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【CHC】Cubs Prospects Note 2023 【2】

※ サムネイルはSports Illustratedより引用しています。著作権侵害の意図等は一切ございませんことをおことわり致します。

前回、Top20を紹介させていただきましたが、今回はその続きからとなります。21〜40を紹介します。

※ 既にMLBデビューをした選手はのぞいています。

【1】はこちらから ↓


21. Luis Devers – RHP

Age: 22 | Class: A+ | Height/Weight: 6’3′, 178 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2024

★ IFA: $30,000 – 2017 (CHC) 🇩🇴

2022年成績はこちら

2022年に評価を上げたプロスペクト。

Aで安定した成績を残し、7月にA+に昇格。7月の防御率0.42とA+でも抜群の安定感を見せ、CHCの投手部門年間MVPに選出されました。


彼の懸念点を挙げるならば、やはり速球が最速でも90mph前〜中盤であること、変化球はチェンジアップが最大の武器ではあるものの、サードピッチにかけるところがスターターとしてはあるでしょうか。


22. Porter Hodge – RHP

Age: 21 | Class: A+ | Height/Weight: 6’4′, 230 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2024

★ Drafted : 2019, 13th (402) - CHC

2022年成績はこちら

2020年に背中の手術をした影響か、21年は思うような結果が出ませんでしたが、22年はA〜A+で109.1イニングを投げて防御率2.63、141個の奪三振をマークし、K%=32.1%という好成績でブレイク。

最速98mph、平均球速93〜95mphの速球と平均以上のスライダーを持ちつつも、サードピッチのに課題があり、カーブやチェンジアップはいまだ発展途上と言えるでしょう。

このまま順調に成長できれば優秀なバックエンドスターターになれそう。


23. Ryan Jensen – RHP

Age: 25 | Class: AA | Height/Weight: 6’0′, 190 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2022

★ Drafted : 2019, 1st (27) - CHC

2022年成績はこちら

22年はAAで過ごし、途中故障やDevelopment List入りはあったものの、防御率4.25 & K/9= 9.10とまずまずの成績をマーク。一方でBB/9=5.92と四球の数はかなり多くなってしまいました。

100mph近い速球とシンカーでゴロを打たせるのが上手く(GB%=50.7%)、投げているボールは良いので、とにかくコマンドを改善していきたいですね。結局コマンドが定まらず球数が嵩んでいるせいで長いイニング投げれないので。

スターターよりも、短いイニングのほうがハマるのかも。

元々ダイナミックだったデリバリーをコンパクトに改良しました。昔はフォームがデカすぎたのが、良くなっている印象。

彼もまたルール5対策で40人枠入りしましたし、今シーズンの活躍に期待したいです。


24. Chase Strumpf – INF

Age: 24 | Class: AA | Height/Weight: 6’1′, 170 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2023

★ Drafted : 2019, 2nd (64) - CHC

2022年成績はこちら


22年はAAの主力として、116試合に出場し、チーム3位となるシーズン21HRを達成。22年は今までとは大幅にモデルチェンジをしたように思います。下半身もかなり逞しくなってました。

長打力が大幅UPした反面、コンタクトが悪化し、K%がキャリアワーストの33.3%をマーク。

しかし、コンタクトを捨ててでも長打を狙う低打率+高SLGへのモデルチェンジは彼にハマっている感じがあり、割と良いのではないかと思います。

BB%=15.0%としっかりボールも見れてますし、 高OBPを維持できているのも良いですね。


25. Yonathan Perlaza – OF

Age: 24 | Class: AA | Height/Weight: 5’11′, 170 | Bat/Throw: S/R | ETA: 2023-24

★ IFA: $1.3M – 2015 (CHC) 🇻🇪

2022年成績はこちら

パンチ力のある打撃と非凡なパワーが光るスイッチヒッター。

22年はチーム2位、リーグ4位となる23HRをうち、キャリアハイを更新しました。両打席でOPSが.800を超えてるのもかなり魅力ですね。(左:.853, 右: .840)

