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女の子とモーショングラフィックス商品カタログ 2019-2020

お疲れ様です。
お世話になっております。自動車 原付です。


今日6月9日は私が運営している映像素材/VJ素材サークル「女の子とモーショングラフィックス」の旗揚げ記念日です。サークルといっても一人なのですが。

なんとなく始めた素材制作活動ですが、思った以上に多くの方に購入していただけているようでとてもうれしいです。

この記事では、この1年間でリリースした素材について改めてご紹介します。映像制作者・VJとしてのおすすめポイント、作った経緯なども追記しながら振り返ってみたいと思います。
1分くらいのプレビュー映像も一緒に紹介しているので是非再生してみてください。



GAMG_VJfootage01

6月に公開しました。初めての素材集です。

アニメ映像にレイヤーして使うのをイメージして、白黒メインの図形モーショングラフィックスを多数収録しています。

VJの方から「映像作れるなら素材集とか作ったらいいのに~」というのを言われ、「そういうのもアリか……?全然見かけないけど……ついでに小銭も取りてえな……」と考え出したのが事の発端です。

「販売プラットフォームはBOOTHが便利らしい」「そこそこ需要があるらしい」などインターネットの皆様に教えて頂き、ふらっとBOOTHのアカウントを取得、宣伝のためのTwitter垢を準備、3日くらいでちまちまと映像を準備、リリースに漕ぎつけました。

「いきなり知名度0のアカウントが金取るぞ、って言ってもそんなに売れないだろ……」と思っていましたが、Twitterに投稿した上のVJイメージ動画がアニソンVJ界隈の方たち中心にそこそこウケました。次の日にTwitterのフォロワー100人突破、売り上げも好調ととてもうれしい結果になりました。
『わたしのCOLOR(S) (Ray_Oh SPD GAR bootleg)』、良いbootlegですよね。

現在でも一番数出てるのですが、探り探りでの制作だったので今から見るとクオリティは正直微妙ですね……画質も良くないですし……。


ColorPalette

7月に公開しました。

アブストラクトな背景素材として汎用的に使えるようなものを目指しました。

販路拡大を狙ってあえて「映像素材集」と銘打っています。VJさんだけがお客さんとなると母数が少ないですからね。しかし映像制作できる人はこの程度の素材は自炊できるからか売り上げは伸びず……VJ素材としては弱いですしね。
Twitterに音源を投稿するときに必要になってくるかと思い音屋向けのアプローチもかけてみましたがなかなか有効的な一手にはならず……。このあたりのアプローチはもっと丁寧に考える必要があるかもしれませんね。

配信需要が高まる今、アプローチ再考のチャンスかもしれませんね。(もう遅いかな?)

素材としては、ただのグラデーションで終わるだけでなくノイズを乗せたバージョンを作るなどして工夫しています。
VJ用途ではアンビエントやエレクトロニカに合う空間演出に適していると思います。


Build and Blink

8月に公開しました。
この辺りまで「1か月に1作ずつ公開する」というのを意識していました。定期的な更新が一番重要ですからね。(このルール、この素材リリース以降守られないんですが……)

この素材集のテーマは点滅です。僕が一番好きなエフェクトは点滅なのですが、「フロアでビルドアップとともにこの点滅浴びたらいいだろうなあ~」とか「ビルドアップでMIDIコン叩くのしんどい時にパッと映える素材あったらいいなあ~」という気持ちで作りました。

今年リリースの素材では一番気に入っています。「いろんなものを取りそろえる」というコンセプトよりは1つの狭いコンセプトに徹底的に取り組んだパッケージを作っていきたいんですよね。
売り上げはちょっと落ちますが。結局オールインワン的なものが売れ筋になりがちです。

GAMG_VJfootage01の時はVJ想定のプレビューしか用意していませんでしたが、これ以降は素材だけのプレビューと楽曲と合わせて使用したイメージの2つをつくるようにしています。(楽曲と合わせている方はプチ違法なのでいつ怒られても困らないように……youtubeに上げてるのも実際よくないですよね)

シックな質感があるので、単体で使うとbassline(という音楽ジャンル)と非常に相性がいいです。是非basslineに合わせてお使いください。

個人的な話ですが、先日あった大きめのDJ配信イベントでUK Garage/bassline系の楽曲に合わせこの素材が使われているのを見てブチ上がりました。そういうこと~~~~!!!!!!ありがとう!!!!!!


