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【CHC】Cristian Hernandezの2022年

✴︎ サムネイルは、Jordan Bastian氏のツイートより引用しておりますが、商用的意図は一切ございません。

先日のPCAに関する記事で味を占めてしまい、またしてもプロスペクトに関するnoteです。

日本時間8月24日、CHC傘下ルーキーリーグがレギュラーシーズンの全日程を終了しました。

ルーキーリーグの各チーム成績

ACL Cubs (ACL Central 3位)
25勝29敗  PCT.463

DSL Cubs Red (DSL Northeast 8位) ※最下位
22勝38敗  PCT.367

DSL Cubs Blue (DSL Northeast 7位)
23勝37敗  PCT.383

そんなとこで、CHCの未来の希望ことクリスティアン・ヘルナンデス (Cristian Hernandez) 君の今シーズンはどうだったのか気になりますよね?

そこで、今回はクリヘルくんの今シーズンを振り返っていきましょう。

クリヘルくんは、今シーズン、昨シーズンまで所属していたDSL (Dominican Summer League)を卒業し、ACL (Arizona Complex League)で開幕を迎えました。

◼️ 打撃成績

44試合
打率.261 (157-41)
3本塁打 1三塁打 4二塁打
21打点
6盗塁
13四球
53三振
OPS.677 (OBP.320, SLG.357)
wRC+ 88
wOBA .320
BABIP .365
ISO .096

以上が主な今シーズンのACLでマークしたスタッツです。これを見ると、正直『なんとも言えねーな』と思うのが正直なところです。
ツボに入ったときのパワーは目を光らせるものがありましたが、やはりまだまだグラウンダー系の打球が多いなというふうに感じました。

あとは、やはり今年はかなりブンブン丸だったなというふうに感じました。昨年のDSLでは、K/9=20.4%と高いは高かったのですが、BB%=15.7としっかりとボールも選べていました。

しかし、今シーズンのACLではレベルも少し上がった関係か、かなりゾーン管理に苦戦しており、K/9=30.3とまさかの30%超。BB/9=7.4とボールも選べていませんでした。その差は歴然です。

あと、今年打った短打がかなり内野安打が多かった印象です。(特に三遊間ゴロ)


◼️ 守備成績

ポジション  SS
37試合 (36試合先発)  280.1IP
併殺 12
失策 5 【送球:3, フィールド:2】
Fld % = .956
ポジション  2B
5試合 (5試合先発)  33.0IP
併殺 2
失策 0
Fld % = 1.000

クリヘルくんは、守備機会はほぼ本職のSSでしたが、DHでの出場が2試合、2Bでの出場が5試合ありました。
セカンドの守備は、今年に入ってプロで初めて守るポジションで、どうなるかなとは思っていたのですが、かなりソリッドにこなしていました。ここは流石のタレントです。

本職のSSではどうか。SSで生き残っていくためのアームの強さ、レンジの広さ、アジリティは文句ありませんが、やはりまだまだ粗があったなという印象です。特に、スローイングエラーが昨年から見てても目立っていて、ここが良くなってくると尚良きです。


◼️ 来シーズン以降の展望

CHCファンがこぞって期待するクリヘルくん。来シーズン以降はどうなっていくでしょうか?
今年、ACLで結果を残し、シーズン途中でLow-Aに昇格したモイゼス・バレステロス (Moises Ballesteros) のようなケースもあり、当然、ポジションの関係などチーム事情もあったりするので、なんとも言えないところはありますが、来シーズンに関しては、『ACLで引き続き経験を積ませる。それでかなり良い成績ならシーズン途中でのA昇格』とかにはなりそうかなと思っています。

個人的には、クリヘルはこんな成績で纏まるような選手ではなく、もっと結果を残せるはずだと思っています。
来シーズンも、もっと経験を積み、さらに上のクラスで観れる日を楽しみに待ちたいと思います。

今シーズンはお疲れ様でした。
次に彼を見れるのは、オフトレか来春のスプリングトレーニングかな。

〜Masato〜

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