【CHC】Welcome to Chicago! MLBドラフト2024 ①
みなさんお久しぶりです。
現地時間の14日、MLBドラフトが開幕しました。
初日は1巡目と2巡目の指名となりました。カブスの今年の指名順位は1巡目(全体14位)と2巡目(全体54位)です。
カブスは一体今年はどんな選手を上位で指名したんでしょうか。見ていきましょう。
#みなさんの方が大変お詳しいと思うので本当にザックリと紹介します。
Rd'1 (Overall 14) Cam Smith | (3B・Florida State)
2003年2月22日生 (21歳) 右投右打
6-3 (約190cm) , 224 lb (約101kg)
1巡目ではフロリダ州立大学の大型内野手 Cam Smithを指名。昨年のドラフトでは1巡目でMatt Shawを指名し、2年連続でのカレッジの内野手を指名しました。MLB公式のドラフトプロスペクトランキングでは14位の評価で残っている中で1番良い内野手をピックした感じですね。
Smithは、昨夏にアプローチを改善してから一気にブレイクし、急激に評価を上げました。
昨夏は、ケープコッドリーグでプレーし、BA .347 / 6 HR / OPS.981を記録し、最も優れたプロフェッショナルプロスペクトに贈られる Robert A. McNeece Award for Outstanding Pro Prospectを受賞。
フロリダ州大では、BA .387 / 16 HR / 57 RBI / OPS 1.142を記録。OBPも.488と傑出しています。
今シーズンSmithがここまでブレイクしたのには、プレートでのアプローチの意識にありました。
フレッシュマンイヤーでは、PA 230でBB 21 / SO 66と三振の多さが目立っていましたが、今季はPA 322でBB 44 / SO 48と三振が減り、三振率も28.7%→14.9%と大幅に良化しています。
本人曰く、自分の適性をしっかりと見極め、低いラインドライブと右中間のギャップを打つことを意識したアプローチを貫いた結果、ボールをしっかりと見れるようにもなり、好成績を残せるようになった要因のようです。
現状、打撃では大きな欠点もなく、順調に3Aまではいくのではないかなと思います。守備でもスピードに欠けるものの、3Bを守る上では特に問題ないと思います。
彼のおばあちゃんが大のカブスファンだそう。
Rd'2 (Overall 54) | Cole Mathis (3B ・College of Charleston)
2003年7月25日生 (20歳) 右投右打
6-1 (約185cm) , 210 lb (約95kg)
2巡目ではカレッジ・オブ・チャールストンの内野手Cole Mathisを指名。
コンタクトとパワーを兼ね合わせたスプレーヒッターで、スイングに粗さがあるものの、84.1 Contact% / 16 Chase%とハイレベルなスタッツをマークし、90th% EVもMaxで114mphに到達し、平均でも100mph中〜後半の強烈な打球を飛ばします。
今季はリーグ戦で52試合に出場し、BA .335 / 14 HR / 57 RBI / OBP .472 / SLG .650をマークし、All-CAAのファーストチーム、CAAのオールトーナメントチームにも選出されました。カレッジ3シーズンでは、BA .324 / 24本塁打 / OPS1.014とこれまた素晴らしいスタッツ。
昨年はケープコッドリーグでも38試合に出場し、BA .318 / 11 HR / OPS 1.048をマークしました。
元々二刀流としても活躍しており、最速96mphの速球を武器に、60イニングを投げてERA 3.45を記録。今年は肘の故障の影響により、打者1本でのプレーとなりました。カブスも彼のことを打者として評価しており、入団後も打者1本は変わらないでしょう。
問題はポジションの兼ね合い。基本的には1Bか3Bのコーナーで投手仕込みのキャノンアームを持っていますが、スピードやクイックネスに疎く、守備のアクションは最高とは言えず、プロでは1Bに落ち着く可能性もあり。Matt Mervisのようなタイプかなと思ってみたり。
しかし、BB/Kも非常に優秀な洗練されたバッターなので、おそらくACLスタートからになりそうな気がしますが、着実に成長していって、将来的にカブスの打線の軸を担ってほしい。
以上、簡単に初日に指名した1,2巡目の選手を紹介しました。
残りの指名選手もボチボチ紹介したいと思います。
Welcome to Chicago !
<参考文献>
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