hide and seek

10月に公開しました。

レイヤーマスクがVJ界隈で流行っているという情報をキャッチし、いそいそと作った商品です。うれしい反響も貰えました。
他のものと比べモーション速度が抑え目になっているのと図形面積が大きめになっているのが特徴です。

白の部分/黒の部分に別の映像を映す設定をすることで珍しい2画面構成ができます。実際にVJからすると現場で設定するのはあまり現実的ではないかもですね……腕次第。
とはいえ単純に乗算・加算で使っても良い感じになりますよ。見え隠れする感じは出せます。

素材を作る際には、「新しい技術を使ってみよう!」といろいろチュートリアルを見たりC4DLite(3DCGソフト)を使ってみたりなどしています。1回切りになってますが……。


GAMG_VJfootage01_Ver1.1

11月に公開しました。

初めての素材がじわじわと売れ続けついに100本売れました。
これを祝っての新作素材を準備したのですが、「販売したらそれ02だよな……」「でも無料配布ってのもちょっと……」といろいろ考え、
最終的に購入者特典という形に落ち着きました。BOOTHは融通が利いていいですね。
現在は単体パックとして販売しています。

内容としてはGAMG_VJfootage01のアナザーバージョンをより良い画質・より良いモーションデザインでお届け、という意識で作りました。
単純に高画質化も考えたのですが、「めんどくさい割に出来るのは同じものか……」とモチベが上がりませんでした。

ほとんど作り下ろしの「shapeMG」は結構会心の出来です。アーメンブレイクが鳴っているときに流すとごちゃごちゃした情報感がマッチして良いです。


GAMG_VJfootage02

年が明け2020年、1月に公開しました。

先月ver1.1を公開したばかりですが「半年に1回くらいVJfootageシリーズやろうかな」と考えていたのでシリーズ2作目です。

内容は何でもあり、なんとなく作った習作やチュートリアルの応用、その場の思い付きで自由に作りました。
VJfootageシリーズは低価格大容量を目標にしていて、他はコンセプト重視で作りたいと思っています。
もちろんそれぞれのクリップは丹精込めて作っていますよ。

購入傾向としてとりあえずVJfootage01,02を合わせて買っていく方が最近は多い気がします。まあ間違いないのですが、Build and Blinkなどの特化パックも是非お買い上げいただきたいですね……!
ぶっちゃけてしまうと特化パックの方が思い入れがありますし。


FlatDesign vol.1

すこし時間は飛び、4月に公開しました。

なにかと在宅がちなご時世、大学も登校禁止なので家でだらだらと過ごしていました。
インターネットではDJ配信ブーム。いろんなDJさんが「映像どうしよう」といっているのが散見されました。
そこでふと「1本wavならぬ1本movってありかもな」というアイデアを思い出し、1分ほどの長い映像素材をつくり無料配布することにしました。

また、動きのバリエーションをつけるのはしんどいですが色のバリエーションは比較的簡単につけられます。配色に強くなりたいなあと考えていたのでここぞとばかりに眠っていた配色本を発掘。いろんなカラーパターンを収録しています。

DL数は好調です。無料なのもありますし。
ですが、事態を読んでもう少し早く動き出せていたらより良い結果だったかなあと思っています。
投げ銭的な目的で高画質有料版も用意してみましたがこちらはあまり捌けず……。まあ720pあればだいたい十分ですもんね。

GW中にもう1パターン作ろうと思って「vol.1」と名前を付けましたが、結局だらけてしまい手つかずに。そういうとこありますね。

時々、TLに流れてくる配信画面にこの素材が映っているのを見つけます。うれしい。ありがとうございます。



以上です。1年間で7作公開することができました。総本数は約100本でした。こうして改めて確認するとすごいですね。

一昨年にバイト先をフェードアウトしてしまってからというもの、常にお金の不安に付きまとわれて生活していたのですが、この活動のおかげで毎日ニコニコしながら生活できています。皆様、本当にありがとうございます。

最近はあまりコンスタントにリリース出来ていませんが、できる範囲で細く長く頑張っていきたいと思います。目指せbeeple!という気持ちです。
今年は図形ばかりでなく明確なモチーフのある素材も作ってみたいな!と考えています。他にも企画案だけはいろいろあるのでお楽しみに。

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というわけで、今後とも自動車 原付並びに「女の子とモーショングラフィックス」をよろしくお願いします。


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