情報リテラシー論

前回に引き続き講義内容から少し逸れてしまう内容になってしまうが、最近目にしたテレビCMに驚くものがあったので共有したいと思う。
それはauのCMではお馴染みの三太郎シリーズのものだ。何に驚いたのかと、今まで流れてきたCMのハイライトを生成AIによってイラスト化し、それを一本にまとめて新しい作品にしているという点だ。
調べてみると、ただAIが生成し直したのではなく実在するイラストレーターの方のイラストのタッチをAIに学習させて、その人がまるで描いたようにそのタッチで生成したのだという。(イラストレーターさん:松本ぼっくりさん)
実際のCMがこれだ。

AIが学習して作ったのだと知って、すごいなと驚く一方で純粋に怖いなとも感じた。デザインや美術など、自身のオリジナリティーが強く表に出るような仕事をしている人や、私のようにしたいと考えている人にとっては、自身のデザインの価値が変わってきてしまうのではないかとも感じるのではないか。(あくまで個人の意見)
例えば、カラフルな花のデザインで有名な村上隆さん。この方の作品を学習させていかにも本人が描いたような作品を作ろうと思えばできてしまうわけで…。悪用する人なんかもさらに技術が上がれば出てきてしまうのだろうかと思うと怖いなと感じる。
新しいAIの可能せを感じる反面、この先の芸術にどう関与してきて、私たちがどう付き合っていくのかは難しい問題だなと思う。

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