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【CHC】小熊戦闘記2023 〜 4月 〜
※ サムネイルはChicago Cubs 公式ツイートより引用しています。著作権侵害の意図等は一切ございませんことをおことわり致します。
現地時間3月30日に開幕したMLBの2023年シーズンもはや30試合弱を消化し、今年もこのレポートの時期となりました。
どうもお久しぶりです。小熊戦闘記の2023年版がスタートです。
総額$310M (JPYでおよそ409億円)の超大金を使ってコンテンドへ向けた大型補強を敢行したCHCの2023年のスタートダッシュはどうだったのか振り返っていきましょう!
◾️ 4月試合結果
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104396098/picture_pc_09bb2c85bf5b8f0554efe5458a39a00f.png?width=1200)
14勝13敗 勝率.519
vs MIL @Wrigley (3/30〜4/2) 1勝2敗
vs CIN (4/3〜5) 1勝1敗1PPD
vs TEX @Wrigley (4/7〜9) 2勝1敗
vs SEA @Wrigley (4/10〜12) 2勝1敗
vs LAD (4/14〜16) 2勝1敗
vs OAK (4/17〜19) 3勝0敗 Sweep
vs LAD @Wrigley (4/20〜23) 1勝3敗
vs SD @Wrigley (4/25〜27) 2勝1敗
vs MIA (4/28〜30) 0勝3敗
開幕からの1ヶ月はなんとか貯金1、勝率5割越えで持ち堪えることができました。
インターリーグの3カードも、しっかりとカード勝ち越し、OAK戦はスイープを決めることができました。
ただ一方で、15・20日のLAD戦、26日のSD戦など、本来なら勝てた試合も数試合落としており、ここは非常に勿体なかったなと感じました。
相変わらず苦手としているMIA戦は今回も1回も勝てずに終了。全て1点差でのゲームであったことから投手力が勝敗を左右し、課題が出た結果となりました。
4月の最初の週はイサシキさんのレポートがありますので、こちらもぜひご覧ください。
◾️ 4月のBest Game
★ 4月21日 (日本時間22日)
vs LAD @Wrigley Field
CHC 13 - 0 LAD ⚪️
この日の試合は打線が大爆発。まずは幸先よく鈴木誠也さんのダブルで先制。
Seiya gets the party started!@suzuki_seiya_sb pic.twitter.com/RLW3ZcNQBR
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2023
2回にはNico Hoernerのタイムリーで追加点を挙げると、3回にはBellingerの5号ソロ、Manciniの2号ソロのBack to Backで2点を追加。
.@Cody_Bellinger is THAT guy! pic.twitter.com/VOk8BozNhp
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2023
Belli and Boom Boom go back to back! 💥@TreyMancini pic.twitter.com/RakyfVaeb1
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2023
さらに勢いは止まらず、5回にはWisdomの9号3ラン、Manciniのタイムリー、Nico Hoernerの今季初アーチで12点。6回にはまたしてもManciniのタイムリーで13得点。
.@PatrickWisdom5 visits Waveland!#DailyWisdom pic.twitter.com/3Y4EJ5i7Pf
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2023
.@nico_hoerner drills his first home run of the season! pic.twitter.com/VIMPjs3xGf
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2023
投げては先発のDrew Smylyが8回途中まで完全試合投球を披露。93球とファンも行けるぞ! 思っていた先頭のDavid Peraltaへの2球目。ボテボテのピッチャーゴロで幸先よく1アウト。かと思いきや、同じく処理を試みていたキャッチャーのYan Gomesと衝突。記録は内野安打となり、完全試合、ノーヒッターをあと6アウトのところで逃してしまいました。(でもこれは全く責められないプレー。このSmylyの表情がなんとも言えぬ。。)
Drew Smyly was 6 outs away from a Perfect game… then he lost it on this @StoolBaseball pic.twitter.com/BgeTJAR2Na
— Barstool Sports (@barstoolsports) April 21, 2023
その後、Miguel Vargas、James Outmanを打ち取ったところで交代。魂のこもった103球でした。
ダグアウトへ引き上げる際、スタンドからはスタンディングオベーションが巻き起こりました。
この試合のSmylyは本当に凄かった。
What a performance from Drew Smyly 👏 pic.twitter.com/FDdmOUrWhr
— Marquee Sports Network (@WatchMarquee) April 21, 2023
その後は、2番手のJeremiah Estradaが完璧に締めてゲームセット。
完璧かつ見所しかなかった素晴らしいゲームでした。
◾️ Monthly MVP
Pitching MVP : Justin Steele (LHP)
6 G / 36.1 IP / ERA 1.49 / 6 ER / 32 SO / WHIP 0.96
投手はJustin Steeleを選出。ここはほぼ迷いは少なかったですね。ローテの2番手投手としてここまで安定感のある投球を続け、今日の登板までで13試合連続での自責点2以下を記録し、近代のCHCの投手の中では、あのJake Arrietaに次ぐ3番目に長い記録となっています。(1位はJack Taylorの15試合(1902))
Longest consecutive starts streaks with no more than 2 ER allowed in Cubs' modern history:
