私の友人の言葉です。
「2ndライブの追加公演だけど、もはや2ndじゃない。かといって3rdではない。2.5と呼ぶべきだ」
思わず膝を打ちました。そうです。もはやこれは2ndライブに非ず。2.5thライブなのです。

基調としているのは確かに2ndでありながら、アニメ1期ストーリーに準拠していた1stで優れていた演出や選曲が盛り込まれていて、まさにいいとこどりといったところ。1stではアニメ準拠ということで選曲や曲順が読みやすいところがありましたが、2ndも織り交ぜたことでバラエティは格段に増しています。次に何が来るかわからない新鮮なドキドキ感を味わえるのです。
知らないのって楽しいね。

開演前の「Starlight  Prologue」での光の海など、1stを経験してきたファンが作り出せる応援もまた、ライブのクオリティに寄与していると思います。培ったものが確かに生きている。

洗練されたセトリ

本公演は一応2ndの追加公演ですから、セトリも元になっているのは2ndのものです。

……と思いきや、共通していると言えるのは「開幕は5人パフォーマンス」「MCを挟んでソロ曲(とそれに付随する曲)」くらいのもので、構成や演出はガラリと様変わりしています
2ndを知っている人ほど驚かされること、請け合いです。

そして何より素晴らしいのは、これがただ奇を衒っただけのものではなく、演出や曲順の合理性を突き詰めたものだからです。2ndで「ここでこの曲入るのは衣装替えとかメタ的にわかるけど、でも唐突だよなあ」みたいに感じてしまっていたところも、綺麗に補完してくれています。曲順や構成は変わりましたが、むしろストーリーがしっかりとできていて感情移入もしやすく、覚えやすい。素晴らしいセトリでした。

これまでの全てが詰まったパフォーマンス

Liella!は初ライブ(「始まりは君の空」リリースイベント)からまだ一年余りと、数字だけを見るとまだ歴史の浅いユニットです。
しかしながら活動の密度は尋常ではなく、アニメ放映や生放送、ラジオ配信を行いながらライブも数多くこなしてきました。

リリイベを皮切りに、毎週末・10都市20公演+追加2公演という常軌を逸したスケジュールで行われた1stライブAqours・虹ヶ咲と共にアリーナに立ったカウントダウンライブ、間を置かずして単独でアリーナを巡った2ndライブといった数々のライブを駆け抜けてきたのです。1stが始まってから2nd(名古屋公演)が終わるまでは半年も空いていません。密度どうなってるんだ。

しかしながら、Liella!に関して批判的な意見として挙げられる点の一つが「曲数の少なさ」です。私はデビューして一年のユニットとして全く少ないとは思いませんし、むしろ多い方だと思いますが、少ないと感じる人がいるのは確かです。その理由には、上記のライブ回数の多さがあると思っています。
特に1stは22公演もありましたから、複数回現地・配信で参加した人も多いでしょう(私もそうです)。つまりはそれだけライブで同じ曲を聴く回数が多く、「新曲の発表に対してライブが多すぎる」ことが原因であると思います。

これの是非はともかくとして、ここで私が言いたいのは「同じ曲を何度も繰り返してきたことにより、円熟の域にまで達したパフォーマンスを楽しむことができる」ということです。
元から高かった歌やダンスのスキルはライブの繰り返しで更に叩き上げられ、クオリティが上がりながらも、パフォーマンスにも余裕が出てきたように思えます。どの曲も「今が最高」のクオリティと言って間違いなく、安心して楽しむことができるのです。

ラブライブの売りであるアニメとのシンクロはもちろんのこと、個々のスキルを活かしたダンスや歌のパフォーマンス、アコースティックにも挑戦してきたLiella!これまでの軌跡が全て詰まっています

生バンドサウンドによる臨場感

もちろん、これにも触れておかねばならないでしょう。
本ライブの触れ込みは「バンドによる生演奏」。これまではカラオケだったライブに生のバンドサウンドが加わるのです。実際、これだけで十分激アツです。

実際聴いてみると、やっぱり全然違いました。バンドの奏でる音と5人のパフォーマンス両方でブン殴られている感じがたまらない。特にドラムの響かせるビートで体をバチバチに揺らされてしまいました。最高。

演出や楽曲中のパフォーマンスにもバンドによるアレンジがもちろん入っていて、これまでは「歌う人数が違う」「曲調が一部の曲だけガラッと違う」といった感じだった「ライブバージョン」楽曲に、バンドならではのマイナーチェンジが加わったのが個人的にうれしかったです。もちろん、かなり大きく様変わりした曲もありました。乞うご期待。

練習とかスケジュールとかで厳しいのでしょうが、正直今後のライブ全部生バンドでやってくれないかと思う程度にはハマりました。結ヶ丘女子高等学校軽音楽部の皆さん、本当にありがとうございました。

1期生オンリーのラストライブ

最後に。
あまり触れない方が良いかもしれませんが、これは大きいポイントと言わざるをえません。

発表当初は物議も醸した2期生追加。時間が経ち、キャストの方々の声もあってか、今では落ち着きを見せています。しかしそれでも、私の中では1期生5人だけのLiella!を好きになったのだという気持ちは消えることがありません。
2期生追加を責めるつもりはないのです。むしろアニメ2期のPVには胸が躍りましたし、心から楽しみにしていますそれでも、私が最初に好きになったのはあの5人なのです。

そんな5人が出演する、5人だけの最後のライブ、それが大阪追加公演なのです(正確にはガールズバンドの皆さんも一緒ですが)。

Liella!は解散するわけではないし、これからも続いていくでしょう。けれど一つの区切りとして、一つの終わりを感じずにはいられないのです。そこに感じる寂しさを、私は否定することができません。

けれどそれに、5人は最高の形で応えてくれました。ファンが不安に思っていることはきっとわかっているのでしょう。そして不安なのはキャストだって同じはず。それでも、見せてくれたのは最高の笑顔とパフォーマンスでした。ファンにとってこれ以上のライブはありません。


最後に

確信を持って言えるのは、これが現Liella!の集大成だということです。
これからも応援を続けようか迷っている人にこそ、見て欲しい。Liella!にとって一つの節目を迎えようとしているこのタイミングで、ライブは、5人は何を見せてくれるのか。
答えを出すのはそれからでも遅くないと思うのです。

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