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GopherCon2019参加レポート

GopherCon2019に参加してきました。
とても楽しく、刺激を受けた事、考えさせられた事がたくさんありました。内容の修正や情報や写真の追加は随時するとして、忘れないうちに伝えられるだけ内容をまとめておこうと思います。

# 1. この記事の目的、誰に何を伝えたいか?

主に2点で、私をGopherConに送り出してくれてカンファレンスの参加費用を出してくれた会社と会社のみなさま、あと現地で出会ったみなさんに実際どうだったか、どう見えていたかを伝えたいのが一つです。

あとはもう一つがGopherConに行ってみたいなと思う人を後押ししたいという点です。行く人は増えてきているにしろ、まだ一人で行くには敷居の高さがあるかと思いますので、色々な情報をクリアにすることでそこを少しでも下げられればと思っています。

# 2. 自分のバックグラウンド

and factoryという100人規模の会社に所属しており、そこでスマートフォンアプリ事業部のバックエンドのリードエンジニアをしています。多少なマネージメント業をしつつ、スマートフォンアプリケーションのバックエンドをGoで書いてます。まだ小さい会社なのでフロントエンドからインフラまで浅く広くやってます。

Go歴は1.5年ほどで、Go以外ではPHPを12年ほどやってます。
技術の強さよりも、対外折衝や割込耐性など便利屋力?で生き残っているタイプです。

ここ数年より前は会社にこもっていたのですが、他の会社のスタンダートを知らないと自分も会社も腐ると思い、golang.tokyoを初めとした勉強会に参加しています。メルペイ様が主催されているGopher道場というGoの道場(全五回の勉強会)の三回目の卒業生です。

英語に関してはTOEICだと700〜800くらいで、片言の会話ならできるものの、ネイティブがナチュラルに話すと、聞き取るのがつらいです。

# 3. 参加まで

参加したいなと思ったきっかけはmericari.goで、GopherConにメルカリの方数人が行っていること、中でもインターンの方が英語でLTを行なった事を知り刺激を受けて、行ったらと良い方向に動く!と根拠なく思ったのがきっかけです。

行くと決めて、半年以上前から行動を起こしました。行けなくなる可能性があるとしたら仕事によるものだったので、キャンセルできない飛行機のチケットを取って、絶対行くと決めて調整と説得に臨みました。会社には帰ってきたらレポートをするという条件でカンファレンスの参加費は出してもらいました。飛行機代と宿泊は自分で払いました。全て出すようお願いもできたのですが、全額40万程を会社に出してもらったとして、自分がそれ相応のものを会社にバックできるかとか、会社の状況とかいろいろ考えた結果そのようにしました。

行く前の動きとしてはCFPを出したり、LTに応募したり、Slackで情報交換したりという動きがありましたら、本業の方で忙殺されていました。LTはできたな。。。

行く直前はただただ不安でした。英語が全く聞き取れなかったらどうしよう?日本の方でよく話した事もある人もいないし、もしあったとしても現地で会う人は技術的にすごい人ばかりで話も合わないだろうし、、、という大分ネガティブな感じでした。

そんなでしたがGopher道場でお世話になった@tenntennさんに食事に誘っていただいたり、@hajimehoshiさんとは大学の時に数回お会いした事があるのですが覚えていてくださったりと、基本一人で頑張らなければというポリシーでいたものの大分助けれました。今回初めてお会いした人もみなさま怖くない方でとてもありがたかったです。

そんなこんなで七月を迎え、ESTAの申請とSIMの購入を済ませ、7/22の17時発、7/23 13時着の便でサンディエゴに到着しました。7/23日は宿にチェックインして、会場の場所を確認して、散歩して終わりました。

# 4. 1日目7/24

## Pre-Conference Workshop: Advance Ultimate Go
https://github.com/ardanlabs/gotraining

一日ワークショップでした。一応Goを一年やっており、beginnerだと退屈すぎるかなと思ったのと、Kubernetesの方より今だと役に立つのかなという理由で選んだのですが、英語と内容両面で非常に辛かったです。何が具体的に辛かったかというと、

