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アルバム内容まとめー⑥DARKBLOOD

DARKBLOOD(ダークブラッド)は、2023年5月22日に発売した ENHYPENの 4thミニアルバムです。

以下は、ENHYPENのストーリーについて簡潔にまとめ覚書きしておくための、記事のクリッピング(切り抜き)寄せ集めです。


▶コンセプトトレーラー

📹 https://youtu.be/G89zYm30v1M?si=SXkwl_nsIguLMt52

傲慢と忘却(による後悔)、愛と犠牲、運命についての物語。
運命の歪みから抜け出すふたつの単語…Bite Me。

▶アルバムコンセプト3ver.

❑FULL ver.
フル。
FULL MOONは、満月🌕

冷たい目つきのヴァンパイア衣装。奥には棺桶。
FULL ver.ムードボード。
ろうそくとネオンサインでいっぱいの空間に座っている
少年の姿、
首を噛まれたような傷、
白い布と対比される黒い王冠
Intoxicated by my own might, I've strayed from your light.
(自分の力に酔って、
私はあなたの光から遠ざかってしまった)
This mystical strength, destined to last beyond time's seam.
(この神秘的な強さは、時の流れを超えて続く運命にある)
Oblivious to the illusion's hold, danced on.
(幻想にとらわれず、踊り続けた)


❑HALF ver.

ハーフ。
HALF MOONは、下弦または上弦の月🌗🌓

水でいっぱいの暗い空間。
HALF ver.ムードボード。
水中に沈むそんふんとじぇいく。
I'm no longer in your world.
(私はもうあなたの世界にはいない。)
You and all fade into the abyss.
(あなたとすべて 奈落の底に落ちていく。)
This cruel sentence I face, oblivion.
(私が直面するこの残酷な宣告、忘却。)


❑NEW ver.

ニュー。
NEW MOONは、新月🌑≒ DARK MOON

舞い散る花びらの下に立った純粋な強い眼差しの少年。
貴公子。神秘的な不思議なムード
NEW ver.ムードボード。
赤く染まった空間を埋め尽くした
赤い花の間に立つメンバー、
赤く輝く瞳、
赤い蝶
Crystal clear, the meaning of sacrifice now near.
(はっきりしている、犠牲の意味が 今 近くにある。)
Fate's iron grip, where you and I together stand.
(運命の鉄のグリップ、あなたと私が共に立つ場所)
I will be your shield, forevermore,
even if it costs all that I knew.
(私はあなたの盾になるでしょう、永遠に、
たとえ 私の知っているすべてを犠牲にしてでも。)
[FULL]
I BELIEVED ICOULD PROTECT YOUIFIHAD THE POWER
(僕は君を守ることができると信じていたその力があれば)
[HALF]
I BECAME ACURSED BEING WHO COULDN"T EVEN DIE BUT MERELY WANDER
(私は死ぬこともできずただ彷徨う呪われた存在になった)
[NEW]
THIS MARK ÖNTHE NECK ISASIGNOF OURDESTINY.
(このマークは私たちの運命のしるしです)


▶収録曲目(6曲)

↑DARKBLOODトラックリスト
NEW色→BiteMe
HALF色→Sacrifice
FULL色→Bills

1.「Fate」

https://youtu.be/Qk7CLQ-_YRw?si=_xi2Uke-t2VZ_es5

📹 https://youtu.be/d0WgmvTQ11E?si=n0TdHAMK9XL4qtNY

運命の力、物事の定め、神の摂理。
自分の運命に気づき覚醒した少年の話。
忘却を厭わしい呪い、残酷な刑罰と表現し、どうやって忘れることができたのだろうか?と自嘲する。
パンデミック最中のデビューにより 長い時間を待ってようやく迎えたファンとの対面は、「今は自分が何をすべきか分かる 」と自分のアイデンティティ、言い換えれば ”運命“ を自覚する強力なきっかけとなった…その話。

2.「Bite Me」〈タイトル曲〉

📹 https://youtu.be/wXFLzODIdUI?si=J0rx-Ces5lcYyNGO
This Mark on  the neck is a sign of our destiny.
(この首のマークは、私たちの運命を示している)

運命の相手と再会した少年が、血で繋がった運命であることに気づき証を残したいと願うストーリー。「僕」は相手が「on my neck」に「君のものだという証拠」を残してくれることを望んでいる。

