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Day8:爆誕★鬼運営。息子が新しい遊びを思いつく

こんにちは、ジャコウです!これは息子のタイガと二人三脚で楽しむあつ森ゲーム日記です。

今回はタイガがあつ森で新しい遊びを思いついた話をお届けします。

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<3行目次>
・遊びたくて夜ふかし
・瞳をとじて?穴を掘るよ?
・爆誕★鬼運営

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仕事から帰宅したのはちょうど20時をまわったところだった。

玄関をあけるといつもなら部屋の電気は消えているのにその日はまだついていた。タイガがまだ起きている証拠だ。

寝かしつけの時間は過ぎているので、きっと今日はどこか外出していて遅くなったのだろう。

身支度を整え、洗面台でうがいをしていると遠くから慌ただしい足音が近づいてきた。

「おとうさんおかえりぃ!」

元気なタイガがポップした!いまにも飛びついてきそうな満面の笑みでこちらを見ている。

「ただいま」

「おかえり!フフフーン」

「どうした?やけにご機嫌だな」

「いっしょにあそぼ!?」

「もう寝る時間だぞ?」

「あそびたいからおきてた!あちょんだらねる!!」

興奮してうまく言えてないのがかわいい。そして子育ての感でなんとなく察しがついた。

タイガが僕と一緒に遊びたいと異様にこだわるときの「遊び」は「ゲーム」か「かくれんぼ」を指していることが多い。お母さんでは満たせない遊びを期待しているパターンだ。

そしてその執念に妻が白旗を上げたに違いない。だからいまこうして元気に飛び出してきたのだ。

「OK!じゃなにして遊ぶ?」

「あつもりしよ!るーるおしえてあげる」

「ルール?」

「うん、るーる!」

「じゃ、30分だけだぞ」

あつ森でルール?何のことかさっぱりわからなかったが、まずは言われたとおりにしてみることにした。

「やったー!よういする」

ひととおり身支度を終えてリビングに着くとテーブルの上にコントローラーが2つ綺麗に肩と並べて置いてあった。テレビにもタイガとジャコウがすでに写しだされている。

ソファーに座りコントローラーを握ると早速タイガの説明がはじまった。

「るーるはめをとじて、いいよっていったらあけて」

「わかった」

目を閉じると、タイガがコントローラーをカチャカチャと操作する音が聞こえた。

一体何をしているのか…?

気にはなったがまずは黙っていることにした。

今日あったことを振り返りながらタイガに声をかけてもらうのを待っていた。その間もタイガはずっとボタンを押しているようだった。

体感で5分くらいは経った気がした。それでも声をかけてこなかったのでさすがに聞いてみる。

「もういい?」

「だめ!」

「わかった」

「もういいよ!」

「え、どっち!?」

「ん〜、いいよ!」

大丈夫かなぁ? 少し不安を感じつつも目をあけると、ジャコウが立っていた場所を中心に画面いっぱい✕マークが広がっていた。ぱっと見でも10個以上は間違いなくある。さながらおろし金でもみているかのような景色だった。

「かせきははずれでかぐはあたり!!」

「お〜!凄い!!!」

思わず声がでた。タイガは自分で本当にルールを考えていた。

こんな遊びをこれまでしたことも教えたこともない。いままで与えられた方法であつ森を楽しんでいたタイガが今回は自分で遊びを考えたのだ。

大げさかもしれないがこれはユーザーからクリエイターに変わった瞬間ではないか。そう思うと、これから一緒に遊ぶつもりだったが不覚にも感動して思わず目が潤んだ。

勝手に涙する親バカをよそにタイガは得意げに続ける。

「スコップで3つほって!でたのあげる。いい?」

「わかった、ありがとう」

タイガに涙ぐむのを悟られないようにしながら返事をする。1つ目は手始めということもあるので、まずは自分のすぐ傍にあった✕を掘ってみた。

土の中からでてきたのはまぎれもなく化石だった。

「ブッブゥ〜!」

タイガは悪戯な笑みを浮かべてハズレの音声を軽快に口ずさむ。してやった感が全身から溢れ出ていた。

まぁ、最初だしと自分を納得させて2つ目を選ぶことにした。今度は画面の隅にあるジャコウから一番遠くにあった✕だ。わざわざこんな遠くに置くくらいだから家具に違いない!

だが思いは虚しく化石だった。

「ブブブゥ〜!!」

またもや笑顔のハズレ音。そしてタイガの煽り力が思った以上に高い。

2回連続で外したのは流石に悔しい。ゲーマーの端くれとしてここは一矢報いたいところだがどうしたものか。

少し考えてから3つ目はタイガの一番近くの✕にした。直前まで埋める作業をしていたのだから近くにあってもおかしくないはずだ…。

結果は化石。

「ブッブブッブブ〜!」

こなれてきたハズレ音がリビングに響き渡った。

三連敗。このゲーム難しいぞ…

このあと泣きのもう一戦をしたが結果は同じ3連敗。通算で6連敗。

悔しさで満ち満ちた結果だが、寝るにはよい時間になっていたのでタイガが満足しているいまのうちにお開きにすることにした。

とはいえ、ゲームには負けたがタイガが自分でゲームを思いついたことがその日はなによりも嬉しかった。

そして、翌日わりと驚きな事実を知る。

埋められた✕の数は25個あったようだ。そのうち化石は20個で家具は5個。家具はあたりだよ!と元気に言い放っていたわりにその当選確率は20%。可愛い顔してなかなかの鬼仕様な運営様であった。

■今回のベストクエッション

「いっしょにあそぼ!?」(寝かしつけ直前)




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