見出し画像

【CHC】 CHCの未来 Brennen Davis

皆さんこんにちは。CHC担当Masatoです。
最近はMLBに関するネタがなく、ほぼマイナーやプロスペクトに関する記事になってますね..笑 (まあそこは仕方ない。)
今回は、CHCのNo.1プロスペクトで、今季以降、満を辞してのメジャーデビューが期待されるブレネン・デービスくんに関して書きたいと思います。
デービスは今シーズンのメジャーデビューはあり得るのか。はたまたどうなのかなど彼の現在置かれている立場に関して、2021年の成績などさまざまな観点を交えて考察していきたいと思います。

◼️ プロフィール

★ ブレネン・デービス (Brennen Davis)
アメリカ合衆国 アリゾナ州 チャンドラー出身 
🇺🇸
Basha High School 出身
1999年11月2日生 (22歳)
6-4, 210lbs (193cm, 95kg)
右投右打
ポジション: OF
2018年MLBドラフト2巡目 (全体62位) でCHCから指名。

★ MLB Pipeline CHC傘下1位、全体14位

★ Baseball America Top100 Prospects 16位

★ Fangraphs Top49 Prospects 1位

バシャ高校時代は、野球以外にもバスケットボールでも活躍し、有望視されていた逸材アスリートで、抜群の身体能力を活かしたプレーが魅力。20-80スケールでは軒並み高水準をマークし、5ツールプレイヤーとしてのタレントを備えたエリート選手です。元々は、マイアミ大学への進学が予定されていましたが、2018年のMLBドラフト2巡目(全体62位)で指名されたことで、大学進学はせずに契約金は$1.1Mでプロ入りしました。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

◼️ 2021年の成績

・A+

8試合 打率.321(28-9)2HR 5打点 2盗塁 3四球 出塁率.406 長打率.607 OPS.1.013 172wRC+ wOBA.443

A+ サウスベンドでは、8試合に出場も、圧倒的な数字をマークし、6月にAAに昇格しました。

・AA

76試合 打率.252(266-67)13HR 36打点 6盗塁 36四球 出塁率.367 長打率.474 OPS.841 135wRC+ wOBA.374 

シーズンの大半をこのAAでプレーした彼ですが、打率こそはあまり高くはないものの、BB%=11.4としっかりとボールも見れるタイプで、13本塁打とホームランも打てています。ただ、やはり彼もまたプルヒット意識が強すぎた影響か、ボールコンタクトに苦しんだ部分もあり、K%=30.7と非常に高い数値を叩き出してしまいました。
しかし、チームの主軸としてしっかりと成績を残し、7月にCOLの本拠地 クアーズ・フィールドで行われたオールスター・フューチャーズゲームではナショナルリーグフューチャーズのCHC代表として選出され、2打席連続ホームランを放つ大活躍を見せ、大会MVPを獲得しました。

MVP Award Interview (Left: Ken Griffey Jr.)


★ 1打席目ホームラン


★ 2打席目ホームラン (2打席連続)


この大活躍が評価されたためか、9月にはついにAAAへ昇格しました。

・AAA

15試合 打率.268(56-15)4HR 12打点 11四球 出塁率.397 長打率.536 OPS.933 150wRC+ wOBA.407

AAAではデビュー戦でいきなり2本塁打を放つオールスター・フューチャーズの再来を彷彿とさせる衝撃的なデビューを果たし、計15試合に出場。彼にとってはまさに飛躍の一年となりました。

★ Iowa 初打席


★ 2打席目


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

◼️ 22年は遂にメジャーデビュー?

AAAでも抜群の存在感を見せ、ファンもこぞってメジャーデビューを期待していることでしょう。そんな中で、彼が今年のデビューはアリなのか? あるいはまだ時期尚早なのか? この辺りを少し考えてみます。
結論から言います。 私としては、「今年はメジャーで見てみたいが、FAの件も考えてAAAで良い」と今は言っておきます。なぜなら、メジャーのFA権はメジャー登録期間(サービスタイム、日本でいう1軍登録)が6年(1032日)を経過すると自動的にFAになるという決まりがあるのが結論の背景です。
デービスが仮に今年開幕からデビューするとなると、FA取得は最短で2027年となる計算ですが、CHCは現在再建の真っ只中。そんな時に貴重なNo.1有望株のFA権を早めることはしてほしくない。仮に今年、開幕から数試合消化した後にデビューさせ、サービスタイムの関係で、もう1年保有権を増やすということも考えることはできますが、CHCはその方法を過去にクリス・ブライアントニコ・ホーナーのマイナー降格などの方法で行い、選手との関係を悪化させた悪しき前例があり、デービスにも同様のことをしようものなら、「またサービスタイムの調整か。Cubsは何度同じことをやらかすのか。」などと言われかねない。
そう言ったことなども考えた時に、果たしてデービスを再建中である今年無理矢理デビューさせるのは本当に適性なタイミングなのか。こう言ったところを鑑みて、上述の結論に至ったわけです。


・彼にとってもまだまだ経験が必要

デービスは今年AAAまで昇格したものの、出場したのはたったの15試合。15試合であれだけの成績を残したのは成長も順調で非常に立派なのですが、やはり満を辞してメジャーデビューしてもらうにはまだまだAAAで経験を積んでもらった方がいいのではと私は考えます。年間通してAAAでプレーした時、どんな成績を残すのかもみてみたいので。


◼️ 最後に

以下サマリーです。


★ ブレネン・デービスの現在地

・ オールスター・フューチャーズMVP、AAA昇格、プロスペクトランキングも一気にランクアップするなど彼にとっては非常に飛躍の一年となり、CHCのNo.1プロスペクトとしての地位を確立した。

・22年のメジャーデビューも期待されるが、再建寄りの年に無理にデビューさせてFA権を早める様なことはしてほしくないし、彼にとってももっと経験を積んでほしいので、もう一年AAAでじっくりとやってもいいのでは。

・仮に今年開幕から遅らせてデビューさせるという方法も考えられるが、過去の先輩の同じ過ちをまた繰り返すのか?

デービスはCHCの未来の主力選手の1人。将来的にはタイトル争いもできるポテンシャルを秘めた逸材です。彼にはできるだけ長くCHCでプレーしてほしいので、マイナーでたくさん経験を積んで、満を辞してのデビューを大いに期待しています!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
もし読んでくださった方、良かったらスキ!(ハートマーク)を押していただけると、今後のモチベーションにもなるので嬉しいです!

Masato

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?