2021年期待の若手

 今回は、各チームの2021年に向けた期待の若手を紹介していきたいと思います。今回も、Bleacher Reportの下の記事を参考にしています。

※主に25歳以下の選手で構成していますが、既にスターの座を獲得していると思われる選手は対象外としました。


・ARI:Zac Gallen (SP)

2021年の年齢:25歳

 2020年のDバックスはあまりうまくいきませんでしたが、少なくともGallen は上昇し続けました。

 Gallen は2019年にマーリンズでルーキーとして台頭し始めました。しかしその夏のトレードデッドライン(以下TDL)でDバックスに不可解にもトレードされた。しかし彼はすぐに自分自身のピッチングをして、Dバックスでの8先発で防御率2.89だった。

 そして、2020年、彼は12先発で防御率2.75で、特に、キャリア初先発からの連続3失点以下の試合数でメジャー記録を達成した。

 速球の平均速度が93.3マイルのGallen よりも圧倒的な投手はいる。しかし、決め球のチェンジアップを含めた4球種でエースとしての地位を確立しつつある。


・ATL:Ian Anderson (SP)

2021年の年齢:23

 繰り返しになるが、既にスターとなっている選手はカウントしていません。ブレーブスに関しては、Ronald Acuna Jr. 、Ozzie Albies、Mike Sorokaです。

 Anderson 自身もすぐにオールスター選手たちの仲間入りをするでしょう。

 2020年シーズンはわずか6先発でしたが、ルーキーとして41奪三振、被本塁打は1本のみ、防御率1.95と、鮮烈なデビューをした。彼はまた、プレーオフで4度先発し、18.2イニングで与えた点数はわずか2点だった。

 彼は、速球、カーブ、チェンジアップのクオリティが高いだけでなく、空振りを取るか、ゴロを打たせるかでの投げ分けも上手である。


・BAL:Ryan Mountcastle (1B/LF)

2021年の年齢:24

 少なくともトッププロスペクトのAdley Rutschman が昇格するまでは、Ryan Mountcastle がオリオールズの再建開始以来の最高の収穫物である。

 Mountcastle は2019年、間違いなくメジャーデビューするはずだった。しかし、AAAで127試合に出場し、打率.312、OPS.871、25本塁打だった。

 ボルティモアでのデビューは、2020年のシーズンが始まって1カ月ほどしてやってきた。しかし、準備のためのマイナーリーグの試合がなくとも、35試合でOPS.878と5本塁打で、打率は.333だった。

 Mountcastle の打撃指標はそこまでよいものとは言えなかったが、ハードヒット率とスプリントスピードは平均以上を示している。


・BOS:Alex Verdugo (OF)

2021年の年齢:25

 彼はMookie Betts ではないが、レッドソックスファンは2020年のAlex Verdugo に満足しているだろう。

 2019年にドジャースでデビューし、106試合をプレーした後、2020年は53試合に出場し、最終的にOPS .844、6本塁打を達成した。彼はまた、rWARが1.9で、右翼手で5位にランクインした。

 DRSなどの守備指標も悪くなく、守備面でもレッドソックスに貢献し、2020年にはホームランキャッチもした。

 確かに、彼の打撃は爆発しているほどではないが、過去2シーズンで左腕に対して平均以上の数値を出すことで、プラトーン起用をするにはもったいないということを証明した。


・CHC:Nico Hoerner (INF)

2021年の年齢:24

 カブスのアクティブロースターに入っている選手はほとんどが20代後半か、30代なので、ここにわずかな20代前半の選手がいる。

 2020年は48試合に出場したが、彼は主に守備のスペシャリストとして出場していた。確かに、Hoerner はレギュラーの座を勝ち取ったわけではない。126打席に立って、.222/.312/.259と、正直打撃はうまいとはまだ言えない。

 しかし打撃はうまくなかったとしても、Hoerner はOAAが+5で、一流の守備職人だった。彼はまた、93パーセンタイル(数字が大きいほど良い。MAXは100)のスピードと87パーセンタイルの空振り率で、将来的に打撃でも開花するときが来るかもしれない。


・CWS:Luis Robert (CF)

2021年の年齢:23

 一方、もう一つのシカゴの球団であるホワイトソックスでは事実、若い才能のある選手で溢れている。しかし、まだピークに達していない選手と言えばLuis Robert だろう。

