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喫茶店とカフェの違い

最近、違いがよくわからないものに対して、答えを見つけることのを目的にせずに、友人たちとああでもない、こうでもないと言って、その時々に応じたいい感じの折り合いをつけることがマイブームだ。そのあとで答え合わせをしないので、結局一歩も進まずに時間だけが過ぎていくのだけれど。

先日のテーマは、「喫茶店」と「カフェ」の違いだった。
僕は、喫茶店と言われるとなんとなく日本風の純喫茶を思い浮かべ、カフェと言われるとなんとなくInstagramのストーリーでよく見るあの感じを思い浮かべる。伝わるだろうか、西洋風という言葉では括れないあの感じである。

なんというか、神保町と表参道の違いを一言で述べよ的なこの質問。知らない人にとって、すっと答えを出すのは難しくないだろうか。だってどっちも半蔵門線通ってるし。ねえ?

コーヒーが深煎りなのが喫茶店で、浅煎りなのがカフェ。
昭和にできたのが喫茶店で、平成以降にできたのがカフェ。
メロンソーダがあるのが喫茶店で、ないのがカフェ。

とまぁ、色々出てきたのだが、僕が一番しっくりきたのがこれだった。

「カフェラテがあるのがカフェで、カフェラテがないのが喫茶店」

確かに喫茶店、エスプレッソマシーンない気がする(偏見)!
この会話で重要なのは、仮定に裏付けされている偏見の共有度合とそれに基づいた共感度合の高さである。

僕の中では、喫茶店はカフェラテじゃなくてカフェオレのイメージが強いし、その一方で言われてみたらエスプレッソマシーンがないカフェをあまり見たことがない。そして同席しているメンバーも似たような偏見に満ちていた。

ちなみに、カフェラテとカフェオレの違いは、
カフェラテ=エスプレッソ+ミルク
カフェオレ=コーヒー+ミルク
である。あまりコーヒーに詳しいわけじゃないので、これから先はツッコまないで各自でおググりいただけると幸いである。

そして、この答えが出て(答えではないのだろうが)、話していたメンバーは満足そうにそれぞれが、次の予定に向かったり、中断していた読書を続けたり、タバコを吸いに外に出たりした。

こういう夏休みにぴったりな無駄な時間が僕は大好きだ。

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