[深堀りメモ]
✔ ”噛む“ 行為は、一方的な救いの行為ではなく、お互いの間の信頼に基づく関係の表象として描かれる。「僕が君を信じてるってことをわかってくれたとき、君が君自身を信じられたとき、そのときは絶対に僕の首を噛んでね」(ウェブトゥーン『黒の月: 月の祭壇』の第1話より)という 噛む代わりに噛まれたいヴァンパイアであり、「愚かな失敗を繰り返した」自分が「すべての力と権能」を 僕を噛んでくれるあの存在のもとに戻すためだ(コンセプトトレーラーより)。
自分の身体に加えられる痛みまでも自分から求めるという最も躍動的な受け身。
別れの痛みとその後にやってくる忘却を経験するくらいなら、君に噛まれてでも、それで僕は消えるとしても、君に忘れられたくない気持ち。
“繋がり”と“大切さ”。ENHYPENとそのファンダムENGENとの関係性も同時に表す。
✔プロデューシング担当は、ザ・ウィークエンドの Starboy やサム・スミスの Unholy などのグローバルヒット曲を誕生させた音楽プロデューサーのCirkut。
✔ひすんがレコーディングディレクティングに参加。メンバーの特性を引き出す方法を模索し制作の裏側で努力した。
✔にきが振り付けに参加。ワールドツアーの途中で楽曲を聴き、採用が確約されてない中で「僕が作った振り付けが取り入れられたらいいな」と思いたってホテルの部屋で踊り考えた。

[ダンス]
✔Bite Meダンス
✔Come hereダンス 

3.「Sacrifice(Eat Me Up)」〈後続曲〉

📹 https://youtu.be/HROTJfbtcU4?si=wTaNlt9QnadSmXgc
I believed I could protect you if I had the power.
(私に力があれば、あなたを守れると信じていた)

サクリファイス。犠牲、生贄、身代わり。わたしを食べ尽くして。
テーマはお互いを忘れたということ、後悔、犠牲。
自分を忘れた相手を見て運命を覚醒し、相手のための犠牲を誓うと同時に、自分を全て飲み込んでもう一度相手の一部になりたい、自分自身を完全に相手に捧げたいと願う内容。

[深堀りメモ]
✔天国と地獄の相反する空間を連想させるMV。地獄と天国の間にある 煉獄(れんごく、プルガトリウム)は、 罪を償い魂を浄化する場所。炎に焼かれる苦しみを通じて成長し再び生まれ変わることができる場所。
歌詞に出てくるレーテとは、ギリシア・ローマ神話で 冥府を流れる忘却の川。新しい肉体を得て転生しようとする霊魂が前生のことを忘れるためにこの川の水を飲むとされている。

4.「Chaconne」

📹 https://youtu.be/iVfITt1GQhY?si=Oe2kyt_krQilmRNT

シャコンヌ。
フランス語ではシャコンヌ(Chaconne)、スペイン語ではチャコーナ(Chacona)。バロック時代17〜18世紀の音楽で、特定の低音・和声進行を繰り返す様式の舞曲。“死者を復活させるためのダンス曲”という意味を持つ。
メランコリーに一人だけの踊りに酔って落ちていく少年の姿を描いた曲。


5.「Bills」〈カップリング曲〉

📹 https://youtu.be/28EC2zaTJdg?si=S_FGQVfCPDLqdCqO

請求書。
失われた愛による後悔と苦しみを請求書に例えて、資本主義と恋愛の関係を考えた楽曲。
恋に冷笑的だった存在が、恋という落とし穴に陥って別れを経験し、遅ればせながら解消されない悲しみという代償・コストに気づく。

[深堀りメモ]
✔作曲家はフィンランド人ミュージシャンのTido Nguyen。
✔最初からカップリングとして収録が決まっていたわけではなく、レコーディングしたところ予想よりもよい形で完成したため、今作に収録されることになったというビハインド。