・特にアジェンダもなく、ひたすら講師が話す。たまにホワイトボードをつかたり、コードを見せたりするが話による進行がメインだった。
・話す英語がとにかく早い。これが一発目だったので、他もこんな感じなのかと思ったが、体感そんな事はなくライブキャプショニングもあったので、全然理解度が違った。
・テーブルが左右に分かれていて真ん中に通路がるレイアウトだったが、真ん中の通路を行ったり来たりしながら話すので、前に座っていたが斜め後ろの音声を聴かなければならず、聞きづらいし集中できない。

といったところです。話してた内容としては、

・ポインタ型と値型をどう使い分けるか?
・GoのGCの仕組み
・並列プログラミングの実例
・プロファイリングとチューニング

といった内容で自分の知識が足りていない所も多分にあり、英語とGoの知識両面で苦しかったです。

幸いテキストはGitHubに上がっているので、復習をしようと思います。

## 発表練習会

夕方は日本人発表者3人の発表練習会に参加させていただきました。
発表もせず、たいして深い知識があるわけでもない自分がいてもいいのだろうかという気持ちもあり、普段だったら遠目でみている所でしたが、せっかくこうやって来ているのだし拒まれない限りはと潜り込ませていただきました。

内容に関しては大きく指摘できる所はなかったのですが、あまりわかっていない人がつまりそうな部分や英語のアクセントがおかしい部分を数点指摘させていただきました。

英語はやはり難しいですね。日本に限った話ではなく、インド、フランス、ロシアとそれぞれの訛りを全体通して感じました。基本的に内容が重要ではあると思うもの、情報をわかりやすく伝えられるにこした事はないので、上手くなって行けると良いなと思いました。日本でも英語でのLTを練習する会とかがあれば是非やりたいです。

# 5. 2日目7/25

以降のセッションは以下で動画がアップされています。

## On the Road to Go 2 
https://www.youtube.com/watch?v=kNHo788oO5Y&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=4&t=406s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-on-the-road-to-go-2

これからのGoの在り方を通して、今のGoの問題点が掴めるセッションでした。
未来に向けてのビジョンを会場のたくさんのGopherと共有している感じで気持ちが昂りました。
私としては言語のバージョンアップにワクワクした事が今までなくとても楽しみになりました。
細かい解説は省きますが、今と未来を抑えるために全てのGopherが抑えておいた方が良いセッションなのではと思います。
私も動画がアップされたら、しっかり見返したいです。

## How Uber "Go"es
https://www.youtube.com/watch?v=nLskCRJOdxM&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=24&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-how-uber-go-es
https://speakerdeck.com/lelenanam/how-uber-go-es

UberがGoを使ってどのように成長してきたかという話です。
スライド、内容ともに非常にわかりやすく、規模が大きくなっていったら何を抑えて行かなければいけないかが見えたように思います。

## Portable, Immediate Mode GUI Programs for Mobile and Desktop in 100% Go
https://www.youtube.com/watch?v=9D6eWP4peYM&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=19&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-simple-portable-efficient-graphical-interfaces-in-go


GUIに関する話だったのですが、追いきれぬまま終わってしまいました。もう一度見返します。

## Go, pls stop breaking my editor
https://www.youtube.com/watch?v=EFJfdWzBHwE&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=5&t=0s
https://github.com/gophercon/2019-talks/blob/master/RebeccaStambler-GoPleaseStopBreakingMyEditor/slides.pdf

Gocodeの顛末は依然読んだ以下の記事が感慨深かったです。ああ、これ、わかるの連続でした。

gocode やめます(そして Language Server へ)
https://mattn.kaoriya.net/software/lang/go/20181217000056.htm

私はeditorにvimを使っているのですが、
lspにgoplsを使うものの、重くてbingoを現在使っています。goplsも追いつつ試していきたいです。
Editorをいじるのは楽しくありつつも手間なので、整備されてくると非常に嬉しいなと思います。

## Handling Go Errors
https://www.youtube.com/watch?v=4WIhhzTTd0Y&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=29&t=0s
https://github.com/gophercon/2019-talks/blob/master/MarwanSulaiman-HandlingGoErrors/handling-go-errors.pdf
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-handling-go-errors

