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DOT HOUSE

こんにちは。

おひさしぶりです、GOです。

こんな顔してます↓

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最近、日本工業大学主催の建築設計競技に参加してました。

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今回はこちらに出品した

DOT HOUSE という設計案のnoteです。


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この設計案のボードを分解して、今回のnoteにしたいなぁと思ってます。

それでは、どうぞ。






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僕には

「白い壁に囲まれて、青空が見える空間で、昼寝したい。」

という欲望があります。


風を感じられるのもいいな、空が見えるのもいいな、という圧倒的に個人的な感覚から、基本的にはこの建築は発想されていると、プランの設計趣旨を書いているうちに気づいていきました。

僕は昼寝をしたい場所を設計しました。

昼寝をすることも住むことだと思います、そのために余計な要素は何一つ入れずに光の建築を抽象化していったら、結果的にそれと共に住む人によって自由につくられる建築を提案することになりました。

これは光と影の大きなコントラストと、共に住む人によって機能が自由につくられていく、真っ白な住空間の提案です。


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敷地設定

今回、敷地に設定したのは東京都、文京区です。

文京区には、ひかりの建築として有名な東京カテドラル聖マリア大聖堂と、

メタボリズム建築として有名なスカイハウスがあります。

「ひかりの建築に住む」という課題には、先人の実績があることもあり、とても自然な地だと考えて、選びました。

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二分割された天井は、時間によって入れ替わりながら光と影を同じレベルで出力していきます。

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ひかりの建築を考える上で、まずはじめに、過去のひかりの建築をスケッチしながら、どんな共通点や考えがあるか探りました。

アルヴァ・アアルトの採光方法のスケッチをしていたときに、安藤忠雄建築の採光との、光に対する向き合い方に違いを感じました。

アアルトのスカイライトなどをはじめとする採光方法とそれを含んだ建築は、まるで強い光から人を守るように構造物をつくり、スカイライトなどで光を取り込み、光を演出しているのに対して、安藤忠雄の小篠邸などの建築は、やわらかい光と人を共生させるようにはじめから光を受け入れるような構造物をつくり、連続したスリッドを用いて、影を演出している、という違いでした。

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これについては、日照時間などの違いなどが影響いていることが考えられますが、基本的にはこの二つの向き合い方の違いによって、主なひかりの建築は分けられると思います。

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その二つのひかりの建築を踏まえて、光と影をそのためだけにシンプルに同レベルで表現することができれば、

それは全てのひかりの建築の本質を描き出しているのではないかと思い、プランを考え始めました。


矩形を光と影、二つに分けて、これをベースに考えました。

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それを天井として四方に伸ばし、1階部分を壁で囲い、入り口をつくると、

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光と影の表現の上に構造体ができ、これは建築として成り立つと考えました。

これでDOT HOUSEの形をつくりました。



この建築のDOT HOUSEというネーミングは、

この建築は全てのひかりの建築の趣旨を含めた造形を、本質を求めて抽象化しようとしたプロセスを表現しようとしたところから発想していて、このプロセスはまるでコンピュータで画像を低解像度にしていくような行為であると考え、DOT HOUSE としました。

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ここですごしていく生活は大きな光と影のコントラストにインスピレーションを受ける豊かなものになると思います。様々なひかりの建築の用途に対応して、住む人、周辺地域の住民がこの建築の役割、機能を自然につくっていくことが

このひかりの建築を抽象化しようとした、光でも影でもないニュートラルなひかりの建築のあり方だと考えます。


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ーおわりー





こちらの設計案、なんとありがたい事に審査員賞をいただきました。

素直に嬉しいです。

それと共に、設計のうまさでは勝負しなかったので、1位2位の議論になることはないだろうな、という事は思っていたので実は予想どうり...?という側面もあって、益々これからの建築の勉強に力が入る思いです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

この授賞式が11月3日に日本工業大学であるので楽しんできたいと思います、

それでは、また〜👋


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