情報リテラシー論

前回の講義の内容とは全く違う内容のものになってしまうが、最近の出来事の中でネット上のリテラシーを身につけるべきだと再認識したことがあったのでそれについて書いていこうと思う。
その出来事は、令和6年能登半島地震である。元日から日本に衝撃を与えた災害であったが、私は地震が起きた時長野にある実家に帰省していた。外出中であったためテレビで情報を見ることができなかったことから、とりあえず一番情報が早いであろうX(旧Twitter)で何が起きたのか調べた。すると、ニュースの投稿に混じって建物の倒壊によって動けなくなったなどの投稿があった。これを見て私はとてもびっくりしてしまったのだが、この内容をそばにいた父に話すと、本当の可能性もあるけれどこんな状況の中でも偽の情報を流している人がいる場合があるのだから恐ろしいといった。これに私は衝撃を受けた。確かにネット上なら匿名であるし、本人の住所等の個人情報は何か特殊なことがない限りは乗ることはない。だとすると確かに本当かもしれないが、嘘の可能性も出てくる。そして、数時間後のテレビのニュースでSNS上に上がった地震に関する偽情報は、あるはずもない人工地震だけでも25万件にもなっていたという。
これらのことを踏まえて、このような情報を本当かどうか冷静に見極めないと、被災地での救助活動や要請、避難の際に妨げになったり混乱に陥れてしまう可能性があるのだととてもよくわかった。この先もきっと似たようなことは多くあるのだから気を付けていきたい。

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