ナッジ研究者が見たニュース①:申請書記入例に「滞納太郎」と表記して謝罪
■以前、ある自治体から「納税徴収率を上げるにはどうしたらよいですか?」と聞かれたので、「記載例の名前を「伊丹信子」「マルサ信子」「宮本まるさ」など、映画「マルサの女」を彷彿させるものにしたらどうですか?対象者を2つのグループにランダムに分けて、従来の「○○太郎」と徴収率を比べてみると面白いと思いますよ。」と提案しました。
よほどふざけていると思われたのか、あるいは記載例をいじるのはタブーだったのか、その自治体から以降のオファーが来なくなりました。大真面目な提案だったのですが。ちなみに、記載例で使われているナッジはプライミング効果(先行刺激が、その後の行動に影響する現象)です。
■この記事を見て、ふと思い出しました。試してみたい自治体さん、連絡ください!
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