買いたい馬 2023/12/2編

イクイノックス引退は正直悲しい。元々本格化は3歳秋以降と言われながら春のクラシックで準二冠、そこから3歳秋以降の無双は恐ろしいほど。今となっては3歳の秋天で無印にしてしまったのは本当に申し訳ないなあと感じる。4歳の夏を越えてさらにもう一つ馬として仕上がってきた印象だったので、ここからあと1年見てみたかったのが私の我儘。道悪の凱旋門賞で走れるかどうかは別として間違いなくこれまで見てきた名馬の中では一番強い馬だと感じた。何万になるんでしょうね、種付け料。
さて暮れの中山がやってきてしまいました……。


中山

9R葉牡丹賞

◎8コスモブッドレア
○4マーゴットソラーレ
▲1トロヴァトーレ
2戦目の前走は好スタートから先頭に立ち、そこからは直線も流すだけで余裕綽々。
開幕週、中山の小回りで小頭数ならスローペース濃厚。小回り向きの器用さに高い先行力を感じ、舞台は絶好。怪我明けは不安も素質は十分感じる。

11RステイヤーズS

◎2ワープスピード
○11テーオーロイヤル
▲7アイアンバローズ
△1キングズレイン
☆4ヒュミドール
3走前のジューンSは条件戦の東京2400で前半1000m59.0のハイペースを番手から追走しての3着。走破時計2:23.3というタイムを考えても優秀な内容だった。
前走の古都Sは超前崩れの展開を自ら早めに動いての横綱相撲でステイヤーとしての資質を示した。開幕週の中山で1枠から最短距離を立ち回れるメリットは大きい。

12R

◎5ダレモトメラレナイ
開幕週とあらば誰しも先行意識が働きそうなものだが意外と行きそうにないので名前の通り。
3走前の須賀川特別は逃げて34.0-35.0ならそれなりに刻んでいるし、ヴィントミューレにルーラルハピネスと相手関係もそこまで悪くない。
近2走は押して行ってもそもそも前付けできていないので評価しようがないのだが、今回はブリンカー装着で前進気勢の改善に期待が持てる。

阪神

8R

◎9ブライトホルン
バリアントバイオを意識して先行各馬がポジション主張に躍起になった前走は中盤でマクリも入り、積極的に運んだ馬に厳しい展開を逃げて2着。
シニスターミニスター×母父ゴールドアリュールと揉まれ弱さを前面に出す血統背景で外枠は好都合。加えて鞍上強化でルメール騎乗なら鬼に金棒。

11R チャレンジC

◎9フェーングロッテン
○4ボッケリーニ
▲6ガイアフォース
私、バウルジャン・ムルザバエフ様の帰還を心よりお待ちしておりました。ムルザバエフ様がいない8ヶ月間は全て神無月。皐月も霜月も無い。
3走前から行きっぷりの悪さを見せていて、鳴尾記念こそ逃げる馬がいなかったことも味方して主導権を奪えたもののそこからの2戦はコーナー地点で無駄に押し上げるだけで競馬になっていない。
大外のテーオーシリウスだけは抜けて速くともこの他に積極性の高さを感じさせる馬はそう多くない。小回りのロンスパを前々で運べてこそ持ち味が生きるタイプで、鞍上の腕っぷしの強さがいいスパイスになると期待。金鯱賞、鳴尾記念2着で見せた二枚腰は実力馬たる所以であり、今となって考えるとどちらも悪いメンバーではなかった。

中京

1R

◎3アニマルボス
○14イサチルカゼニタツ
▲5ロードリレーション
☆6ビートメイカー
芝砂2戦ともスタートから全く追走の意志を見せない競馬が2回続いた後の前走で一変。東京D1400の未勝利で前半3F34.9の超ハイペースを3番手から追走し、ラスト3F加速ラップの中、先行馬で唯一健闘していた。
前走の競馬からすれば行き足は速いし、万が一揉まれても多少は対応できるはず。3キロ減騎手でもう一押し効かせる。

5R

◎12モズアンタレス
○2スマラグドス
3走前は中京と同様にスパイラルカーブの新潟コースで外外を押し上げる形で立ち回っての勝利。真っ向から先行勢を潰しにいく形で下したロフティーイデアルは現級上位レベル。実際に上位6頭が全て勝ち上がるなどレースレベルも良かった。
2走前はテン2F目11.0の超ハイペースに外の3頭目から飛び込んで早仕掛けした分で苦しくなってしまい、前走は追走時に前が塞がったり、落馬の不利に巻き込まれたりと踏んだり蹴ったり。大外枠からにはなるが、そこまでペースが速くなる気はしないので積極性を活かす騎乗ができれば面白い。

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