情報リテラシー論11

今回は講義の中でも登場した、週刊少年ジャンプについて書こうと思う。
私は中学生~高校生の頃、姉と一週間交代でお金を出し合ってジャンプを毎週購入していた。人気漫画『僕のヒーローアカデミア』や『ハイキュー』、『鬼滅の刃』などを読むために毎週ウキウキでコンビニに駆け込んで、買ってきては一通りの漫画に目を通して一週間のモチベーションにしていたのだ。
私たちが夢中になり、ましては私の高校のころの友人は私と似たことをしていた人も多かったためか、講義中にジャンプの売れ行きの下がり方にとても驚いてしまった。確かに週刊誌や月刊誌、雑誌などの売れ行きは紙媒体の衰弱に伴って落ちていることは知っていたのだがまさかここまでとは思っていなかった。結構ショックな気持ちが大きい。小学生の頃は少女漫画に夢中になって、月始めにワクワクして読んでいた思い出が強いが、今の私よりも歳しての子達はそういった習慣ももう薄れてきているのだろうか。
ジャンプについて細かくみてみるとこんなグラフが出てきた。

Yahoo!ニュースより

このグラフを見るといかに部数が落ちているかわかる。グラフの中では2008年~2014年くらいまでは少しずつ落ちてきてはいるが、まだ耐えている感じだ。しかし、それ以降にもなると年々グラフの傾きが急になって今では2008年のやく半分以下ほどになってしまっている。
ここで気になるのが2008年ごろに連載されていた漫画の内容である。私なりに少し調べてみたところ、上から見ていくだけでも『こち亀』、『ワンピース』、『HUNTER×HUNTER』、『NARUTO』、『銀魂』、『テニスの王子様』などなど聞いたことしかない名作漫画ばかりである。私たちの親世代とはまた違う、ジャンプ全盛期と言われてもいるらしい。今でもワンピースは続いているがそれ以外の漫画は多くが完結し、一部が休刊といった感じで、人気漫画の終わりがこのグラフに綺麗に出ていた。
この先、また社会現象になるような漫画が出てきたとしても全盛期の頃のような売れ行きは残念ながら期待できないのかもしれないなと個人的に感じる。やはりデジタル化が進んだ今ネットで購入する人が多いだろう。この先、このような歴史ある日本の文化の一部でもあるような週刊誌や月刊誌は徐々になくなって行ってしまうのだろうか。
紙媒体が衰退しるとはいえ学生時代のワクワク感のことを思い出すととても寂しく感じてしまう。

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