【CHC】Welcome to Chicago! MLBドラフト2024 ②
こんにちは。Masatoです。
先日、ドラフトnoteの第1弾をリリースしましたが、今回は第2弾となります。3〜10巡目指名の選手を見ていきたいと思います。
#繰り返しですが、皆さんの方が大変お詳しいと思いますので、本当にザックリと紹介します。
Rd'3 (Overall 90) Ronny Cruz | (SS・Miami Christian School)
3巡目はマイアミ・クリスチャン・スクールのSS ロニー・クルーズを指名。
クルーズは、ドミニカ共和国出身の17歳。2022年には国際FAの選手としてSEAとの契約候補であったものの、渡米し、マイアミ・クリスチャン・スクールに入学。
シーズンでは、膝の故障の影響があったものの、21試合に出場し、BA.397 (63-25) / 2HR / OBP.467 / SLG.571を記録。
スイングには粗削りな部分があるものの、高い身体能力から繰り出される強力なバットスピードとパワーポテンシャルから繰り出されるEVは107.9mphを記録し、打撃面での高いアップサイドは非常に魅力的です。
本職はSS。クイックネスと広いレンジに優れたアグレッシブなディフェンダー。アームはスカウトによって評価はまちまちだがSSを守る上では問題なし。プロでは2Bや3Bに回る可能性も。
マイアミ・デード大学とのコミットメントあり。
Rd'4 (Overall 120) Ty Southisene | (SS・Basic HS)
MLBドラフトプロスペクトランキング111位
4巡目はベーシック・アカデミーのタイ・サウティシーンを指名。
2022年のWBSC U18 ワールドカップのアメリカ予選代表にも選出され、同年にStates Playや2023年のDream SeriesといったMLBイベントに参加するなど、ショーケース・イベントで常に好成績を残してきたネバダ州の逸材。
5フィート9と小柄な選手ですが、フットワークとクイックネスに長けた華麗なSS守備、優れたバットスピードから繰り出されるプラスのローパワーを兼ね備えたオールラウンドなプレイヤー。
テネシー大学とのコミットメントあり。
Rd'5 (Overall 153) Ariel Armas | (C・University of San Diego)
5巡目では、サンディエゴ大学のキャッチャー アリエル・アルマスを指名。昨年のMichael Caricoに次いで2年連続で5巡目でキャッチャーを指名しました。
アルマスは、アマチュアトップクラスの守備力を持つキャッチャーとして評価され、2024年ABCAのローリングスゴールドグラブに選出されました。加えて、2024年のウェストコースト・カンファレンス最優秀守備選手、オールWCCファーストチームにも選出。
#フィールディングパーセンテージは.998、DRSも驚異の18.69をマーク。
打撃でも存在感を発揮し、2024年はWCCで24試合BA .364 / 4 HR / OPS .996を記録し、USDのWCCレギュラーシーズン優勝に貢献。
Rd'6 (Overall 182) Ryan Gallagher | (RHP・UC Santa Barbara)
6巡目ではカリフォルニア大学サンタバーバラ校のライアン・ギャラガーを指名。
平均88〜90mphの速球と、チェンジアップ、スライダー、カーブの4球種を丁寧に投げ込むストライクスロワー。
2023年はトミー・ジョン手術を受け、1年を棒に振ったが、2024年は14先発で10勝1敗、ERA 2.22 / 89 IPで96 SOを奪い、対戦相手の打率を.161に抑え、ビッグ・ウェスト最優秀投手に選ばれ、NCBWAのオールアメリカン ファーストチームに選出されました。
Rd'7 (Overall 212) Ivan Brethowr | (OF・UC Santa Barbara)
MLBプロスペクトランキング194位
7巡目はカリフォルニア大学サンタバーバラ校の外野手イヴァン・ブレットアワーを指名。元々はアリゾナ州立大学に進学をするも、出場機会を得られず、フレッシュマンイヤーにおける先発出場はたった7試合にとどまりました。
その後、UC サンタバーバラに転校し、レギュラーの座を獲得し、オールカンファレンス ファーストチームに選ばれるほどの活躍を見せました。
粗削りな部分はあるものの、6フィート6、250ポンドの恵まれた体格から繰り出される高いアップサイドは非常に魅力的です。
ただちょっと故障歴があることと、CCBLで全く通用しなかった点が少し気になるかな... ただパワーは相当凄そうです。
Rd'8 (Overall 242) Edgar Alvarez | (1B・Nicholls State)
8巡目ではニコルズ州立大学のエドガー・アルバレスを指名。6フィート4、230ポンドの大型一塁手。2024年シーズンはBA.405 / 11HR / 10.5%のK%、BB%=18% (BB 53 / K 32)を含む.415/.517/.675という圧巻の成績を残し、サウスランド・カンファレンスの年間最優秀選手やディック・ハウザー・トロフィーなどを受賞。
一塁手に期待されるような典型的なパワーヒッターというよりかは、三振を抑えながら四球と優れたゾーンマネジメントとハードコンタクトスキルで強烈な長打を打てる、アベレージタイプ。平均以下の走力で、1Bに限定される可能性が高い。
まずは木製順応から。なんかまたロマンのあるスラッガーを獲得。シニアですし、まさにアンダースロットでの掘り出し物。
Rd'9 (Overall 272) Brooks Caple | (RHP・Lamar University)
9巡目ではラマー大学の右腕ブルックス・ケイプルを指名。フレッシュマンイヤーから2年間をステファンF.オースティン州大でプレーし、その後転校。6フィート6の長身から投げ下ろす角度のある90mph前半から中盤にかけての伸びのある速球と、カーブ、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜるストライクスロワー。
2024年は、15試合先発し、97.2イニングを投げて7勝3敗 / ERA2.40 / WHIP0.87・27/102BB/Kという成績をマークし、2024年のサウスランド・カンファレンスの最優秀投手に輝きました。
Rd'10 (Overall 302) Matt Halbach | (3B・UC San Diego)
10巡目はカリフォルニア大学サンディエゴ校のマット・ハルバックを指名。
コンタクト重視のアプローチで、すべてのフィールドにボールを飛ばす素早いスイングをするスプレーヒッター。
UCサンタバーバラでのドラフトイヤーはケガのため19試合の出場にとどまったが、その限られたサンプルの中でBA.408 (71-29) / 3HR / 9 2B / 18RBI / OPS1.173を記録。88のプレートで三振は12 (13.6%) 。
昨年出場したケープコッドリーグで、32試合に出場し、.364/.455/.512 / 3HR / 5 2Bという成績を残しブレイク。Kantrovitzが言うようにツーベースマシンかも。
守備面では、「フリンジ」と評されており、3Bに定着できる可能性はあるものの、1Bに回される可能性もアリ。
簡単にですが、3〜10巡目指名の選手を紹介しました。
次はラストですね。11〜20巡目。ドラフトからは2週間弱経ちましたが、ぼちぼち書きます。
<参考文献>
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