6.「Karma」

📹 https://youtu.be/BKHGRaxG45U?si=Fbrjc_WEnXGjDIkM

カルマ。
業(ごう)。サンスクリット語で“行為”、その結果として蓄積される“宿命”の意。インドのヴェーダ哲学の根底に流れる思想で、過去(世)での行為は 良い行為にせよ悪い行為にせよ いずれ必ず自分に返ってくる、という因果応報の法則のこと。
「君と僕は前世から繋がった運命であることを忘れないでほしい」というメッセージをこめた曲。
「前の前の前世から」(One In A Billionより)待っていた君に向け、「運命をなんと呼ぼうと I don’t give a what(そんなことはどうでもいい)」と鮮明に叫ぶ。「時空を超えて必然性を超えて」結ばれていた僕と君の関係を確信し、「次の人生また次の人生も/永遠にともに」しようと告白する。

[深堀りメモ]
✔「SHOUT OUT」を作ったWaveshowerと再びタッグを組んだ曲。
✔ENHYPEN初のメンバーによるかけ声動画あり。


▶全体のメッセージ

 自分の力に傲慢になって相手を忘れる罰を受けた少年が、その罰による激しい孤独に陥って、首に刻まれた運命の証を発見。血で繋がった運命共同体である相手の存在を自覚して、“君”のための犠牲を覚悟する物語。
“運命の繋がりに対する気づき”と“大切な存在を忘れてしまったのことへの後悔”。
「お互いがお互いのことを忘れたら」という仮定の下で展開されるストーリーテリングで、パンデミック期間にデビューし なかなかファンに会えなかったENHYPENの状況を重ねる。君にたどり着くため延々と待ち続け、絶え間なく信じる気持ちを証明する努力を経てきた このグループに内在する不安を解消できるのは、結ばれざるを得ず 結ばれるべきだった運命の相手=ENGENE との再会だった。
 ヴァンパイアのダークなコンセプトを強く押し出した古典的な雰囲気の中に、「君によって僕が始まった」…とファンENGENEがいてはじめて存在できるアイドルENHYPENの人生について表現。具体的には「すべての瞬間にファンの大切さを感じていて、ENGENEがいなければENHYPENはいない」「パンデミックを経て ファンとの繋がりを大切にしたい」「これからも一緒にいてほしい。僕たちのすべてはENGENEであることを忘れないでほしい。ENGENEがいるからこそENHYPENが存在するように、運命のようなこの関係がもっと長く続くとうれしい。いつも最善を尽くすENHYPENになります」という生身の彼らの想いをのせている。
 「約束の言語」(Flickerより) である「Bite Me」(僕の首を噛んで) を言える時点にたどり着いた。個人の運命を苦悩し続けていたENHYPENが “君” との関係をアルバムの中心に置き、「僕たち」という世界に進み、ENHYPENとENGENEの時間がさらに特別感を増す転換点となるアルバム。

[深堀りメモ]
✔初の月曜日カムバック。
✔「Let Me In(20cube)」MVでそんふんがビニールを被ったまま言っていた言葉は「Bite Me」ではないか説も出たが、レミインよく見ると違う。


🗒WeversMagazine ENHYPEN、新たな世界への拡張 ENHYPEN『DARK BLOOD』に対する3つの視線

🗒WeversMagazine ENHYPENのヴァンパイアはちがう 『DARK BLOOD』コンセプトトレーラー制作記

RollingStonJAPAN記事 ENHYPENが語る、『DARK BLOOD』にこめられた想い、ひたむきな努力 『DARK BLOOD』収録曲をメンバーが解説

🗒THE FIRST TIME記事

🗒Real Sound記事 ENHYPENはファンと共に歩み夢を叶え続ける ENGENEとの“繋がり”を強く訴えかけた『DARK BLOOD』発売記念ショーケース

🗒ORICON MUSIC ENHYPEN、約10ヶ月ぶりカムバックに自信 振り付けは“末っ子”NI-KIが担当「表情演技にも注目してほしい」

🗒Billboard JAPAN記事 ENHYPEN、ミニアルバム『DARK BLOOD』コンセプトフォト&フィルム「NEW」バージョンを公開

🗒ORICON MUSIC ENHYPEN、『DARK BLOOD』のショーケース開催「運命のようなこの関係が長く続くとうれしい」 収録曲や「Into the I-LAND」披露でファン歓喜

🗒KPOPMONSTER記事 天国と地獄を連想! ENHYPEN、『DARK BLOOD』の後続曲「Sacrifice (Eat Me Up)」のMVを公開!

🗒ENGENE文学賞 開催の案内


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