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【CHC】Villarら8選手と契約✍️

先日、鈴木誠也選手との契約合意で大いに盛り上がり、ここまで怒涛の補強劇を繰り広げているカブスですが、またしても複数選手との契約が成立しました。
2022年シーズンに向けての戦力が続々と揃ってきました。1人1人みていきましょう。

① ジョナサン・ビヤー (INF)

Jonathan Villar

メッツからFAとなっていたジョナサン・ビラーとベースサラリー$6M + パフォーマンスボーナス + 2023年の相互オプション付きの1年契約を結びました。
ビラーはパンチ力とスピードを兼ね備え、ブリュワーズ時代の16年に19本塁打/62盗塁/OPS.826、オリオールズ時代の19年にも24本塁打/40盗塁/OPS.792をマークした実績豊富な内野手。昨年はメッツで142試合に出場し、打率.249/18本塁打/14盗塁/42打点/46四球/OPS.738、守備では3Bを中心にSS/2Bも守れる内野のユーティリティ性も兼ね備え、攻守にソリッドな活躍を見せました。
カブスの2B/3B/SSは、ニック・マドリガルパトリック・ウィズダムアンドレルトン・シモンズニコ・ホーナーと右打者ばかりであり、スイッチヒッターであるビヤーはかなり重宝される存在となるでしょう。
今年のカブスでビヤーがどのような役割を担うかは不透明ですが、さまざまな起用方法があるので、ロス監督の采配に注目です。

② マイケル・ギブンズ (RHP)

Mychal Givens

昨季はロッキーズとレッズでプレーしていたサイドアームのマイケル・ギブンズベースサラリー$5M、インセンティブ込みで最大$6.25Mの1年契約を結びました。

ギブンズは、最速約160km/hの豪速球とスライダー/チェンジアップを武器に打者を制圧するリリーバーで、昨年はロッキーズとレッズで主にクローザーとして54試合に登板し、4勝3敗/防御率3.35/11ホールド/8セーブをマークしました。
カブスでも主に9回のクローザーとしての起用を想定しているでしょう。
コディ・ホイヤーがトミージョン手術で離脱してしまった代役として、貴重なリリーバーを確保することができました。

③ ロバート・グセルマン (RHP)

Robert Gsellman

長髪を靡かせる技巧派右腕のロバート・グセルマンと契約の詳細な内容についての報道がないので、あまり良くわかりませんが、マイナー契約を結びました。(3/22 加筆修正)スプリングトレーニングの招待選手として参加しています。

昨季はメッツで17試合/防御率3.77/WHIP 1.19/2HLDをマーク。先発での登板経験もありますが、17試合で28.2イニングとなると1.67と1イニングか2イニングが良いところ。となると、リリーフがメインで、ロングリリーフがハマればいいなくらいでの起用が考えられるかなと私なんかは思います。

④ ダニエル・ノリス (LHP)

Daniel Norris

モジャモジャヒゲがトレードマークの技巧派左腕、ダニエル・ノリスとベースサラリー$1.75M + インセンティブ$2Mの1年契約を結びました。
同じ左腕リリーバーのブラッド・ウィックが、肩の故障で離脱したこともあり、貴重な左腕リリーフの確保に成功。
昨年は、タイガースとブルワーズで56試合/2勝3敗/防御率6.16の成績。巧みな投球術でK/9=9.16と高水準をマークしていますが、HR/9=1.42と被弾は高め。

⑤ エイドリアン・サンプソン (RHP)

Adrian Sampson


昨年、カブスとマイナー契約を結び、メジャーでも10試合に登板したエイドリアン・サンプソンとマイナー再契約を結び、現在はスプリングトレーニングの招待選手として参加しています。
昨年は、メジャーで10試合(5試合先発)/1勝2敗/防御率2.80/WHIP 1.08と活躍し、先発と中継ぎ両方で起用ができるフレキシブルな活躍が見込める選手であることを証明しました。アピールに成功すれば、今年再びメジャーのマウンドで見れるかも?

⑥ ブランドン・リーブラント (LHP)

Brandon Leibrandt


2020年のマーリンズ時代にはメジャーデビューも経験したリーブラントとマイナー契約を結びました。現在行われているスプリングトレーニングにも、招待選手として参加しています。
21年は、マーリンズ傘下AA/AAA級で21試合(18試合先発)/4勝9敗/防御率5.68などの成績。

⑦ ロベル・ガルシア (INF)

2019年にカブスに所属していたロベル・ガルシアとマイナー契約 (詳細はあまりでてないがおそらく)を結び、ガルシアにとっては3年ぶりの古巣復帰となりました。
昨年はアストロズ傘下AAAとメジャーでプレー。打率が1割台となかなか苦戦を強いられました。守備では内野全ポジションを守るなどUT性を発揮。打撃向上がカブスのメジャー復帰の鍵となるでしょう。

⑧ ジェシー・チャベス (RHP)

Jesse Chavez

2018年にカブスに所属し、リリーフの一角として32試合で2勝1敗4セーブ、防御率1.15と大車輪の活躍をみせていたジェシー・チャベスとマイナー契約を結びました。スプリングトレーニングの招待選手として参加しています。
チャベスは、21年、ブレーブスでプレーし、30試合で3勝2敗/防御率2.14/WHIP 1.01、BB/9=2.9・WAR1.1などの成績をマークし、ポストシーズンでも7試合に登板。ブレーブスの26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝に貢献し、自身初めてワールドシリーズ優勝を経験しました。

4年の時を経て再びシカゴに戻ってきたチャベス。38歳という大ベテランになりました。
カブスでは、ベテランとして、若手選手たちの素晴らしいバックアッパーとなることでしょう。

◼️ 最後に

以上8選手との契約を超絶簡単にまとめました。カブスは、ホイヤー球団社長の言葉の通り、選手の大幅補強を行いました。ビヤーを含めてどの契約も1年契約かマイナー契約であり、かつお手頃価格での獲得に成功したので、ローリスクと言えるでしょう。またカブスはフルリビルドではないチーム作りを行なっていますが、今回獲得した選手たちはチームのデプスを強化し、「万全な状態で戦えるようなチームづくりをした」という意味で良い補強だったと思います。内野のUT ビヤー獲得によって、内野陣の更なるレベルアップが図られ、ギブンズらの補強によって、ホイヤーの抜けた穴を最低限は埋められましたが、今後に関しては、もうガッツリとした補強はなさそうですが、もしかしたらサプライズでの補強やトレード補強なんてのもありえるかもしれません。開幕まであと数週間ですが、続報に期待したいところです。また続報があれば随時更新していきます。

長文をお読みになっていただき、ありがとうございました。よろしければ「スキ💓」をいただけると、記事作成の励みになりますのでお願いします!

◼️ サムネイル引用

〜Masato〜

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