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【データと図解で徹底解説】 投稿頻度に依存しない長期運営CHの仕組み

この無料noteを読むと下記が学べます。
実際の運営に基づいた私の経験論とデータです。

■ 少ない本数でもCHが安定する仕組み
■ 再生数を長期高水準で安定させる考え方
■ 年単位で高再生数を維持するインプコントロール


上記3点について以下の目次で話を進めます。





0. はじめに

こんにちは。
X(旧ツイッター)でYouTubeアナリティクス中心の発信をしていたGOです。


今はnote購入者限定の「非公開アカウント」で発信していますが、色々事情があってメインアカウントでの発信も少し復活しました。

細かい自己紹介・私が参入しているジャンルに興味がある方は、有料noteの無料部分を見て下さい。

ここでも簡単に自己紹介をしておきます。

■ 銀盾YouTuber
■ 妻子持ち副業会社員
■ 運営の軸はYouTubeアナリティクス
■ 非属人CHで1億再生 (過去ポスト参照)
■ 大人向け & 子供向けの非属人CHを運営 

さて、本題です。
なぜ私がこのnoteを執筆したのか。理由は2つ


理由①:フォロワーさんのツイート

まずこのツイートを読んで下さい。

このツイート。

下記に該当する方は「グサッと来る内容」だと思います。

■ 長期運営したいけどすぐ衰退する方
■ 投稿頻度に依存した運営で疲れた方
■ 低再生数な動画を高頻度投稿してる方

事実、上記3点で悩まれている方が沢山いるのを把握してます。

「最近YouTubeが上手くいっているか?」というアンケートを取ると、以下の結果になったことからも、需要があるテーマだと思いました。


加えて、下画像の通りご指名があったので執筆しようと思いました。これが1つ目の理由です。

執筆のきっかけ有難うございます



理由②:長期運営CHの実例発信がない

「トレンドばかり追いかけないで、これからは長期運営することが大切」など、表面的なツイートはよく目にすると思います。

しかし、皆さんが知りたいのは「どのように長期運営するか?」の中身ですよね。

この「中身」についての発信を見かけないので、初めての方は未知の領域だと思います。

経験上、年単位の長期運営をする場合は「トレンドの波に乗る運営とは別の舵取り」が存在するので、その中身について「一つの実例」を紹介したいと思いました。

合わせて、長期運営は投稿頻度の話もセットなので、発信する良い機会だと思ったのが2つ目の理由です。


ちなみに…


「長期」という言葉について、想定している期間に個人差があると思いアンケートを取りました。

70%以上の方が年単位の運営を「長期」としており、YouTubeがある限りずっと…という声も30%以上あります。

最近は下記のような声も聞くので、回答結果は「願望に近いアンケート結果」だと推測します。

■ CH初期の拡散後に伸びなくて損切り
■ 競合に埋もれて年単位でCHが続かない
■ ○年続けたけど、再生数がかなり落ちた
■ ○年続けたけど、収益が毎年落ちている


このような界隈の空気感からも、投稿頻度に依存しない長期運営CHというのは需要があるテーマだと思っています。

特に「トレンドに乗れなくなった人」や「毎日投稿で疲れ切った人」にとっては、助けになる部分があるかもしれません。

そのような方々へのメッセージも含め「何を考え、どのようにインプコントロールしながら運営していくのか?」について実例で解説します…


が…


見方によっては「こんな運営してる。すごいでしょ。」という自慢に見えると思います。

違う見方をすれば「自分のジャンルでこのnoteのような動きを積上げるには何ができるか?」という、考えるきっかけになると思います。

【注意点】
長期運営CHにおいて「長期需要のジャンル・企画を選定して高品質な動画を制作する」…これは当たり前の話なので、このnoteではその先の話をします。


それでは、最後までよろしくお願いします。




1. 投稿頻度に依存しないCH とは

1項では投稿頻度に依存しない長期運営CHが「どんな動きをするか?」について、皆さんが見慣れているアナリティクス画面で紹介します。

難しいことは考えずに

■ 年単位だとこんな動きをするのか!
■ こういう動画の積上げをするのか!