実践的なエラーハンドリングの手法についてでした。大筋の内容としては日本で既に出回っているノウハウと大方同じで、
自社のシステムでも同様のハンドリングができていました。
エラーとして何を保持するかがおそらく重要で、自社と異なっているのは
・スタックトレースだと見づらいのでスタックトレースの代わりとなるパッケージ名と関数名を入れておく事
・拾いたいエラーと、ログに出しておけばいいエラーを分離しておく事
でした。
前者はスタックトレースが見づらいというのは同意できるのですが、毎回エラーを発生させる時指定するのは煩雑なのではと思いました。
絶対他の所をコピーしてそのままとかやりそうだし、自動で入れば良いけどそれって結局スタックトレースの整形だなと。

後者に関してはやらなきゃと思っている案件です。今のシステムがどうでも良いログも含めて出してしまっており、単純に見づらいのとエラー検知に使えないので困ってます
なお、New York Timeでも同じように全てのログが出てつらい問題があったようで、New York Timesでもかあと妙な親近感を覚えました。

なお、Gopher道場での発表会でこのセッションのrecapを発表しました!
https://speakerdeck.com/gosagawa/errors-handling-talks-at-gophercon2019

## Optimization for Numbers of goroutines Using Feedback Control
https://www.youtube.com/watch?v=oE_vm7KeV_E&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=23&t=0s
https://github.com/gophercon/2019-talks/tree/master/YusukeMiyake-OptimizationForNumberOfGoroutinesUsingFeedbackControl

@monochromeganeさんの話。練習会の時よりも良くなっていて素晴らしかったです!
帰りの飛行機の前にご一緒させていただいて、様々かつ大量の環境で調整していく際にこの技術が必要になるという話を語っていただいて、熱い技術だなと思いました。
自社でこの技術を使うとなると、そこまでしなきゃいけない負荷がかかる何かが必要で、もうしばらく会社やサービスを成長させなければならないのですが、
Indexを貼っておいて、どっかで使えればなと思います。

## The Gophers's Manual of Style
https://www.youtube.com/watch?v=xknPvUmeUTQ&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=12&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-the-gopher-s-manual-of-style

出版とエンジニアの話でした。出版業とソフトウェア業の似通った部分と、出版業から持ち出せるノウハウと言ったテーマだったのですが、。あまり自分の中で納得できる部分がなく、うーんと言った感じでした。

## Contributing to the os Package: How Deep Do You Go ?
https://www.youtube.com/watch?v=cQgpNkKi9aA&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=8&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-contributing-to-the-os-package-how-deep-do-you-go

長いファイルパスであると、os.RemoveAllでファイルが削除がされないという問題を見つけ、それを修正してコントリビュートをしたという話でした。
まだ、スピーカーの方は学生だそうで、


## Welcome Party
空母の上でのパーティーでした。すごいですね。各特に司会や進行もなく飲んでたり、バンドやってたり、ビリヤードやってたりとフリーダムでした。偶然日本から一人で来ていた方と一緒になり一通り話をした後大分疲れていたため撤退しました。

# 6. 3日目7/26

## The Athens Project - A Proxy Server for Go Modules
https://www.youtube.com/watch?v=WDbbIS7m9bU&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=18&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-the-athens-project-a-proxy-server-for-go-modules

聞いてあーこれあった方がいいよね!という感じでした。
自分のローカルではgo getを頻繁にしないのですが、CIで動かすときに毎回Go Getをしているためgo getができない事ができないことによりCIが通らないという事があり、いついかなる時でも動かないようにしておくというのは良いなとおもいました。

## Generics in Go
https://www.youtube.com/watch?v=WzgLqE-3IhY&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=16&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-generics-in-go

今回の一番熱いセッションの一つですね。私がGoをやる前はずっとPHPでPHPにはジェネリクスというものが存在しない(そもそも型が曖昧で、デフォルトでジェネリクスのようなもの?)なので、正直ありがたみがわからないのですが、出されていた例は分かりやすく、これなら使えそうだなという印象を受けました。
ここに関してはしっかりと動画とコードを見返したいです。