守備でたまにダイビングキャッチなどのスーパープレイを見せるなどアグレッシブな部分を備えるものの、全体的に見た時には守備力は△。

ユニバーサルDHのポジションをうまく活用していきたいところ。



26. Kevin Made – SS

Age: 20 | Class: A+ | Height/Weight: 5’10′, 160 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2024

★ IFA: $1.5M – 2019 (CHC) 🇩🇴

2022年成績はこちら

2019年のインナーナショナルプロスペクトランキング15位にランクインしたトッププロスペクトでCHCが$1.5Mで契約。

昨シーズンは、Aでスタートし、57試合で打率.266をマークし、7月後半にA+に昇格しましたが、適応に苦戦し、打率.162と低迷。打撃自体は小柄な体格も非常にパンチ力があり、15本も狙えるポテンシャルはあるように見えます。

彼の武器は抜群のフィジカルと守備範囲を備えた守備。
地肩も強く、3Bでの守備機会もありました。ただ、彼のポテンシャル的にSSで輝くタイプなのかなとは思うので、このままSSの選手として大成してほしいです。


27. Drew Gray – LHP

Age: 19 | Class: Rok (ACL) | Height/Weight: 6’3′, 190 | Bat/Throw: L/L | ETA: 2026

★ Drafted : 2021, 3rd (93) - CHC

2022年の成績はこちら

21年ドラフト3巡目の高卒左腕。元々外野手との二刀流選手でしたが、CHCは彼を投手として評価し獲得。

6フィート3の長身とエクステンションの大きいフォームから投げ込む平均90mph前半の4シームと2800rpm前後の高スピンレートカーブのコンビネーションが武器。チェンジアップは荒削り。

元々野手としての評価が高く、投手としての実戦経験は浅いですが、ポテンシャルはかなり高いように映ります。

昨年3月にトミージョン手術を受け、現在はリハビリ中。徐々にスローイングもできるようになってきており、今年は完全復活した姿を見れることを願うばかりです。


28. Kohl Franklin – RHP

Age: 23 | Class: A+ | Height/Weight: 6’4′, 195 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2024

★ Drafted : 2018, 6th (188) - CHC

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最速100mphの速球を武器とする剛腕SP。

2020年はコロナでマイナー中止、21年は左複斜筋の重度の張りでシーズン全休、3年ぶりの復活となった22年は、23試合に先発し、ERA6.88をマークしました。

健康体でシーズンを投げ切ることができたものの、やはり課題のコントロールの悪さゆえ、安定した成績を残せていません。

球質(チェンジアップ、ナックルカーブ)も、ローテーションポテンシャルを十分に持っているため、23年はコントロールを安定させ、昇格を狙いたいところです。


29. Luke Little – LHP

Age: 22 | Class: A+ | Height/Weight: 6’8′, 220 | Bat/Throw: L/L | ETA: 2024

★ Drafted : 2020, 4th (117) - CHC

2022年の成績はこちら

大学のブルペンセッションで105mphを記録したことのある、左の剛腕。6フィート8 (203cm)、220ポンド (99kg)の巨漢。

平均でも90mph後半を叩き出す重い4シームと右打者泣かせのスライダーを武器に22年はA〜A+で24試合でERA2.47と好成績をマークし、飛躍の1年となりました。K/9が13.06は素晴らしいです。

基本的にこの2ピッチが主体なので、リリーフ適正のように見えますが、本人は先発を強く希望しており、このまま剛腕先発型として大きく成長して欲しいです。

依然、コントロールに難があるのでここを改善すればもっと良くなれると思います。

※ 動画は権利の関係上載せることができません。
   申し訳ありません。


30. Darius Hill - OF

Age: 25 | Class: AAA | Height/Weight: 6’1′, 190 | Bat/Throw: L/L | ETA: 2023-24

★ Drafted : 2019, 20th (612) - CHC

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優れたコンタクトスキルとバットコントロールを備えたリードオフマン。

