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2021.01.10

昨日の夜(今日の朝)にめちゃくちゃ気持ち悪くなって、しかも酔いもあってなかなか眠りにつけず、一日中食事と昼寝を繰り返しただけの1日になった。

そんな中で円城塔『文字渦』を読み終えた。伊藤計劃と共にぼくがSFにのめり込むきっかけとなった作家さんだけど、一つひとつの作品が難解で気軽に読めるものではないので、まだまだ読んでいない作品が多い。この短編集は出た頃から読みたいなと思っていながらもタイミングがなくて放置していたものを去年の9月にようやく購入して、今回読了にこぎつけた。

文字、その中でもとりわけ「漢字」がテーマとなった短編が12篇収録されている。

このルビ芸が話題にもなっていたりした。

この人はこのルビ芸もそうだけど、思いっきりふざけたギャグみたいな作品を書くことがあって、この短編集はそういう魅力が存分に味わえる。書いた字同士を戦わせるという架空の風習をルポタージュ風につづった「闘字」や、本の中に眠る漢字の化石を発掘しその増殖の仕組みを考える「本層学」の学者が語る「微字」、漢字のインベーダーゲームが登場する「天書」など、ぶっ飛んでいてくだらなくて難しい。

正直半分もわかってないけれど(円城塔は毎回そうだけど、それでいいんじゃないかと思っている)、相変わらず楽しめた。でもまたしばらくは読まなくてもいいな…

これ凄まじい…

明日はちょっと会社に行かないとできない作業があるので、出かけなきゃ。ついでに映画でも見れたらいいな。

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