 96パーセンタイルのスプリントスピードで、彼はセンターでOAAが+9で、MLB全体のOAAでもかなり上位にいた。当然のことながら、努力の成果もあり、ゴールドグラブ賞を受賞した。

 Robert は2020年の出塁率はわずか.302で、打撃面ではもっとやるべきことがあるかもしれない。空振り率は特に高く、32.2%だった。

 もしRobertが空振りを減らし、コンスタントに長打を出せるようになったら、相手にとってとても脅威になるだろう。


・CIN:Nick Senzel (INF/OF)

2021年の年齢:26

 レッズには、若手としては、Jose Garcia (22) が遊撃手としているが、2020年シーズンは目立ったことはしていない。一方、捕手のTyler Stephenson (24) は球団内では第3の捕手である。

 そこで、Nick Senzel が出てくる。彼のメジャーでの経験は確かにここまではあまり良いものではない。彼は2019年以来、127試合に出場し、.245/.305/.416だった。彼はまた、複数回、負傷者リスト入りしている。

 しかし、Senzel がマイナーで打率.312、OPS.895で打っていた日はそう遠くない。そしてメジャーでも、97パーセンタイルのスプリントスピードを見せるとともに、平均打球初速88.3マイルもそう悪くない。彼にはまだスターになるチャンスが残っているだろう。


・CLE:Triston McKenzie (SP)

2021年の年齢:23

 インディアンスは昨オフ、球団の顔であるFrancisco Lindorをトレードで放出したが、まだ今年のインディアンスには見どころが残っている。それは複数の若い先発投手の出現である。

 その面で、Triston McKenzie はインディアンス内で最年少ながら、最も才能のある投手の1人である。

 2019年を背中の故障で全休した後、ほっそりとした体形から投げる彼は2020年にメジャーデビューし、計8回登板した。この8試合では、33.2回を投げ、奪三振42、最終的な防御率は3.24だった。

 McKenzieは、時速97マイルの速球に、大きく曲がるスライダーも披露した。彼は現在のローテーションの中で、信頼できる3番手になれるだろう。


・COL:Brendan Rodgers (INF)

2021年の年齢:24

 彼らのロースターは、才能にも若さにも欠けている。

 しかし、私達が言えることは、Brendan Rodgersがまだ何かを秘めているかもしれないという考えです。

 それは彼の右肩の状態によるだろう。彼は2019年にシーズン全休の手術を受け、2020年にもけがをしたため、多くを欠場した。彼はロッキーズでの2シーズンで、32試合で打率はわずか.196であった。

 しかし、マイナーではしっかりと成績を残しており、5シーズンで.296/.352/.503 である。それに加え、今ではトップ100プロスペクトランキングに入っている。


・DET:Willi Castro (2B)

2021年の年齢:24

 2020年になるとき、ほとんどの人がタイガースには、投手のトッププロスペクト、Casey Mize や Tarik Skubal の昇格を期待していた。

 彼らの初年度は、素晴らしいといえるものではなかった。2人合わせて60.1イニングを消化し、防御率は6.27だった。

 本当に驚いたのは、攻撃陣の方であった。Willi Castro は36試合に出場し、打率.349、OPS .932、本塁打6本で静かながら活躍を続けていた。

 Castro は打球速度で平均85.4マイルしかなかったが、それを補うために、ラインドライブ系の打球を多く打った。最良のシナリオでは、今後も彼はそれを続け、首位打者になるまでの素質を活かすことだろう。


・HOU:Kyle Tucker (LF)

2021年の年齢:24

 アストロズの外野手は、昨オフ、何とかMichael Brantley はとどめたものの、SpringerとReddickが退団し、大きな穴となっていたが、そこはTuckerがうまく埋めてくれそうだ。

 彼は当初、高ランクのプロスペクトだったため、2018年7月にアストロズがTuckerをマイナーから昇格させたのは大きな出来事だった。しかし、彼はメジャー昇格直後は苦労し、2019年に彼が成し遂げた進歩は小さなものだった。

 しかし、2020年はそうではなかった。60試合中58試合に出場し、OPS .837に加え、27本の長打を放った。どの打撃指標を見ても、ほぼ平均以上であった。

 その1年後、彼は将来のオールスターになるような輝きを放っている。


・KC:Brady Singer (SP)

