![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50213375/rectangle_large_type_2_eb65692d091e7cda5b3b415e0c12b44d.jpg?width=800)
全力少年な君
2021年4月15日。
私の目に映る君は、とても勇敢だった。
受け取った評価を大事に、大事に抱き締めた君の姿が、脳裏に焼きついて離れない。
「全力少年」小池俊司
「ぬわーー、意志が強そうでいいなーー!」
オンタクト能力評価「課題曲(DANCE)」。彼が顔を上げた瞬間に、その気持ちの強さがバシバシと伝わってきた。
このオーディションに自分の全てを懸ける準備ができている、そんな印象を受けた。
私は、駆け出しの演劇トレーナーだ。
仕事柄、オーディションでは演者を評価する立場になる。アマチュアもプロも関係ない真剣勝負の場で、彼らのキャリアを左右する評価を付けなければならない立場。ちょっと偉そうに見えるであろうコチラ側も、いつだって胃が痛くなるほど真剣だ。
真剣に「今を全力で生きる人」を探している。
オーディションで重視されるポイントは、もちろん企画やディレクターの方針によって異なるだろう。私もまだまだ新米なので、業界の全てを知り尽くしているわけではない。
けれど、どんなオーディションでも共通して評価されるのは「想いの強さ」であると思う。
「今この場所で、自分の120%を出す覚悟ができているのか。」
強い覚悟と想いは、目から、動きから、言葉から溢れてくる。繕えるものではない。
そんな身体から溢れ出る熱量は、ポテンシャルとして評価される。
ステージに立つ仕事は、一瞬一瞬が勝負だ。
やり直しはできない。
後悔した時には、もう遅い。
いくら反省して後悔をしたって、ステージに上げてしまったものを取り消すことはできない。
だからこそ、練習も本番も、いつだって全力で取り組んで欲しい。
人間誰しも上手くいかない時はあるから、挑戦して「できなかった」は仕方ない。
けれど「やれば良かった」という後悔だけは、絶対にして欲しくない。
選ぶ側の人間が「今を全力で生きる人」を評価するのは、そのような強い想いがあるからだと思っている。
私が小池くんを推す理由は、まさしくこの「今を全力で生きる人」なカンジが、ものすごい熱量と共に伝わってくるからである。
彼のキャッチコピーを聞いて欲しい。
「全力少年」である。
なるほど、私はそれを聞いただけで痺れてしまうし、大好きになってしまう。
でもね……口で言うだけなら簡単なんよ。
誰にでもできるんよ……。
供給枯渇期はそんな斜に構えた気持ちをちょっぴり持ちながらも、彼のオンタクト能力評価を親の顔より見る毎日だった。
分かりきっていることだが、この時点で普通に沼っている。
セフゾを聴きながらマエケン体操しちゃうくらいには、沼っている。
そんなこんなで迎えた「Let Me Fly 〜その未来へ〜」の公開日。
ソワソワした気持ちで動画を開くと、再生開始から1分と40秒で、あることに気付く。
「俊司、君はAクラスなんか????」
なんかこう……序盤からいいところにいる。
間違いない。
小池くん、Aクラスや。
今までに感じたことのない興奮が、身体中をぐるぐるした。
カッコいい、カッコよすぎる。
自分のキャッチコピーを完璧に着こなせちゃう人間は、とにかくカッコいい。
全力少年、最高やないか……
4月2日、推しカメラが公開される。
サムネを見ただけで「ガワイイ」と喚くヤバめのオタクだったが、言葉をいくら尽くしても足りない想いがどっと溢れて、視聴後は思わず泣いてしまった。
こんなにたっぷりと彼の表現を見たのは初めてだったので、情報量の多さに撃沈。
「俊司。君さては、表現者だな??????」
表情があまりにも魅力的だった。
歌詞とリズムにバッチリ合った、見事な表情管理。あの細かな表現は、よほど想像力がないと生み出せない。
カッコいい、可愛いの二択じゃない。歌詞に合わせて表情の「強さ」を変えている。
推しカメラを0.75倍速にすると、彼が秒単位で表情管理をしていることがよく分かる。
彼はただの「踊れる」少年ではない。
身体の全てを使って、レミフラの世界観を表現している。
ダンスと表情の表現に断絶を感じない。全ての表現が、綺麗に身体に馴染んでいる。
「間違いない。全力で練習してきたな。」
そう確信して、泣いた。
表現を自分のものにするためには、身体に馴染ませる努力が必要だ。
目指す姿、自身の強み、作品のコンセプト、周囲との調和……あらゆるものを擦り合わせて、ひとつの表現に変えていく。
「踊れる」のその先にある「表現」の領域に、しっかりと達している。
そして何より、楽しそうなんよ……
ハア、小池くん。
私も君を、全力国プとして応援せざるを得ないようだ。
そんなデカデカ感情を抱きながら迎えた、4月15日。運命のクラス分け放送日。
結論から言う。泣いた。
放送がつい先日なので、あまり多くは語らないようにする。
けれど、これだけは言わせて欲しい。
小池俊司は「全力少年」だ。
彼がそう言うなら間違いないし、そう信じたいと思わせてくれる彼が、あの場所にいた。
あの日、あの場所に全てを懸けて挑んだ彼は、私のスーパースターだ。
自分のコンセプトを貫ける力は、体現できる力は、そう簡単に持てるものではない。
その真っ直ぐさが、勇敢さが、強さが、私には眩しくて仕方がない。
小池くんを見つけられて良かったと、心の底から思う。君の夢を応援できることが、今は何よりも幸せだ。
頑張れ!!!全力少年!!!
全力で応援するからね!!!!!
全力少年な君の、オタクより。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?