## You Can't Go Your Own Way: The Standardization of Go at GitHub
https://www.youtube.com/watch?v=hIWQeTL4gpQ&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=13&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-you-can-t-go-your-own-way-the-standardization-of-go-at-github

標準化についてです。GitHubを使った標準化ではなく、GitHub社内で扱っているGoのシステムについて、どうやって標準化していくかという話でした。内容が整理されていて良かったと思います。自社でも人が増えて、今後標準化は必須の課題になってくるかと思うので、また見返したいです。

## Small is Going Big: Go on Microcontrollers.
https://www.youtube.com/watch?v=EiB9ZVrvrz0&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=27&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-small-is-going-big-go-on-microcontrollers

tinyGoをはじめとしたGoとIoTの話でした。助手としてスピーカーの息子が登壇したり、Gopherくんに機器を取り付けたり、会場でドローンを飛ばしたり見てて楽しいセッションでした。私はハードにそこまで興味はないものの、何か工作したいな感が湧きました。好きな人はすごい好きなセッションなのではと思います。

## Socket to Me:Where do Sockets Live in Go ?
https://www.youtube.com/watch?v=pGR3r0UhoS8&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=9&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-socket-to-me-where-do-sockets-live-in-go

ソケットの話。スライドも丁寧で分かりやすそうなものの、自身に知識がないため、わからないなあという感じでした。もう一度見返します。

## Go Linters: Myths and Best Practice
https://www.youtube.com/watch?v=1U-Gzz4TYP0&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=20&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-go-linters-myths-and-best-practices

Lintに対しての思い込みに対して、そうじゃないよと言っていくセッションでした。
みんなgo lint,go vet,errorcheckを始めとして2,3個しかないと思っているがいいのが50個ぐらいあるよという話をしていましたが、うーん本当にすごい有用なのかなという感じでした。

後からこのセッションに関してはメルカリの方に話を聞けて、セッションの中でanaysisに対してスポットライトが当てられていなかったけど、go vetでも使われている(使われるようになった)し、複数のLintを走らせるのであればコスト的に有用なので、analysisを活用した方がいいという話を聞けて良かったです。
ここについてはまだ色々と自分の業務上でも掘る余地がありそうです。

## How I Write HTTP Web Services After Eight Years
https://www.youtube.com/watch?v=rWBSMsLG8po&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=26&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-how-i-write-http-web-services-after-eight-years

この方の書いたHow I write Go HTTP services after seven yearsという記事(https://medium.com/statuscode/how-i-write-go-http-services-after-seven-years-37c208122831)は非常に読まれた記事らしいです。後で内容を抑えておこうと思います。内容は今まで断片的に聞いていたWeb周りのノウハウがまとまっていた感じでした。
もう一度見返します。

## What Got Us Here, Won't Get Us There
https://www.youtube.com/watch?v=_Pc0bzz4-gM&list=PL2ntRZ1ySWBdDyspRTNBIKES1Y-P__59_&index=28&t=0s
https://about.sourcegraph.com/go/gophercon-2019-what-got-us-here-won-t-get-us-there

コミュニティの大事さを語る話。技術的な話がないラストセッションで、感情に訴えるセッションでした。一つセッションをとってこのような話がされると言うのは良いなと思いました。

# 7. 4日目7/27とその後

##LT

全リスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2ntRZ1ySWBedT1MDWF4xAD39vAad0DBT

Kazuki Higashiguchi - Building Server Side API Architecture
https://www.youtube.com/watch?v=itbaRj30wNI&list=PL2ntRZ1ySWBedT1MDWF4xAD39vAad0DBT&index=6&t=0s

Hajime Hoshi - Mobile Game Development in Go
https://www.youtube.com/watch?v=zRgmXiO1el4&list=PL2ntRZ1ySWBedT1MDWF4xAD39vAad0DBT&index=23&t=0s

@hgsgtkさんと、@hajimehoshiさんが発表されたのを聞いていました。会場も盛り上がり良い発表でした!次回は自分もやります!
LTの内容については、覚えている限りではGoのインタプリタ、Midi関係、grpc-gateway、crypt、readmeの書き方、コミュニティについてなどでした。内容もクオリティもバラバラで、結局集中力が持たず20本前後聞いた時点で退出してホテルで休んでいました。

##夕食
夜は日本からの参加者十数名と食事させていただきました。色々な話が聞けて良かったです。ありがとうございました!

