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【FGOキャメロット感想】こんなご時世だからと言って...

FGOキャメロット、公開初日早速2回見まして(TOHO日比谷10時の回と17時舞台挨拶ライブ付きの回)、記憶がまだ鮮明のうちに記録を残します。一部ネタバレ注意。

まず良かったこと
・ベディ視点でなかなか新鮮&良いチャレンジ。藤丸視点だったら原作プレイヤー各々の思い入れがさらに強くなるため、描写の難易度(というよりリスク)も高くなる
・声優陣の演技は申し分ないほど優秀
・アーラシュのカッコ良さ、マシュ、静謐、ニトクリスの可愛さ

次に悪かったこと
・多くのコメントがあった通り、尺が足りないゆえ原作内容はカットしすぎ。百貌、俵藤太そもそも出番なし、三蔵は著しく空気化。ストーリー自体シンプルになって初見にはやさしいかもしれないが、6章本来の面白さも半減

・戦闘シーンの描写が雑その一:粛正騎士が弱すぎ。原作でかなり固い粛正騎士が、映画で例外なく一撃で倒された(とくに最初の戦いでマシュが盾を突き当てただけで消失したのはさすがに笑えた)。こんな戦闘を見て胸が熱くなると思うの?まあ、尺が足りないですからね、仕方がない、分かる。

・戦闘シーンの描写が雑その二:ベディの円卓騎士戦パターンが単調すぎる。お互い斬り込む⇒ベディの剣が弾かれる⇒お互い宝具開放(トリスタンは宝具さえも出さなかった)⇒戦闘終了。こんな戦闘を見て円卓陣が化け物みたいに強いと思うの?まあ、尺が足りないですからね、仕方がない、分かる。

・戦闘シーンの描写が雑その三:「戦闘時の動きを描くのは面倒くさいので、マントで体の大半を隠してなんとか誤魔化そう」、という感覚を持っているのは私だけ?

・一部シーン(または演出)が妙に長い&雑。例:砂漠と山脈での移動、移動中スフィンクスのスローモーションと棒みたいな人物、オジマンの村での食べるシーン、静謐救出作戦前の静止画による移動。「戦闘時の動きを描くのは面倒だからほかの映像を長めに流してなんとか時間を稼ごう」感が半端ない。

・作画:1回目見た感想として作画が雑だと言っちゃったが、あれはやや言い過ぎ。綺麗な絵もそこそこあります。ただ、ディテールがないのは致命傷。顔、髪、服、鎧、建物、どれも粗い。特に不満なのはモードレッドの顔と鎧、オジマンの玉座。これ本当に劇場版レベルの作画なの?

・ステラはいい、鶴岡さんの演技もいい、でも正直に、ロンゴミニアドを打ち消すシーン、なんか物足りないと感じているのは私だけ?

一旦以上。期待値が高い分かなり失望。私の中にHFが100点中90点なら、キャメロットは40点しかない。後編が挽回できればよいが。

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