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【CHC】頑張れ未来の主力選手たち!シカゴ・カブス有望株ランキング 2022 (11〜20位)

皆さんこんにちは。CHC担当Masatoです。
先日から書き始めたカブスのプロスペクトランキング
今回は第二弾となる球団傘下11位から20位にランクインしているプロスペクトを紹介します。

1位から10位までのプロスペクトランキングはこちら👇

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11位 ジェームズ・トリアントス(INF)

トリアントス 2021年シーズンの成績
MiLB.com参照)

Rok級 ACL Cubs 所属【ETA: 2025】

2021年のドラフト2巡目(全体56位)指名。名門ジェームズマディソン高校出身プロスペクト。元々は来年のドラフト候補だった選手がアーリーエントリー。
非常に高いポテンシャルを秘め、優れたヒッティングツールが武器。パワーヒッタータイプではないが、時折スラッガーとしての片鱗を見せ、今季は、25試合の出場ながらも打率.327/6本塁打/3盗塁/OPS.970をマークし、特にSLG.594は目を光らせるものがある。BB%=6.4%とあまりボールを見るタイプではなく積極的に振りに行くタイプ。守備ではアームの強さが魅力だが、若干粗い面があり、SSではなく3Bや2Bあたりを守るのが適性か。
いずれにせよ、若干18歳ながら、ACLで持ち前のヒッティングツールを発揮した。今季はAやA+あたりの昇格を期待したい。


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12位 アレクサンダー・カナリオ(OF)

カナリオ 2021年シーズンの成績(MiLB.com参照)

A+級 サウスベンド・カブス 所属【ETA: 2023】

昨年7月のTDLでクリス・ブライアントとのトレードでサンフランシスコ・ジャイアンツから加入したドミニカ出身の外野手プロスペクト。

2016年のインターナショナルFAで契約金6万ドルで入団。トレード加入後はA+で42試合で打率.224/9本塁打/6盗塁/OPS.693、8月は打率.275/OPS.812と好調をマークしたが、9月は打率.147と絶不調に陥った。BB%=5.5%K%=25.3%とフリースインガーぶりは要改善だが、素晴らしいパワーポテンシャルを秘めている。守備はCFがメインだったが、強肩が武器で、それを生かせるRFがフィットするか。

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13位 D. J. ハーツ(LHP)

ハーツ 2021年シーズンの成績(MiLB.com参照)

A+級 サウスベンド・カブス 所属【ETA: 2023】

2019年ドラフト8巡目(全体252位)で指名されたテリーサンフォード高校出身左腕。
横の角度を伴う凶悪なスリークォーターから抜群のノビがある4シーム、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げ込み、奪三振の山を築く将来の左腕エース候補。今季はAでシーズンをスタートしたが、17試合先発/65.2 IP/3勝4敗/防御率3.43/OBA.149/1.07WHIPなどの好成績をマークし、9月にA+に昇格。元々球団内30位だったプロスペクトランキングが13位にまで一気にランクアップ。3試合先発/16.0 IP/1勝0敗/防御率2.81/OBA.175/1.00WHIPなどとA+でも能力の高さをアピールした。何より魅力的なのはその奪三振能力。AとA+の通算K/9=14.51と抜群の成績をマークしている。AとA+の通算BB/9=4.30と制球には少し課題を残すが、順調に成長街道を登ってきており、今シーズンはAAまたはAAAの昇格を期待したい。

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14位 ケイレブ・キリアン(RHP)

キリアン 2021年シーズンの成績(MiLB.com参照)

AA級 テネシー・スモーキーズ 所属【ETA: 2022】

昨年7月にクリス・ブライアントとのトレードで同12位のアレクサンダー・カナリオと共に加入した先発右腕。米大手サイト『Fangraphs』のプロスペクトランキングでは7位にランクイン。最速98mphの速球を軸に、80mph中盤のカッター、70mph中盤のキレ味抜群のカーブを武器とする将来のローテーション候補。とにかく彼の魅力は抜群の制球力。今季通算BB/9=1.29AA通算K/BB=6.00と圧巻。今オフのアリゾナフォールリーグでは、メサ・ソーラーソックスの一員として、チーム優勝に貢献し、リーグ王者を決めるチャンピオンシップでは、6回/被安打0/四死球0/8奪三振のパーフェクトピッチングを披露し、チャンピオンシップゲームMVPを獲得しました。

今シーズンはAAA昇格は濃厚で、あわよくばメジャーデビューも期待できる逸材。個人的に要注目の先発右腕プロスペクト。KBを出してまでトレードして良かったと言わせてほしい。
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15位 ライアン・ジェンセン(RHP)

ジェンセン 2021年シーズンの成績(MiLB.com参照)

AA級 テネシー・スモーキーズ 所属【ETA: 2022】

2019年ドラフト1巡目(全体27位)で指名され、契約金$2Mで入団したフレズノ州立大学出身の先発右腕プロスペクト。最速ピークでは90mph台後半、90mph台中盤の打者の手元で沈むツーシーマーとスピンの効いたフォーシームを軸に、カーブ、チェンジアップなどを織り交ぜる本格派。今シーズンは、A+でスタートし、16試合/62.0 IP/2勝7敗/4.50ERA/OBA.189/1.06WHIPなどのスタッツをマークし、8月にAAに昇格。昇格後も4試合先発/18.0 IP/1勝0敗/3.00ERA/OBA.222/1.17WHIPなどのスタッツをマーク。K/9=9.20BB/9=3.49と奪三振能力◎、コマンドはまあまあといったところ。シーズンオフには同14位のキリアンらと共に、アリゾナフォールリーグに参加し、4試合先発/18.2IP/2勝1敗/9.64ERA/OBA.363/2.20WHIPとスタッツを残すことはできませんでしたが、チームの優勝に貢献しました。
今シーズンは、キリアンと共にあわよくばメジャーデビューを期待したい存在。

