8月22日ブルーベリー狩りをしてきました。

M1のアキです。
8月22日に、若年性認知症の方々やそのご家族の支援をしている精神保健福祉士の若野さんとそのグループの方々と一緒に、社会福祉法人青葉仁会が運営しているあおはに園で、ブルーベリーの収穫に参加させていただきました。

あおはに園は、「共生」という言葉が真に体現されているところでした。
知的障害者の方々の働く場であるだけでなく、地域の人々もその農園の管理に携わったり、ブルーベリー狩りの場として開放して地域の人々と交流できるようになったりしていました。そして、近隣にはあおはに園で収穫されたブルーベリーを石鹸に加工する工房や、知的障害の方々も働くレストランや、雑貨屋さんもありました。建物のデザインも素敵で、優しい空間でした。私の中の福祉関係の施設のイメージがとても変化しました。

青葉仁会の理事長榊原さんは、元々養護学校の教員をされていて、生徒さんの卒業後の生活も支えるために、社会福祉法人青葉仁会を立ち上げたそうです。若野さんは、理事長の榊原さんはものすごい熱い思いを持って戦ってきた人だと教えてくださいました。ブルーベリー狩りを終えたあと、若野さんが理事長に直接お会いさせてくださったのですが、とても気さくで、穏やかな方でした。初対面の私にも、これからやろうとしていることなどを教えてくださり、さらに研究のフィールドとしてもどうぞと言ってくださり、感激しきりの私でした。
理事長ももちろん素晴らしいのですが、若野さんも素晴らしい方です。山川先生から事前にHPを見せていただいていたので、若野さんもとても熱い思いを持って活動されていることを知っていましたが、ブルーベリーの収穫のときに直接農福連携のお話をうかがうことができて、若年性認知症の方はもちろん、そのご家族のことまで考えて試行錯誤をしながら活動されていることがよくわかりました。熱い思いを持った人方々のパワーを感じた1日でした。とても貴重な機会で、お話をくださった山川先生に感謝です。

最後に収穫作業の話です。正直なところ、大変でした(地面の傾斜が急なので全身使います。さらに直射日光に当たるので、めちゃめちゃ暑い!水分必須!!)。しかし、甘酸っぱいブルーベリーを楽しみながらの作業ということもあり、自然と無心になっていました。そして作業中に自然の風の優しさにはっとしました。太陽が照りつける中、すーっと風が吹いてきたとき、「こんなにも自然の風って柔らかくて心地よかったっけ?」と・・・。日々研究室にこもってパソコンと格闘している生活が当たり前になっていて、心身ともに凝り固まっていたなぁと気づかされました。収穫作業は大変だったはずなのに、終える頃には、体はスッキリしていました。今回、老年看護学研究室から一緒に参加してくださったのは、Wangさん(D3)です。普段なかなかお話しする機会がなかったので、Wangさんと一緒に過ごせたことも嬉しかったです。来年はもっともっとたくさんのメンバーで参加させていただけるといいなぁと思いました!

今回お世話になった若野さん、若野さんのグループの皆様、あおはに園の理事長榊原さん、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?