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京都と版画。
めっきり冷え込んだけれど、空が青いので気持ちは塞がない。版画展を見たり、短歌の受賞式に出席し花束を渡したり、京都でエネルギーが満たされた。
なんだか身体も軽い。気の巡りも良い。
2023.12.18(月)
先週先々週とひたすら仕事が立て込み、ずーん、という感じだった。疲れている時には刺激の多いところへ行くと良くないとわかっていたのに、ダメだなあが多かった。
それでも仕事はしなくちゃならないし、
〆切もある。耐えながらやりこなした、と思う。
やりこなす、あんまり好きな言葉ではないけれど、それでも手離さないことには意味がある。
普段乗らない地下鉄に乗り、
ギャラリーまで歩いていくと、
ぱったりとその場所はあって、先生の版画が飾ってあった。
この一枚を完成させるのに、どれくらいこつこつ彫られたのだろう、根気と作品への愛を見た。
見ていると物語があって、明るい気持ちになる。色も形も楽しい。そういう発想かあ!という作品に目を見張る。すごく素敵だと思う。
食べものの作品は美味しそうだし、
神戸の街をモチーフにしてる作品は愛着がわく。
10年毎年展示されている、続けることの確かさ。
やっぱり素敵だなあ、と思って、しみじみした。
今月も冬休みに入ったら、私も彫りに行って、刷って、年末には完成させたいものだ。版画は、子どもの頃から好きだが、先生の作品に出会って、より自由な気持ちで作品が作れている。下絵を書き、木を彫る。彫りながら、無になる。
版画の良さは、自分の意図を超えた彫りや色があったり、すぐには仕上がらないところだと思う。
わりと焦りがちだし、ともすれば短気なところがある私には、じっくりやる作業として、良い時間だと思う。
イラストは同期の人たちとの切磋琢磨が楽しみな時期で、版画の楽しみとはまた違う。詩歌はもはや人生なので、簡単に言うことはできないけれど、死ぬまでやるのだと思うのはたしかだ。
子どもの頃から好きなものに還るということでもあり、ともかく、焦らず版画やりたいなあ。
四季をめぐる作品が出来たらいいし、詩歌とのコラボもしてみたい。
こつこつしごとの合間に行こうと思う。