##その後
7/28 11:00に搭乗、7/29 16:00で日本に帰ってきてしまいました。。。

# 8. 次回行く人の為のtips

## 事前準備編

・余裕を持ったスケジュールを立てる
→帰国後翌日に仕事を入れたら、その日の夕方16:00がSan Diegoでの0:00だったので、夕方から徹夜モードになって非常に辛かった

・テザリングが出来るsimカードを事前に買っておく。
→会場にもWi-Fiがあるが非常に繋がりづらかった
→ポータブルWi-Fiでもいいが嵩張るので、Simの方が良いように思います。速度もストレスはなかったです。

・2段階認証はSMSを転送できるようにするか、Authenticatorを使うようにする
→Twitterにログイン出来なくて困った。幸い携帯ではログイン状態だったので、一時的に二段階認証を外した

・羽織れるものや長袖等、防寒具を持っていく
→部屋によっては肉の衣をまとった前提の音頭で、冷房が鬼のように効いていてやばかったです。私は普段から厚着なのですが苦しんでいる人が結構いました

・移動にUberがあると移動に便利です。入れておきましょう。登録に電話番号が必要になるので、日本で対応しておく必要があります。

・一月ぐらいには既に情報が出ているはずなので追っておく。おそらくSlackのチャンネルが作られるので、そこで情報交換できる。

・アメリカに渡航する場合ESTA申請というのが必要なので渡航2週間ぐらい前に忘れずにやる
→サイトは英語ですが、基本的な情報を入れていくだけなので簡単です

・なんだかんだで知っている人がいると心強いので、知り合いになっておく
→来年行こうと思っている人は是非色々お話しできれば!

## 現地編

・ちゃんと睡眠時間を確保する事、良質な睡眠を確保できるようにする事
→頭が働いていないと、話を聞くのが非常に辛いです

・時に日本の人を避けてみる
→頑張って一人でコミュニケーションをとるようにするのと、頭を英語モードにするため
→英語と日本語をスイッチするコストって結構高い気がする

・ランチの時は知らない人とコミュニケーションが取りやすい
→自分から輪には入りづらかったので、あらかじめ離れてない席に座る→相席する→相席してコミュニケーションをとるといった感じで話ができた

 ・夜帰ったら必ずPCを充電して寝る。電源はセッションがある部屋にはなく、残り電池を気にしなければいけなかったり、電源が切れてメモが取れないのはキツイです

## 不安編

・Go強くないけど大丈夫だろうか?
→全ての人が強キャラな訳ではないです
→学べたり、刺激を受けたりする部分は多いと思います

・英語不安だけど大丈夫だろうか?
→過去の発表の動画がYoutubeで上がっています。YouTubeだと字幕も出せるので、英語や内容や雰囲気等々見ておくと良いかと思います。
→当日はリアルタイムで字幕が表示されるため(LiveCaption)、完全に聞き取れなくても追いやすいです。わかりやすくコードやスライドを出してくれるプレゼンも多いです
→あとで全てYoutubeに上がるので、頭の中にインデックスを作っておいてあとでじっくり聴くのもいいかと思います。ただYoutubeをみるよりかは頭に入ってくるはずです
→逆に私は過去こういう海外カンファレンスで全くついていけない事があって、悔しくて、それが英語をトレーニングするモチベーションになったので、打ちのめされるのもそれはそれでいいんじゃないかとおもいます。どっちに転んでも悪いようにならないです

