2月 20日(土) レザボア・ドッグス
歌舞伎の日
今日は、日本の伝統芸能である歌舞伎の日です。
なんでも、1607(慶長12)年のこの日、将軍 徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露したことから付いたんだとか。
歌舞伎には様々な特長がありますが、「俗っぽい」「観客の気持ちを煽るお約束がある」などが挙げられます。実は、歌舞伎っぽい作風の監督がいるのです。日本文化をこよなく愛する、世界的に有名な監督がいるのをご存じでしょうか。その名も、クエンティン・タランティーノ。
今日は、タランティーノの初監督作品をご紹介します。
歌舞伎っぽい演出にあふれた、迫力ある作品です。
★レザボア・ドッグス
RESERVOIR DOGS
製作年:1991年 製作国:アメリカ / 上映時間:100分
ジャンル: アクション
「誰が裏切り者だ!」強盗団の仲間内で起こるクールなぶつかり合い!
監督クエンティン・タランティーノのデビュー作にして、そのセンスが惜しみなく詰め込まれた作品。
特筆すべきは、音楽が起点となってシーンが一変していく演出方法。新しい音楽が鳴り響いてからシーンが変わり、少しづつ謎が解けていく。タランティーノお得意の時制シャッフルな展開が本作でも炸裂し、イケてる音楽がかかったらシャッフルの合図。後半の方はそれがもうお決まりになるので、「うおーーーきたーーー!!!」とテンションが上がる"お約束"に。
バイオレンスコメディなので、血みどろな描写も多く、苦手な人は閲覧注意だと思います。
それでも、スーツ姿で銃を片手に怒鳴りあう彼らには「クール」という言葉以外見当たらない。太いベース音バックに始まるオープニングは忘れられない程クール!!
マドンナの「Like A Virgin」は風評被害を独り占めしててとても笑えるw
本筋と何も関係ない、タランティーノの遊び心もたっぷりな作品です!
予告編はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=gmvfIHdc-IA
なんでもない日が、特別な日になりますように。