— Jordan Bastian (@MLBastian) April 30, 2023
15: Jack Taylor (1902)
14: Jake Arrieta (2015-16)
13: Justin Steele (2022-23)*
*active
基本的には、平均92mphの4シームが60%、スライダーが35.5%とほぼこの2ピッチスタイルですが、先発として申し分なしの成績をマークしています。
5月以降もどのような投球を披露してくれるのか注目です。
Batting MVP : Nico Hoerner (2B)
27 G / BA .328 (119 - 39) / 2 HR / 17 RBI / 10 SB / OPS .804 (OBP .367, SLG .437)
打者では我らのNico Hoernerを選出。開幕から全試合1番でフル出場し、↑のようなリードオフマンとしては完璧すぎるスタッツをマークしています。これぞエクステンションパワー。
今シーズンのNicoはとにかくなんとしてでもバットに当てようという粘り強いアプローチの印象で、119打席に立って三振がわずか12。K%=7.3、Whiff%=13.7とかなり優秀な数値です。(速球のWhiffはわずか2.9%)
盗塁も塁に出たら積極的に仕掛けようという姿勢がみえ、ここまで10個成功。
ここまで打って走って守ってチームに欠かせないリードオフマンの活躍を見せ、開幕からエンジン全開のNico。5月以降もどのような活躍を見せてくれるか注目です。(ケガだけはホントに気をつけてね。。)
First career walk-off for @nico_hoerner! pic.twitter.com/Gov2ZUmVZm
— Chicago Cubs (@Cubs) April 11, 2023
.@nico_hoerner drills his first home run of the season! pic.twitter.com/VIMPjs3xGf
— Chicago Cubs (@Cubs) April 21, 2023
◾️ Monthly MIP
MIP : Cody Bellinger (OF)
MIP (最も印象に残ったプレイヤー)の4月度はCody Bellingerを選出。
ここまで24試合に出場(父性リスト入りの離脱期間あり。)し、打率.297/7HR/18RBI/4盗塁/.371/.604/OPS.975 とLAD時代の晩年は故障の影響で思った通りのパフォーマンスを見せられていなかった中、2019年のMVP時代を思い出させるような活躍を披露しています。
今年のBellingerを見ていて印象にあるのは、ボール球をきっちり見逃す選球眼が改善され、三振が減ったことですね。
Whiff%もここまで21.9とキャリアで1番良い数字を残していますし、昨年クルックルだったoffspeedとbreakingballの対応も、前者は34.5→24.5%、後者は31.3%→8.3%と劇的に改善されており、今年から新しくトップチームの打撃コーチに就任したDustin Kellyコーチとアプローチに関して見直した可能性もあるかもしれませんね。
まだ開幕から1ヶ月ですので浮き足立つのは時期尚早ですが、より進化した彼の姿を見られるかもしれません。
特に、17日のOAK戦で見せたキャリア初の1試合5安打はお見事でした。
The first 5 hit game of Cody Bellinger's career! pic.twitter.com/TBzRgtpbH9
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) April 18, 2023
Dad strength. 💪 pic.twitter.com/QIVYnBQnCP
— Chicago Cubs (@Cubs) April 30, 2023
◾️ ロスター関連
【4/9】
⬜︎ Javier Assad がoptionで3Aへ。
⬜︎ Nelson Velazquezがコールアップ
【4/13】
⬜︎ Miles Mastrobuoniがoptionで3Aへ。(残3)
⬜︎ 鈴木誠也がロスターに復帰。
【4/14】
⬜︎ Brandon Hughesが3Aからロスター復帰。
⬜︎ Nelson Velazquezがoptionで3Aへ。(残2)
【4/19】
⬜︎ Jameson Taillonが15IL入り。(左鼠径部張り)
⬜︎ Javier Assadがコールアップ
【4/20】
⬜︎ Jeremiah Estradaがコールアップ。
⬜︎ Javier Assadがoptionで3Aへ。(残3)
【4/24】
⬜︎ Nelson Velazquezがコールアップ。
⬜︎ Cody Bellingerが父性リスト入り。
【4/27】
⬜︎ Cody Bellingerが父性リストから復帰。
⬜︎ Luis TorrensがDFA。
【4/28】
⬜︎ Caleb Kilianがコールアップ。
⬜︎ Brandon Hughesが15IL入り。(左膝炎症)
【4/29】
⬜︎ Caleb Kilianがoptionで3Aへ。(残2)
⬜︎ Ryan Boruckiがコールアップ。
◾️ 5月の展望
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103946813/picture_pc_ec5c9e38839b8e85d9cff708cbf0d2a5.png?width=1200)
5月はインターリーグ3つを含む強豪揃いのカードですね。CHCが苦手としているMIA戦、月末には今シーズン波に乗りまくっているTB戦などタフすぎるカードが続きます。
WSHやCINのカードは特に無駄なところで勝ち星を落とすことのないようにしていきたいところです。
◾️ Professorが復帰間近
我らのProfessor、Kyle Hendricksが、肩の手術による長いリハビリを経て、ようやく日本時間の4月28日のLouisville戦で先発登板をしました。
結果としては、2回途中6失点と万全な状態とはまだ程遠い様子。しかし、しっかりと三振も取れてはいましたし、徐々にゲームで感覚を取り戻し、近い将来またリグレーのマウンドに戻ってきてくれることを期待したいです。
Kyle Hendricks with back-to-back strikeouts to close out the first! pic.twitter.com/AZAWKnoWhr
— Iowa Cubs (@IowaCubs) April 27, 2023
〜 Masato 〜
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