・金銭面の調整できるか?
→誠実に働いて信頼を得て、会社にプラスになるものを絶対持って帰ると説得しましょう
→自分で出すのも、それはそれで真剣になるので良いです

・仕事の調整できるか?
→誠実に働いて信頼を得るのをベースとして、自分がいなくても仕事が回るようにするのも技術領域であると思うので研鑽しましょう

# 9. お金の話

滞在日数やホテルのグレードで前後すると思うのですが、フルで出すと一人40万ほどになるかと思います。

冒頭でも述べてますが、カンファレンス代(ワークショップ含む)は会社で出してもらってます。
理解や資金が潤沢にある会社に所属していないほとんどの人にとって、ここは正直せめぎあいなんじゃないかなと思います。最終的にはこんな事が気にならないくらいつおい技術者になれればベストですが。

会社で出していただくにしろ、個人で出すにしろ、それがコストに見合っているかは測る必要があるかなと思います。会社で出してもらうのであれば、、個人を成長させる事に加え、会社のエンジニアリングに理解がある事を示すので、採用のコストが非常に高い事を高いも考えると、見合っているコストなんじゃないかと言う話を一緒に食事をした数名と話しました。

会社にアピールするとしたら、そこら辺を絡めて話をするといいんじゃないかと思います。私も採用に絡む立場ではあるので、ちゃんとカンファレンス費を出してくれる理解のある会社ですよと言うのは都度アピールできればと思っています。

とはいえ、自分で払ってでも行くつもりであるという気概だったり、マインドだったりは必要だと思います。お金をとりあえずポンと出してしまって、その分しっかりと吸収すると言うお金の使い方も時には良いのではと思います。以前「お金を払って期待通りのものがでてくるのはレストランぐらいなものだ」みたいな事を言っている実業家の方がいて、言い得て妙だなと思いました。

以下参考に今回の費用です。
飛行機代 15.4万
ホテル代 5.3万 (490$) * 会場のホテルではなく安い宿を選びました
食費 1.5万 (143$)
Conference 12.9万 (1190$)
お土産 2.3万 (218$)
現地での交通費 0.2万(20$)
トータル 38.2万

長く書きすぎましたが、お金の事が気にならなくなるぐらいに自分と会社を成長させたいです。

# 10. 今回参加して良かった事

- 聞いてて面白いセッションがたくさんあった
- Goの取り巻く状況や、Goの今後について、自分の中でなんとなく形になった
- 上記に二つに付随して今後やりたい事、勉強したいところや、試してみたいところができた
- Goを熱心にやっている人と知りあいになり、たくさん面白い話を聞けた
- 自分の今の英語力でも通用するところがあって自信ついた。日本以外の方と話をする敷居が以前に比べ格段に下がった
- 逆に自分の英語力の足りなさもわかったので、この気持ちがまた英語を勉強するモチーベーションになルこと
- ただ外国の方だからすごいというわけではなく、日本の勉強会でも有用なないようがいっぱいある事がわかった
- 日本以外の方でも抱えている問題が似たようなものだったりして親近感がわいた
- San Diegoは非常に良い街だった。純粋な観光としても楽しかった

# 11. 今後

来年はLTをします。25分,45分のセッションが出せればベストですが、今のままだと出せるイメージがないなあというのが正直な所です。もっとGoを深く使って、まずは日本の勉強会では発表できるようにしたいです。今の業務だとPHPからGoに移行して一年ぐらいで、社内初の大型のGoアプリケーションを出す事が出来たので、詰まった事やノウハウを発表できればと思ってます。あと、LTとかでGopherConで得たものとかをどんどん発表していきたいです。

あと考えている事として、Gopher道場から始まり色々な方に助けていただいているので、何か自分もGoコミュニティに貢献できる事ができればと思っています。私の場合、OSSを作りたいとか、コントリビュートしたいとは正直見えておらず、自分ができそうな事として本当のGoの初心者にGoを教えたり、英語周りの例えば英語の発表を和訳して噛み砕いたり、逆に日本の資料を英訳にする手伝いをしたり、英語の発表のおかしい英語を指摘したり等々力を入れていければと思っています。是非一緒に何かやりたいです。。

#12 , 最後に

会社のみなさま、無事行かせてくれたのといない間の業務等々、ありがとうございました!戻り次第、仕事捌きます。
現地であったみなさま、一緒にGopherConを楽しめて非常に良かったです!日本であった時はお願いします!
来年も考えている方、是非一緒に行きましょう!


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