2021年の年齢:24

 ロイヤルズはメジャー内でも有数の貧乏球団のため、球団内部からの昇格を待つ以外に多くの選択肢はない。彼らは2015年にワールドチャンピオンに輝き、その時も再建後の優勝だったので、今回も再建が終わりに近づいてきて、中心選手となるような選手が着々と仕上がって来ている。

 その中心選手の中には、特に20代の先発投手が4人含まれているが、そのうち、Brady Singer が最も上昇傾向にある。

 Singerはシンカー+スライダーの投手で、少し最近の風潮と逆行しているが、その一方で、多くの選手はストレートやカーブに動きが加わっている。ただし、Singerの主な球種に疑いの余地はない。

 2020年、Singerは12回先発し、64.1イニングで防御率4.06だった。これからはもっと良くなる傾向もあるだろう。


・LAA:Jaime Barria (SP)

2021年の年齢:24

 エンゼルスは昨オフもエース級の先発投手の獲得に失敗し、ここまでも先発投手防御率最下位に沈むなど、長年の目標がまだ達成できていない。

 それでも、既に傘下のマイナー組織にはいくつかの才能ある選手がいる。そのうちの1人がJaime Barria だ。

 Barriaは2019年は19試合に出場し、防御率6.42と、苦しい1年だったが、2018年は防御率3.41、同じく2020年は防御率3.62だった。

 ストレートこそ時速92.1マイルと、そこまで速くないものの、様々な球種を持っており、2020年はそれらを使用し、ハードコンタクトされるのを抑えた。2020年シーズンは計3つの「バレル」しか許さなかった。


・LAD:Julio Urias (SP)

2021年の年齢:24

 ドジャースのクラブハウスの真ん中に立ってどの方向を向いても20代のスター候補がいるといえるくらい、ドジャースには多くの才能ある若手選手がいる。

 しかし、今回はJulio Uriasについてである。

 彼はまだ24歳と若いが、既に5シーズンを過ごしている。この間うまくピッチングし、239イニングで防御率3.20である。しかし、ポストシーズンでは防御率1.17と、更に優れ、最後にはワールドシリーズの胴上げ投手にまでなったのだから、注目されて当然だ。

 しかし、あまりイニングを消化できないので、今後の課題はまずはしっかりと5イニングを投げ抜ける回数を増やすことだろう。


・MIA:Sixto Sanchez (SP)

2021年の年齢:22

 マーリンズは昨年再建途中で、プロスペクト全員を昇格させたわけでないのにプレーオフに出場できたのは良い兆候である。

 その躍進を大きく引っ張ったのはマーリンズ自慢の若い投手たちであり、その中でもSixto Sanchezは特に面白い才能を持っている。

 簡単に言えば、彼は弾丸を投げると比喩されるほどの剛腕であるということ。2020年の速球平均速度は97.6マイルで、レギュラーシーズンとプレーオフを含め、少なくとも21回は100マイル超えを記録している。

 Sanchezがレギュラーシーズン中に39イニングで33奪三振しかできなかったのは、2巡目以降の投球内容でありそうだ。それでも、彼のような剛腕投手はなかなか存在しないだろう。


・MIL:Corbin Burnes (SP)

2021年の年齢:26

 ブリュワーズの内野には、24歳の1塁手Keston Hiuraや23歳の3塁手Luis Uriasがいるが、彼らは今のところ、Burnesほどではないであろう。

 Hiura は2019年の強力なルーキーイヤーのあと、2020年は大きなスランプに陥ってしまった。Uriasも3塁手としては少しパワーにかけている気がする。

 それで、Burnesにチャンスが回ってきた。2019年はかなり苦しんだが、2020年は59.2イニングを投げ、防御率2.11、奪三振88だった。ストレートの球速は96.0マイルで、スピン量はストレートもカーブもエリート級だった(それぞれ、99パーセンタイルと95パーセンタイル)。

 2021年シーズンも好投を続け、シーズンで初めて四球を与えるまでに奪った三振数で歴代最多を更新した。


・MIN:Luis Arraez (2B)

2021年の年齢:24

 Alex Kirilloff、Royce Lewis、Trevor Larnach の3人は2021年シーズン中にはメジャーでレギュラーの座を取るだろう。

 それまでの間、Luis Arraezという珍しいタイプの選手が一番の期待の若手選手になるだろう。

 2020年シーズンは、2019年の打率.334がまぐれではないことを証明できた年だった。負傷によって32試合しか出場できなかったが、実際に打率.321で、証明できたといっていいだろう。

