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ナッジで伝わるプレゼンに⑬:文は短く

プレゼンでも文章執筆でも、私は「文を短くすること」を推奨しています。これはEasyナッジの観点からも重要です。1つの文章が終わるまで結論がわからず、息を付けずに相手に負荷を与えます。

短くするメリット
①リズムが生まれる。
②言い淀み(「あのー」「えーと」)を防ぐ。
③聞く人が理解しやすく、疲弊しない。

そもそも文章を適切につなぐのは難しいものです。次の3つの文章を見てみます。
「スキーに行った、とても楽しかった」
→この「が」は果たして正しい使い方でしょうか?
「スキーに行ったので、とても楽しかったので、また行きたい」
→この「ので」の繰り返しは稚拙な印象を与えます。
「スキーに行ったので、えー、とても楽しかったのでーえーと、また行きたい」
→読んでいるだけで、疲れませんか?

「スキーに行った。とても楽しかった。(1秒沈黙)また行きたい」と短い文章を重ねる方が、シンプルでずっと魅力が伝わります。

私の場合、1文が30秒以上のプレゼンを聞くと疲れを自覚し、1分を超えると緊張の糸が切れます。

【私の心の声】
「このプレゼンは事前に誰からもフィードバックを受けてこなかったんだな。この人はフィードバック慣れしていないから、私が意見を言えば気を悪くするかもしれない。最後まで聞かなくてもいいかな。次の人のプレゼンに向けて集中力を節約しよう」

私の理性がどんなに頑張っても、この心の声を抑えることは難しいです。

人は意味のない接続詞を連発してしまうのも言い淀みをしてしまうのも、根深い癖です。でも、文章を短くし、1回1回しっかり着地させることで避けることができます。相手は文章が終わったことがわかると、一呼吸つけます。そしてあなたが文章の合間に沈黙すると、プレゼンにメリハリをつきます。
だから私は文章を短くすることをお勧めします。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

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