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16位 ケビン・アルカンタラ(OF)

アルカンタラ 2021年シーズンの成績
MiLB.com参照)

Rok級 ACL Cubs 所属【ETA: 2023】
2018年のインターナショナルFAで契約金100万ドルでNYYに入団したプロスペクト。昨年7月にアンソニー・リゾとのトレードパッケージで獲得しました。アルカンタラは、198cm・85㎏の恵まれたフィジカルを持つ外野手で、5ツールポテンシャルの高さだけで見れば、NYYのトッププロスペクトのジェイソン・ドミンゲスに勝るとも劣らない身体能力の塊と言われていました。何より魅力なのは身長2m近くで手足がとても長い。これを活かしたスイングスピードやパワーは目を光るものがあります。
本職はセンターで、RFも経験あり。今季はGCL・ACLで34試合/打率.345/5本塁打/5盗塁/OPS 1.012の好スタッツをマーク。CHC時代のみで見ればSLG.609と自慢のパワーを発揮しています。
今季はAやA+あたりの昇格に期待。

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17位 ケビン・メイド(SS/3B)

メイド 2021年の成績(MiLB.com参照)

A級 マートルビーチ・ペリカンズ 所属【ETA: 2024】2019年のインターナショナルFAで契約金$1.5MでCHCに入団。広角にシャープな打撃を飛ばす優れたヒッティングツールと忍者のような軽快な動きを生かした守備が持ち味のドミニカンインフィールダー。今季はAで58試合/打率.272/1本塁打/OPS.662をマーク。この1本塁打はなんとグランドスラム。しかし、積極的にうちに行くスタイルゆえ、BB%=2.5%K%=23.5%と選球眼の概念はほぼないに等しく、三振も少し多め。
守備は、非常に軽快な守備で、アームも強いので、今後もSSや3Bでの起用がメインになってくるでしょう。
今季はA+やAAの昇格を期待したいところ。

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18位 ヨヘンドリック・ピニャンゴ(OF)

ピニャンゴ 2021年シーズンの成績(MiLB.com参照)

A+級 サウスベンド・カブス 所属【ETA: 2024】
2018年のインターナショナルFAで当時16歳ながら契約金40万ドルでCHCに入団。広角にシャープなラインドライブを飛ばすスプレーヒッター。翌年デビューしたDSLで最多安打(86)、打率(.358)4位をマークしブレイク。今季はAで84試合で打率.272/4本塁打/OPS.692をマークし、8月にA+に昇格。昇格後も持ち前の打撃を披露し、24試合ながら打率.289/1本塁打/OPS.724と好スタッツをマークしました。
来年はAAへの昇格も期待される逸材ですが、少し心配なニュースも入ってきていて、TJS(トミー・ジョン手術)の回復期の患者が装着するような服を着た写真を本人が自身のInstagramでツイートしました。これは多くの人々を驚かせました。大怪我ではないことを祈るばかりですが、治療にしっかり専念してほしいなと思います。

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19位 アレクサンダー・ビスカイーノ(RHP)

ビスカイーノ 2021年シーズンの成績
MiLB.com参照)

A+級 サウスベンド・カブス 所属【ETA: 2022】
昨年7月のアンソニー・リゾとのトレードで、同16位のケビン・アルカンタラと共にNYYから獲得。2018年のインターナショナルFAでNYYと契約。最速100mphのナチュラルシンカーと魔球チェンジアップを兼ね備えた剛腕スターター。今季は、故障の影響などもあり、Rok・A+で12試合で19.2 IP/0勝2敗/防御率5.95ERA/OBA.197/1.68WHIPと少しパッとしないスタッツ。(典型的な四球で自滅するタイプ。)CHC時代は、主にショートスターターとしての起用が主で、K/9=12.51と奪三振能力は◎も、いかんせんボールコントロールが悪く、BB/9=5.93とスターターとしては少し厳しい数字。年齢も25の年に差し掛かってきており、ETAも今年であることを考えると、少なくも今季はAAAでプレーし、あわよくばメジャーでというレベルに持っていきたいところ。

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20位 クリストファー・モレル(OF/INF)

モレル 2021年シーズンの成績(MiLB.com参照)


AAA級 アイオワ・カブス 所属【ETA: 2022】
2015年のインターナショナルFAで契約金80万ドルで契約したドミニカ出身プロスペクト。弟のラファエルは現在ACLでプレー。内外野複数こなせるユーティリティ性とパンチ力のある打撃が魅力。そのスイングはCHCのプロスペクトの中でも屈指のベロシティを誇るとも。今季は主にAAでプレーし、101試合/打率.220/17本塁打/16盗塁/OPS.732と打率こそは低いものの、17本塁打と自慢のパワーを見せつけ、盗塁も16個決めるなど快速もアピール。9月にはAAAに昇格し、9試合/打率.257/1本塁打/2盗塁/OPS.705をマーク。オフには母国ドミニカのウィンターリーグにも出場。守備は本職は内野(SS/3B)だが、CFでの起用が最多。今季はメジャーデビューも期待できる22歳の若武者。とにかく後はK%=27.7%と三振がおおく、アプローチが粗めなので、これを改善し、率を残したいところ。

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Masato

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