22年はそのヒッティングツールを武器にAA〜AAAの両クラスで打率.300 ↑をマークしました。

守備は外野3コーナーをそつなくこなし、985.3イニングでエラー2つとソリッドな守備も◯

しかしパワーレスな分、レギュラー外野手という点では△


31. Pedro Ramirez - INF

Age: 18 | Class: A | Height/Weight: 5’9′, 165 | Bat/Throw: S/R | ETA: 2026

★ IFA: $75,000 – 2021 (CHC) 🇻🇪

2022年の成績はこちら

打球を広角に打ち分けるセンスとコンタクト能力の高いスイッチヒッター。22年はアリゾナルーキーリーグで3位のOPS(.941)と打率.329、wRC+153と好結果を出し、シーズン途中にAに昇格。

グラウンダー 〜 ライナー中心のアプローチで体格も大きくないため、パワーは平均以下。上位打線や下位打線に置くのがベスト。

守備はSS/3B経験ありも、2B向き。

※ 動画は権利の関係上載せることができません。
   申し訳ありません。


32. Nazier Mulé - RHP/SS

Age: 18 | Height/Weight: 6’3′, 210 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2027

★ Drafted : 2022, 4th (113) - CHC

22年のドラフトで4巡目ピックバリュー$538,600のオーバースロットとなる$1Mで契約にこじつけた投打の二刀流プロスペクト。

PGのショーケースサーキットでは投手として100mphをマークし、話題を呼びました。加えて、キレ味鋭いスライダーとチェンジアップも投げれます。

SSの野手としての評価も高く、打撃では打球速度が100mphをゆうに超えるパワーヒッター。

守備はあまり細かく見たことは正直少ないですが、フットワークも軽やかでポテンシャルも非常に高いように思います。

3月21日にトミージョン手術を受けていたことが判明。デビューは早くても2024年以降となってしまいました。

23年のデビューを楽しみにしていただけに非常に残念ですが、しっかりと治して、デビューを楽しみにしています。


33. Ben Leeper - RHP

Age: 25 | Class: AAA | Height/Weight: 6’0′, 195 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2022〜23

★ UDFA: $20,000 - 2020 (CHC)

2022年の成績はこちら

学生時代に2度のトミージョン手術を経験した苦労人。2021年も肘の炎症を発症し、27試合のみの登板に終わりましたが、22年は42試合に主にクローザーとして登板し、ERA4.50、11セーブとまずまずの成績を残しました。

速球とスライダーの質も良く、K/9は11.15とかなり優秀です。しかし、飛翔癖がある点がなんとも惜しい。

26歳を迎える今年は、ルール5エリジブルとなります。AAAで経験を積み、近いデビューを期待したいですね。


34. Jordan Nwogu - OF

Age: 24 | Class: A+ | Height/Weight: 6’3′, 230 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2024

★ Drafted : 2020, 3rd (88) - CHC

2022年の成績はこちら

6フィート3、230ポンドと恵まれたフィジカルを活かしたプラスのパワーと平均以上のスプリントを武器とする外野手プロスペクト。

22年はHigh-Aで88試合に出場し、打率.265、15本塁打、19盗塁をマークし、チームのミッドウェストリーグチャンピオンにも大きく貢献しました。

守備は外野3コーナーで出場しています(CFが少し出場機会多い)が、最終的には両翼に落ち着きそうです。

彼もまた今年ルール5エリジブルのため、より一層の存在感を見せていきたいですね。


35. Christopher Paciolla - SS

Age: 19 | Class: Rok (ACL) | Height/Weight: 6’2′, 185 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2026