 パワーはそこまでないが、彼はバットコンタクトで見せてくれるので、問題はないだろう。彼はまた、2019年から2020年にかけてDRSやUZRなどの守備指標も向上したので、守備力も上がったといっていいだろう。


・NYM:Andres Gimenez (SS)

(インディアンスに移籍したため省略)


・NYY:Deivi Garcia (SP)

2021年の年齢:22

 ヤンキースのGleyber Torresがスターであるかはまだはっきりしていないが、オールスターにもうすでに2度選出されているため、スターとしても良いだろう。

 Deivi Garcia はルーキーシーズンが良くない成績だった為、もっと成績を残さなければならない。34.1イニングで防御率4.98、33奪三振だった。

 しかし、Garciaには魅力的な点もある。速球の球速は95.8マイルまで上がり、カーブもキレがあった。

 もしGarciaがうまく先発をこなせない場合、7、8回を任せることも可能だ。その役割だったら、身長179㎝、体重73㎏の小柄な体型でも十分にこなせるだろう。


・OAK:Jesus Luzardo (SP)

2021年の年齢:23

 球界のインテリたち(ここでは研究している人たち)は2020年の出だし頃、Jesus Luzardo に大きな期待を寄せていた。彼は明らかに新人王の筆頭候補であり、サイヤング賞のダークホース的な存在でもあった。

 結局、そこまで良い成績を残すことはできなかった。Luzardo は、59イニングで防御率4.12と、表の内容はそこまで悪くなかった。しかし、かなり痛打されていて、打球初速は38パーセンタイルだった。

 それでも、この左腕は速球の平均時速が95.5マイルで最高99マイルまで出せるので、威力は抜群なはずだ。これと同様に、カーブやチェンジアップなども成長する可能性は十分にある。

 要するに、Luzardoは初年こそ平凡な成績だったものの、今後の成長からは目が離せない存在だということだ。


・PHI:Alec Bohm (3B)

2021年の年齢:24

 2020年のフィリーズはまたもプレーオフ進出ならずだった。しかし、Alec Bohm の台頭が数少ない見どころの一つだったといえるだろう。

 フィリーズは8月13日にBohm を初めてサードで起用した。そしてそのまま落ちることなく打ち続けた結果、44試合で打率.338、11二塁打、4本塁打だった。

 さらに、Bohm の各種指標を見ても成績が下がるような予兆が無い。ハードヒット率を含め、ほとんどうまくやった。そのハードヒット率は84パーセンタイルだった。

 体重も増加傾向にあり、パワーを含め、彼の成績はもっと良くなるはずだ。


・PIT:Ke'Bryan Hayes (3B)

2021年の年齢:24

 ペンシルベニア州のもう1つのチームにも若く良い3塁手がいる。それはKe'Bryan Hayesである。

 彼がマイナーで暮らしていたとき、Hayesは守備が1番で打撃は二の次と思われていた。その為、メジャーで24試合しか出場しなくてもDRS4、OAA+3もそこまで予想外のことではなかった。

 驚くべき部分は彼が打席でどれだけ貢献したかだ。5本塁打を含む14長打で打率.376だった。三振数も少なく、打球初速も速かったため(92.8マイル)予想をいい意味で覆した。

 言い換えれば、パイレーツは3塁に潜在能力の高いスーパースターを持っているということだ。


・SD:Adrian Morejon (LHP)

2021年の年齢:22

 確かに、Fernando Tatis Jr. と行きたかったところだ。しかし彼は既に新人王次点、2シーズンでMVPの候補であるため、今回は外れた。

 そのうえ、パドレスには才能豊かな選手が揃っているので、そのうちの1人、Morejonを紹介するのはとても楽しみだ。

 昨シーズン、わずか19.1イニングで被本塁打7は理想的とは言えない。それでも防御率4.66はそこまでひどくなく、三振数:与四球数は25:4と、圧倒的な制球力があった。

 これは、平均時速96.6マイルの速球と大きな変化量のスライダーとカーブのお陰である。なので、リリーフであろうと、先発であろうと一発病を乗り越えれば相手打者にとって脅威となる武器になるだろう。


・SF:Joey Bart (C)

