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オリジナル曲集。

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オリジナル曲を集めてみました。 ギターとベースは自分で演奏しています。 ドラムと鍵盤はAI+打ち込み 歌はボーカロイドさんです。 曲を聴いてくれた 全ての方々に感謝します! …
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2022年7月の記事一覧

灯台の幽霊

灯台の幽霊(ボーカロイド) まぼろし 海岸線上に 光る道標 航海の手掛かり 悪戯に 哂うカモメのメロディー 遮る道標 後悔の手触り 誰もいないけれど 独りぼっちだけれど 好きなことが 僕にはあるよ どこに届くかな? 誰に伝わるかな? 分からないけど ピカピカにしておくから なんとなくね ずっと 僕はここにいるよ いや どうだろう? 本当は分かっているのかもね 僕はここにいるよ きっと明日も明後日も なんなら 10億年先だってさ 僕はここにいるよ ここが好きなのさ 何も無い所だけど 退屈かもだけど いつでもここに 遊びにおいでよ 誰に会えるのかな? 友達になれるかな? 分からないけど ピカピカにしておくから 僕はこの場所で この目とこの心で 見える景色を ただ観ているだけなのさ 君も同じはずさ そんなに違わないさ 何を急いでいるの? 何を恐れているの? なんとなくね ずっと 僕はここにいるよ いや どうだろう? 本当は分かっているのかもね 僕はここにいるよ きっと明日も明後日も なんなら 10億年先だってさ 僕はここにいるよ ここが好きなのさ 「追記」 この曲は ここnote界に於ける ショート・ショートの魔術師! へいたさん作の物語「灯台の幽霊」とのコラボ作品になります。 主人公はタイトルにもある通り「幽霊」なのですが なんて言うかその… 「怖さ」が全く無いんです。笑 更には 一時の波乱を含みはするものの 物語全体としては 概ね 穏やかな雰囲気に満ちています。 ただ その穏やかさこそが「隠れ蓑」となり 「幽霊」であるという前提を 上手く打ち消しているようにも思えたりで 主人公と同様の「忘却」の魔法に 読書としての自分も掛かっちゃった!感満載な気分に包まれちゃうところなんかは もう、なんて言うか 技術だなぁ〜って思います。 へいたマジック! 信じる信じないに関わらず 「幽霊」とは 一種の「残留思念」という捉え方があります。 だとしたら どんな思念を基に 彼はそこにいるのだろう? そこにあったかもしれない「悲劇」さえも 全ては忘却の彼方。 「幽霊」であるというこの設定は この物語を起点とし その前後のストーリーを想像する上で 大きな「キーポイント」であるように思えたりもします。 謎に包まれた部分が多いことで その分自由度が高く 広く想像を巡らすことができる。 そこから曲を作るという作業は 一見、掴み所がないように思えたりもしましたが いざ始めてみると 思いの外 刺激的で 何より めちゃくちゃ楽しかった! 素敵な物語を そして素敵な経験を ありがとう! 是非御一読を!↓↓↓(本日7/18月曜日18:00より公開予定!400話達成おめでとう!!!) https://note.com/preview/n391f47e24d08?prev_access_key=9540d466a8b293acc6bff606a2ae5d31 この曲のジャケ画(アートワーク)は へいたさん作でございます。 いつも素敵なジャケ画をありがとう! センキュー! センキュー!! 最後に 今回の曲に関してですが この物語の「テーマソング」と言うよりは 一読み手としての 「一つの解釈」として受け取っていただけたらと そう思っています。 この曲に出てくる幽霊さんは 僕の想像であり 物語の主人公が持つ「性格」を決定づけるものではないからです。 物語に触れ みなさんなりの主人公像 または物語のその先を 想像して頂けたら幸いです。 きっと楽しいはず! ではでは。