★ Drafted : 2022, 3rd (86) - CHC

2022年の成績はこちら

UCLA進学が内定していたのを、オーバースロットとなる$900,000で契約。

安定したスイングで優秀なバットコンタクトを有した器用な打撃が持ち味。パワーポテンシャルも悪くないため、今後の体の成長に期待。

守備ではハンドリングや送球の正確性は安定しているものの、スピードがなくレンジが限られるため、SSから3Bまたは2Bへコンバートされる可能性も。


36. BJ Murray Jr. - 3B

Age: 23 | Class: A+ | Height/Weight: 6’0′, 205 | Bat/Throw: S/R | ETA: 2024〜25

★ Full Name: Bertram Gerard Alfonzo Murray Jr.

★ Drafted : 2021, 15th (454) - CHC

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イギリス連邦 バハマ国出身のスイッチヒッター。

22年はA〜A+でプレーし、95試合に出場し、打率.286、8HR、8盗塁、OPS.839と好成績をマークし、A+ サウスベンドのリーグ優勝に貢献。
オフにはアリゾナフォールリーグにも出場しました。

先日行われたWBCにもイギリス代表の主力メンバーとして4試合に出場し、打率.230、OPS.698をマークしました。(イギリスは惜しくも1次R敗退。)

ルーキー時代に比べアプローチが粘り強くなったことで、BB/9も8.2%→16.1%と2倍近くに増えました。しかし、パワーが低い分、打球としてはグラウンダー 〜 ラインドライブ系の打球が多めです。

守備はA+では1B起用が多かったものの、基本は3Bが主戦場。


37. Derniche Valdez - SS

Age: 16 | Height/Weight: 5’11′, 150 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2028

★ IFA: $2.7M – 2023 (CHC) 🇩🇴

IntFA2023年クラスのトップレベルの評価のSSでCHCがボーナスプールの51%となる$2.7Mで契約。

打撃はアップサイドが高評価で、フィールド全体にハードなラインドライブを飛ばすことができるヒッティングツールが武器。


柔らかなハンドリングと軽快なフットワーク、プラスのアームを活かしたSS守備も高評価です。


38. Alexis Hernandez - SS

Age: 18 | Class: Rok (DSL) | Height/Weight: 6’1′, 155 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2027〜28

★ IFA: $1.3M – 2022 (CHC) 🇩🇴

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#11 Cristian Hernandezの実弟。

ルーキーイヤーとなった昨年はDSL Cubs Rで36試合に出場し、打率.244、2HR、10盗塁、OPS.675をマーク。

守備はSSをメインに2Bも。しかしSS守備でエラー8つと粗さを露呈してしまい、2Bへコンバートの可能性も。

39. Jake Slaughter - 3B

Age: 26 | Class: AA | Height/Weight: 6’3′, 200 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2023〜24

★ Drafted : 2018, 18th (548) - CHC

2022年の成績はこちら

パンチ力のある打撃と、快足が武器のオールドプロスペクト。

22年はA+〜AAで106試合に出場し、打率.284、23HR、36盗塁、OPS.895と好成績をマークしました。23年はAAA昇格も濃厚と見て良いでしょう。

守備は内野のユーティリティ的立場も、少し安定感に欠けますが、打撃走塁は非常にハイクオリティなので、ユニバーサルDHでも争いにも入っていきたいところ。


40. Zachary Leigh - RHP

Age: 25 | Class: AAA | Height/Weight: 6’0′, 170 | Bat/Throw: R/R | ETA: 2023〜24

★ Drafted : 2021, 16th (484) - CHC


2022年の成績はこちら


90mph中盤の速球とスライダーが武器のリリーバー。

22年はA+〜AAで27試合に登板し、防御率2.86と好成績をマークし、オフにはアリゾナフォールリーグにも6試合に登板。

26歳となる今年。より安定感を高め、AAA昇格を狙いたいところ。


はい。というところで第2弾を書き連ねました。
まだまだ魅力的なプロスペクトいますので、第3弾をお楽しみに。

〜 Masato 〜

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