EASYなBGM / セルフライナーノーツ

息の止まる景色 にわか雨続く山間
グレーの空から時折 射す日差し
この天気をなんと呼ぶのだろう
すぐに名前をつけたがる
きっとそれは美しいもので充分だ
君以上の宝物が見つからない
昼も夜も大差ない 騒がしいあの街の雑踏は
後にも先にも残る事がない 耳慣れたEASYなBGM

商店街のゴミ捨て場に小便をかけている、雨に振られながら
健全なようでいて不健全、なようでそれが自然
なにより現在進行中、流行には乗り遅れた
政治も経済もファッションなんて口にするのもおこがましい
今までがこれからを、なら、これからも今までを
なぁ、ここはまさにデルタ地帯
買い手は捨て売り手は買い手を探して仕入れてる、先は知れてる
こちとら、買っては捨てる買い手のフリして書いては捨て描いては捨て
思いついた事、全部忘れるために色んなことを考えてる
恩着せがましくしようとする度に自分の為だった、と気付いちまう
悲しみにくれた午後、抜け落ちていく優しさ
それを、拾い集めては、夜の街に繰り出す準備を始める
いつも通り、とは、このことさ
誰かが誰かに何を言われようとも、私はあなたの味方です

以下、解説

歌詞に一貫性はない。前半部分の前半部分。
徳島県那賀町ドローンマップのナレーション動画からイメージ。
雄大な大自然はツアー中、東名高速から見る景色とリンクする。
大自然に突如現れる高速道路。雄大な景色を撮影するドローン。
対して後半部分は、何処にでもあるちょっとしたネオン街の生活ノイズだが、
モデルとなる人生の大半を過ごした横浜関内は多国籍。
目を閉じても焼き付き、音まで聞こえる。

後半部分は実際に、大船駅から当時の自宅までを泥酔して歩きながら書いた。
朝方の帰り道、立小便をしていると降ってきた雨に
思わず笑顔が溢れ、そのままを、その時思ったことを
携帯にブツブツとメモしながら歩く。
翌日、同じ道を夕方に家から歩きながら整理した。

「誰かが誰かに何を言われようとも、私はあなたの味方です」
この言葉は、とある友人に対して書いたもの。

自分に関わっている人は皆、自分の味方である。
それはただ道ですれ違う人ですら、そうだと思う。
それと同時にその味方の人生に自分が関わっている以上、
言葉にせずとも、自分もその人の味方である。
ただ、時にそれが面倒臭くなることってある。

あぁ 人生って素敵。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?