プロフェッショナルを育てる

今年度から本学では高度実践看護を担うナースプラクティショナーの養成コースを開講している。そのなかで、当研究室でも臨床推論の講義を担当することになり、国内のtop of topである愛媛大学病院の総合臨床研修センターの熊木天児先生率いるチームに担当していただくことになった。フィジカルアセスメントのプロ中のプロの内藤知佐子先生とMEの小松先生もシミュレーターを使ってリアルな生体データを見せていただくという2週にわたる講義だった。贅沢である。臨床推論は医師が常にやっている思考プロセスであるが、その目線やそのプロセスを看護師が実施して生活と病気の関係性を強くして看護展開したり、どのように治療とのバランスを取ればいいのかなどを明確化することに非常に大きな役割を持つものと思う。熊木先生からは以下のコメントをいただいた。
「臨床推論をグループワークで行う際、間違っていても全てが貴重な意見です。なぜならば、なぜ合致しないのかを考える機会になるからです。今回、強調しましたclosed questionの「その心は?」を追求することの重要性が伝わっていれば何よりです。」


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