かもしれない日常 vol.7

朝目が覚めて
1日を終えて
何一つ変わりのない日常を過ごした
そうして気づいた
とっくの昔に僕達は終わっていたんだって

あなたを好きなつもりだった
あなたを愛してるはずだった
だけど
だけど
そうじゃなくて

遠い記憶に囚われて
いつの間にかあなたを見失っていた
過ごす日常を枠に押し込めて
閉じ込めようとした
いつの間にか
愛しているのは思い出だけになり
繋ぐ手の温もりがわからなくなった

あんなに想ってたはずなのに
あれほど強く誓ったはずなのに
向き合い方がいつからか歪んで
思い違いもだんだん大きくなっていった

全てが掌からこぼれ落ちて
振り返って流れていったものを見つめてようやく
それに気づいたよ
ごめんね
幸せな時間をありがとう
さようなら

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