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ヤン・ゴームズを獲得

皆さんこんにちは。CHC担当Masatoです。
日本時間深夜、MLBの労使協定期限が今日までとなっている中でカブスがFAのヤン・ゴームズ捕手を獲得することで合意したと現地記者が一斉に報じました。


契約内容は2年総額$13MMの複数年契約
今年は、ゴームズ自身、捕手としては良質な成績をマークしておりましたので, AAV $6.5MM ならまあ納得かなとは率直に思いました。


そして、この契約にはさらに条項が盛り込まれており、$6M相当の3年目の球団オプションと、毎年の出場試合数に応じた$1Mのパフォーマンス・ボーナス (所謂出来高)が含まれているそうです。


コントレラスはどうなる

ゴームズという今年のFA市場の捕手では目玉の一人であった選手を獲得できましたが、そこで出てくる問題として、現状の正捕手である、ウィルソン・コントレラスの去就はどうなるのかという点です。
彼は22年オフにFAを迎えるため、球団としてはエクステンションを早急に行うのかと思いきや、実はそんなに積極的ではないとの報道もなされました。


ゴームズ獲得の一報が出るまでは、全く持って意味がわからず、フロントに対する不信感もありましたが、このゴームズ獲得の一報をきいて、あ、カブスはコントレラスを売るつもりなんだなという考えが浮かびました。
ゴームズを第二捕手目的で獲得するとは思えなかったためです。まだ何も決まったわけではないので、あまり多くは語れませんが、確率としてはトレード放出する可能性が一気に高まったのではないかと個人的には推察します。


対価は?

ではコントレラスが仮にトレード放出される場合、誰が対価として貰えそうなのか。ここははっきり言うとかなり難しいラインです。現在コントレラスには複数の球団が興味を示しているとの報道もあり、さらには彼自身もTwitterで意味深な投稿をしていて、カブスのファンが一斉にザワついています..

今年のFA市場は捕手が不作で、トレードをしてでも捕手を獲得したい球団が多くいます。
そのため、コントレラスは喉から手が出るほど欲しい存在なのは疑いようがないでしょう。
貰えそうなラインとしてはまあせいぜい2人くらいなのかなとは思っていまして、40人枠の選手 + マイナー選手、球団傘下10位以内プロスペクト + 圏外マイナー選手などさまざまなパッケージが考えられそうですが、本気で狙っていそうな球団なら、どんな選手を出してでも取りに来るはずなので、とても魅力的なパッケージが貰えるかもしれません。


まとめ

駆け足でいろいろ紹介してきましたが、みなさんいかがでしたでしょうか? 私個人の率直な感想は、捕手プロスペクトとして期待されていた傘下4位のミゲル・アマヤが故障で来年も難しいところで、捕手がどうしても欲しかったので、ゴームズ獲得は嬉しいですし、心から賛成です。
しかしそれで本当にコントレラスを放出してしまっていいのかという疑念も多少なりとは残ります。
まだ正式にトレードの話が出ているわけではないので、今回はここまでにしておきますが、コントレラスもアマチュアFAで入団してからメジャーで活躍するまでカブス一筋のフランチャイズプレイヤーで16年の世界一にも大きく貢献してくれた功労者です。
仮にトレードとなればリゾ、バイエズ、ブライアントに並ぶショックが大きいですが、まだ何も決まったわけではありません。
引き続き、今後の動向に注目していきたいと思います。

Masato (Twitter : @GoCubsGoMarines)

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