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自治体ナッジユニット紹介:熱意あふれる岡山県

岡山県ナッジユニットは、全国3番目の地方自治体ナッジユニット(都道府県では初)として、2019年11月に設立されました。先行した横浜市、尼崎市のナッジユニットは職員有志によるものですが、岡山県は政策推進課の業務として位置付けられています。

ナッジユニット設置のときの記者会見(2分19秒~)です。

岡山が熱い!!!

2020年1月14日、岡山県ナッジセミナーが開催され、竹林が講演しました。告知開始とともにたくさんの申込をいただき、満員御礼の参加者99人(県庁、教育委員会、市町村職員、さらには県議会議員も!)でセミナーを行いました。

内容は、政策推進課・川田健太郎課長から「公共政策と行動インサイト」の講話でスタートし、その後、竹林から「90分でわかる楽しいナッジ」をお話ししました。

川田課長の講話は行動科学理論に基づき、基礎をわかりやすくスマートに図説してくださいました。一方、竹林は直感に訴える、土臭い話をします(田舎者なので…)。川田課長のお話を具体的にイメージし、共感し、記憶に定着させ、実践してみたくなることを効果があると期待しています。その意味でも、川田課長→竹林のリレーは、よい設計だったと感じます。

さて、会場の皆様には最初からあたたかい雰囲気で迎えていただきました。竹林が「ここは笑ってほしいなぁ」と感じるタイミングでは、皆様は敏感に察知して大笑いしてくださりました。「ナッジを使って住民向けチラシを作ろう」をテーマにしたグループワークも盛り上がり、最後も大きな拍手をいただきました。

過去最多の質問をいただきました

参加者はスマホ(slidoアプリ)で質問を随時入力し、30分ごとに講演を区切って質問にお答えする時間を取りました。通常の研修会では質問が出ないこともありますが、この日はたくさんの質問をいただき、想定していた質疑応答時間(20分間)だけでは全然足りませんでした。この熱気は終了後も続き、私のメールには深夜過ぎても質問をいただきました(※参加された方から質問メールをいただくのが何よりの楽しみなので、ホテルで楽しく返事を書きました)。とても熱心な岡山県の皆様。アンケートでも満足度が高いとの結果に、私も満足です。とても素敵な思い出になりました!

【写真】左上と右上:オープニングの定番、グーパー体操。左下:漫画でナッジを解説。右下:個人ワーク。 ※写真では会場が密になっていますが、コロナ騒動以前に開催されたものであることを御理解願います。

最後に

最後に。岡山県ナッジユニットの皆様の御尽力は並々ならぬものがあります。心から頭が下がります。私はこれからも岡山県ナッジユニットから目を離しません。私は青森県でのナッジユニット設立が夢であり、設立の際にはぜひ岡山県を参考にさせていただきたいです。ありがとうございました!

記事に共感いただければサポートのほどお願いします。研究費用に充てさせていただきます(2020年度は研究費が大幅減になってしまい…)。いい研究をして、社会に貢献していきます。