2021年の年齢:24

 おそらく、ジャイアンツのロースターを説明するのに最適な言葉は ”年配” だろう。レギュラーのほとんどは30代である。

 これには長年ジャイアンツでプレーしているBuster Posey が含まれるが、Joey Bartが将来の捕手として出場するはずなので、1塁の機会が多くなるだろう。

 ジャイアンツは2018年のドラフト全体2位でBartを獲得した。そして、着々と成長を続け、昨年8月20日についにメジャーの舞台へやってきた。33試合に出場したが、OPSは.609だった。

 しかし、高いハードヒット率(48.4%)と速い打球速度(89.0マイル)だった。それ以上に、強打の捕手として見せつけることができた。


・SEA:Justus Sheffield (SP)

2021年の年齢:25

 マリナーズには25歳のセンター、Kyle Lewis がいて、彼は昨年新人王を受賞したばかりなので、Sheffield を選んだ。

 Justus Sheffield は昨シーズン、一流選手のような投球をしていた。

 Sheffield はマリナーズのローテーション内で計10先発し、55.1イニングで防御率3.58だった。その中で小さな問題点は、三振を48個しか奪えなかったことだが、彼の投球スタイルに合っているので、大きな問題はないだろう。

 Sheffield はシンカー主体の投球にしてフォーシームを捨てて以来、ゴロを狙って取れるようになった。彼のゴロ率が50%以上に保たれる限り戻ることもないだろう。


・STL:Dylan Carlson (LF)

2021年の年齢:22

 カーディナルスは2020年、Carlson がブレイクするのを期待してシーズンを迎えた。

 最終的に、カーディナルスは8月15日にCarlson を昇格させた。しかし、とても苦労したため、9月8日にAlternate Training Site に戻した。9月18日にメジャーに戻ってくるまで11試合で35打数10安打だった。

 2019年にはマイナーでCarlson は素晴らしいパフォーマンスをした (26本塁打、OPS.914)。したがって、今シーズンは昇格して、まずまずの成績を残している。


・TB:Willy Adames (SS)

2021年の年齢:25

(ブリュワーズに移籍したため省略)


・TEX:Leody Taveras (CF)

2021年の年齢:22

 レンジャーズは2020年、ア・リーグ最低の22勝38敗に終わったので再建する以外に選択肢がほとんどないかもしれないが、彼らは既に将来のセンターレギュラー候補を持っているかもしれない。

 Leody Taverasは昨年、完ぺきとは言えなかった。33試合でOPS.703、打率はわずか.227だった。OAAも0と、打撃も守備も平均以下だった。

 しかし、他に何もなくとも、Taverasはそれを補うこともできる。結果はまだついてきていないが、走力が96パーセンタイル、ファーストステップも81パーセンタイルであった。

 134打席で43三振もしてしまったので、コンタクト率を改善させる必要がありそうだ。しかし、11長打と8回中8回成功させた盗塁術はさすがと言えるものだ。


・TOR:Bo Bichette (SS)

2021年の年齢:23

 ブルージェイズには新進気鋭の20代の選手が多いが、一人だけ選ぶとするならば、Bo Bichetteだろう。

 Vladimir Guerrero Jr.や過小評価されているCavan Biggioに敬意を払って、Bichetteが一番スターに近づいているだろう。わずか75試合のあと、打率は.307、OPS.896、16本塁打、8盗塁で、遊撃手にしては非常に打撃に魅力がある選手だ。

 Bichetteの守備の質は特定するのは難しい。しかし、Xander Bogaertsとは違い、ショートが全くふさわしくなくてもバットで貢献することができる。


・WSH:Luis Garcia (2B)

2021年の年齢:21

 Juan Soto はまだオールスターに選出されたことはないが、昨年の首位打者であり、おととしの新人王投票2位であり、ワールドシリーズのヒーローである。「スター」には十分である。

 彼のようなレベルには到達できなかったとしても、ナショナルズはLuis Garciaに大きな期待を寄せることができる。

 彼の若さと、AA以上での経験がほぼ無いにもかかわらず、ナショナルズは8月14日にGarciaをメジャーに呼んだ。その3日後にホームランを打ち、最終的には40試合で打率.276だった。

 Garciaの打球速度(83.5マイル)と守備(OAA-4)は、彼がまだ多くのことを必要としていることを示している。しかし、比較的経験が浅いにもかかわらず、メジャーで通用しているということは良い点だろう。

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