情報リテラシー論
今日はラジオについて書いていこうと思う。
今回は講義でラジオについての話があったが、私は比較的同年代の人と比べてみるとラジオを聴いている方なのではないかと思っている。私がラジオを聴くきっかけになったのは、高校時代によく天気の悪い日に学校へ送迎をしてくれていた祖父の影響が一つだ。祖父の車の中では、今時の音楽がCDで流れているわけでもなく、ローカルなラジオ番組が垂れ流しになっていた。内容に興味があるとか、ラジオDJの人で特別お気に入りの人がいるとかそういうのではなく、ただただ流していたのだ。
自分が車の免許を取って運転していてわかったのだが、車の中の無音は眠くなってしまうし信号待ちの時間が静かになってしまって、一人だと寂しくなって何故か居た堪れなくなる気がした。祖父も同じ気持ちだったのだろうか。
車の中で流れていたラジオの内容はさまざまであったが、唯一私がしっかりと聞いていたのが天気予報やちょっとしたニュースだった。これは普段からテレビを見ない私にとって大事な情報入手手段だったのである。今となっては地元でもよくわかっていなかったローカルの番組を、大学の進学によって環境が変わった今、こちらの番組を一から探したり流しっぱなしにすることはしなくなったが、その代わりにポッドキャストをよく聴くようになった。
よく聴く番組はさまざまな芸能人の担当するオールナイトニッポンや、個人でやっているのであろうものだ。どれも内容が面白く、テレビを見ているよりも私は良いと思っている。そして、ある番組で話題になっていたことが強く印象に残っている。それはラジオは一度衰退したのになぜ少し盛り上がりを見せたのかという話だった。一つは東日本大震災の影響が強いといっていた。そしてもう一つ予想されていたのは、アニラジというものの存在だった。アニメの文化が日本の特色の一つになってきているのもあり、アニメの声優さんが担当するラジオや、ラジオでしか聞けない内容を流すなどそういったものも影響が大きいと話していたのが私はなるほどと強く感心した。
何が影響するかわからないなと思った。このような今まで関わることのなかった文化同士が組み合わさることで新しい流れが生まれるのなら、前回の話にあった紙媒体も何か新しい形がこの先出てくるのかもしれないと思う。