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[放送終了 2023年10月9日スポーツアニソン] 基礎から分かるアニソン特番 「調布FMアニソン特番」 入門編

2023年10月9日(月・祝) 「調布FMスポーツアニソン特番」 12時間生放送。

今回初めてこの特番を聞こう、お祭りに参加しようと思っている方に向けて、2015年1月から同局のアニソン特番の実況に参加している自分がアニソン特番の人気の理由をリスナー視点で解説します。放送局や番組の舞台裏のことは知りようがないのであくまで自分の体感に基づく個人的な見解です。

魅力1 とにかく放送時間が長い

2012年1月の初回以外は12時間。通常タイプのアニソン特番は6時間の二部制で、「平成アニソン特番」「ロボットアニソン特番」は12時間ぶっ通しでした。今回も12時間ぶっ通し放送です。2000年代は公共放送の「アニソン三昧」がこれに匹敵する長時間で放送されていましたが、今後は仮にアニソン三昧があっても12時間は極めて望み薄と思われるので現状絶対無敵、唯一無二の長時間アニソン特番です。

2012年から2016年までは元日と真夏の年2回、以降は不定期に放送されています。2018年夏開局20周年記念、2019年春平成限定、2020年真夏、2022年8月ロボット、2023年10月スポーツ。

魅力2 異彩を放つ選曲

他局のいわゆるアニソン「特集」の場合、限られた時間の中で多くのリスナーに満足してもらうためにどうしても「定番曲」が選ばれる傾向があります。対して調布FM特番は時間の長さも相まって「ウルトラマニアック」な曲もガンガン流れます。「リスナーからリクエストが来たから流す」当たり前のようで実は非常に難しいことをさらっとやることも多々あります。
Q.「こんなマニアックな音源いったいどこから?」
A.「私物」(当然リクエストが来た曲で、です)

今回がテーマが「スポーツ」なので流れる曲もスポーツアニメの曲ばかり、と思うかも知れませんが、そんなことはまずあり得ません。百聞は一見にしかず、とりあえず聞いてみるかオンエア曲リストを眺めて自分の興味に合っているか判断することをオススメします。

魅力3 リスナーのツボをおさえたプレイリスト

放送前は「12時間完走は正直厳しいだろう」と思っていても、放送が始まると「気づけば○○時間が経過している」それを繰り返し「ああ、もうあと○曲しかない」となるくらい時の経つのが早く感じます。ガンガン曲が流れ続ける上に全編を通してリスナーを飽きさせない構成になっているのが大きな理由です。リスナーを飽きさせない構成の一部を以下に列挙します。

魅力4 「CM開け砲」「CM開け爆弾」

物騒な見出しで申し訳ありません。それくらい破壊力のある強い曲が、CM開けに「事前曲紹介なし」で流れることが良くあります。実況勢はCMが流れると「CM開けに備えろ!」と一斉に身構えるのがアニソン特番実況の定番となっています。

魅力5 「曲解説は実況勢に任せた」

CM開け砲とその次の1-2曲、その他パーソナリティの判断などで事前の曲紹介無しで曲が流れることがあります。リスナーによる一人イントロクイズ、選曲傾向から次に流れそうな曲の予想合戦など、実況民向けのサービス(?)が充実しています。事前の曲紹介が無くても実況勢が作品や曲について言及しているので、実況ハッシュタグを見れば曲の詳細が分かるようになっています。(近年は調布FMのサイトでもオンエア曲をすぐに確認できるようになりました)

2023年放送に向けて追記
以前の放送の時に「Twitter」と呼ばれし場所が今は「X」になって実況環境も一変してしまいました。なので今回番組実況に参加する方がどれくらいいるか不透明、また実況ハッシュタグを見る事も困難になる可能性もあります。上記内容は過去の放送内容に基づいたもので、今回は正直番組が始まってみないとどうなるのかまったく予測できません。

魅力6 パーソナリティの造詣が深すぎる件

リクエスト送る方も猛者なら応える方も猛者。曲の合間にある小粋で楽しいトークや、思わず「それな」と言いたくなる、曲や作品に関するちょっとしたコメント。それでいて (極一部の推し作品を語る時を除いて) 自己主張が強いわけでもなく、あくまで主役はリスナーという立ち位置。

以上自分が思いつくままにアニソン特番の魅力を列挙してみました。今回のスポーツアニソン特番の放送スタイルが今までと同じとは限りませんが、多くのリスナーが期待している事でもあるのでそうそう大きな変化は無いと思われます。根っからのアニソン好きな自分にとって、これで番組に興味を持つ人が一人でも増えれば幸いです。

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