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アーティスト名にさん付け、ちゃん付け、くん付けに関する考察。

SNSの浸透によりアーティストとリスナーの距離が変な縮まり方をしてしまいました。事例はその活動形態上、地下アイドルに多いようですが、私は地下アイドルに全く興味無いので他のことを少しお話ししたいです。

一般人がアーティストのことをSNS上でまるで友達のように書く人が増えてきました。「〜さん」でも気持ち悪いのに、「〜ちゃん」「〜くん」と知り合いでも無いアーティストを呼びます。

アーティスト名が本名だろうが芸名だろうがバンド名だろうが、それはアーティストとして活動する上での名称です。私たちは「ミックジャガーさん」とは呼びませんし「ローリングストーンズさん」とは絶対に呼びません。

中にはアーティストによっては「〜ちゃん」と呼ばれることを前提としてる人もいるから話が少しややこしくなります。また、個人的に付き合いのあるアーティストであるのなら、SNS上でだけわざわざ普段と違う呼び方をするのもなんだか他人行儀です。それこそ気持ち悪い。

私はどうしてるかというと、そのアーティストをアーティストとして呼ぶ際はアーティスト名で記載します。友人として、知人として呼ぶ時には普段の呼び方を使うこともあります。

基本的にはそのアーティストがソロでもバンドでもグループでもアーティスト名に敬称は絶対に不要です。そのまま記載するのがアーティストへのリスペクトに繋がります。アーティストとして見てることが伝わります。敬称無しこそリスペクトの気持ちの現れに他なりません。くん付けちゃん付けなどあり得ません。というのが私の基本的な考え方です。

と、ここまで書いたところで悩み始めました。SNSは世界じゅうの人が使う巨大な便所の落書きです。落書きに過ぎません。

便所の落書きにアーティストの呼び方など、そもそも人の呼び方など気にする人はいません。そんなものは自由にすれば良いんです。見たくなければ見なきゃ良いだけ、それがSNSです。

アーティスト名をどう記載するかでその人のアーティストへの想い、関係性、大げさに言えば思想を垣間見ることが出来ます。そこに今は興味があります。

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