という実例を見て頂くだけで構いません。

インプレッションがどうのこうの….など難しい話は後半にじっくり記載しているので、1項では長期運営の雰囲気を感じてもらえればOKです。

雰囲気を感じるって結構重要です。目指すべきルートがなんとなく見えてきますから。



1-1. 再生数の推移

さっそく、投稿頻度に依存しない長期運営CHがどのような動きをするのか見てみましょう(紹介するCHはショートなしです)。

下の画像は、2022年 1年間の再生数の推移です(運営4年目のCH)。

2022年 再生数と投稿頻度


1年間の投稿本数が9本で4,400万再生。リアタイ20万再生をずっとキープしている状態です。

これを見た人の中には、こんな計算をした人がいるはずです。


4,400万再生 ÷ 9本 ≒ 488万再生 / 本

1本当たり488万再生されている計算だ。

計算は合っています。しかし、実際の動きはその計算に当てはまりません。

実際は、投稿した9本は488万再生/本まで到達しておらず、そのかわり


「高ランク動画が再生され続けている」


という状態が未投稿期間の再生数を支えています。

その証拠として、同じ2022年の過去動画含めた再生数を示します(同一CH)。この数字は2022年だけの動画単体の再生数です。

2022年 動画単体の再生数

1年間で投稿したのは9本だけですが、投稿動画以外にも「数十万〜数百万再生レベルで再生され続けている動画が複数ある」ということが分かります。

上で紹介したのは2022年のデータなので、2023年 1月〜9月の途中経過も見てみましょう。2022年より更に投稿数が少ない部分にも注目してください。

2023年 9月までの再生数と投稿数

低ランク動画を毎日投稿して「目標再生数 = 収益」をキープする。私はこの運営を「力技運営」と呼んでいます。

【厳しいお話】
力技運営で停滞してしまい、収益を改善しようと低品質な動画で投稿頻度を高めて悪循環に突入してしまう事例がたくさんあります。

力技運営を「機械的」にやってしまう場合に限り、参入ジャンルにおいて「抜けた再生数」を叩き出す力が身に付きづらいと考えています。

理由は簡単で、トレンドという「流れ」の「端」で惰性運営しているだけだからです。流れが途絶えたら終わり。

フロントランナーで高再生数を叩き出し続ける運営者は、流れが途絶えても自分で小さな流れを作り、大きくしていく力があります。

登録者数は伸びたけど停滞してる運営者については、その理由を「非アクティブなユーザーが多いから」等、そこをいきなり理由にせず

■現状維持の動画を制作するディレクターさんに任せきりにしていないか?
■オーナーのあなたが視聴者に新鮮さを与える挑戦・提案をしているか?

この2点を自問自答してみて下さい。


「力技運営」で走り続けて「許容範囲の新規:リピーター = 3:7ぐらい」で安定流入させ続けられる力量・体力があれば全然OKですが、今回紹介する長期運営はそのパターンではありません。

紹介するのは、未投稿期間の再生数を「一次関数的に再生され続ける動画」で構成し、投稿頻度に頼らなくても高水準で再生数をキープ。その間に「高ランク動画をじっくり制作して積み上げる」という好循環な運営です。

私の長期運営イメージ

この運営スタイルは知ったところで「私もすぐやってみよう」と思う人は少ないと思います。

理由は簡単でこの2つ

① 収益面も含め、すぐ結果が出る運営ではない
② 参入ジャンルにおける高品質を把握して具体化できる力が必要

いくら時間をかけて1本を制作しても、②を把握していないとインプがすぐ収束して積み上がりません。

投稿頻度に依存しない長期運営を目指すのであれば、②を把握⇨具体化できて当然の話です。まだ把握している段階ならば、このnoteを読む前にやる事が沢山あります。

少し厳しい言葉も混じりましたが「再生数の推移」と「どのような積み上げ方をするのか」について雰囲気は分かって頂けたと思います。

次項は、インプレッションの話も織り交ぜながら「積み上げ」について、具体的に解説していきます。



1-2. 初動多再生型と長期比例型

前項で「高ランク動画を積上げる」と記載しましたが、具体的に「どのような動画を積上げるのか?」について解説します。

まず結論。

下記2パターンのどちらかをメインにして積上げます。

【① 初動多再生型】
初動から1週間~1ヶ月ほどでインプは収束。しかし、収束するまでに高再生数となる為、低投稿頻度でも月間再生数が高水準になる。高品質な動画なので、トピック次第では初動多再生の後に②の型に移行することもある。②より新規率が多い傾向なので、長期に結びつける場合は新規の範囲に気を遣う必要あり。


【② 長期比例型】
派手な初動はないが、一次関数的に再生数が推移していく。リピーターが先行するパターンが多く、安定したインプ範囲&新規を獲得できる傾向。収益を長期的にコツコツ刈り取っていく為、積上げ初期の収益性は低い。

と言っても…想像がつかないと思いますので、上の文章を頭に入れながら実際のグラフを見て下さい。

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