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今年の目標を忘れていたわたしが試した、1年を振り返る3つのステップ。
世の中のハロウィン感がいつの間にかクリスマス仕様に変わり、季節が冬に向かって小走りし始めました。
季節柄、「今年はいろいろあったな~」と思いを馳せることが増えてきましたが、誰かに「今年はどんな1年だった?目標は達成できた?」と聞かれたら、わたしはことばが出ないのが正直なところです。
なぜなら、年始に立てたはずの目標を忘れ去ってしまっているからです。
そんなわたしは、現在勉強しているSHElikesで「1年を振り返る」というお題のライターコンペに出会いました。
目標を忘れているので1年の振り返りには尻込みしましたが、「目標達成度 ○○%!だけが方法じゃないかも」と思い、1年を振り返ってみることに。
今回は、目標を忘れてしまったわたしが取り組んだ、1年の振り返り法をご紹介します。
目標を忘れていたとしても1年を振り返る理由
わたしは今年の目標を忘れてしまっているので、2021年のじぶんに点数をつけることができません。
ちなみに夫は、目標は立ててないとの回答(笑)。案外、そういう人も多いのかもしれませんね。
開き直ったわたしは、点数をつけることだけが振り返りではないのでは?と見方を変え、2021年の採点ではなく、2022年の原動力を見つけるために振り返りをすることにしました。
目標を忘れてしまったわたしが試した、1年を振り返る3つのステップ
ここからは、目標を忘れてしまったわたしの1年を振り返る3つのステップをご紹介します。
ステップ1 月ごとに印象に残っている出来事を書き出す
ステップ2 KPT法で出来事を振り返る
ステップ3 来年やってみたいこと、ありたい自分を「いつも」見える化する
書き出す際は飾らずに、表現したいようにでOK。じぶんに似合う髪型、フィットする洋服を身に着けたときに感じる心地よさと同じように、振り返りのことば選びも、その「フィット感」を大切にしてみてください。
ステップ1 月ごとに印象的な出来事を書き出す
まずは印象に残っている出来事をざっくり書き出してきます。ちなみにこちらは、わたしの一例。
「あんなことがあったな~」と懐かしむ気持ちで書き出していきます。
ステップ2 KPT法で出来事を振り返る
月ごとに出来事を書き出した次は、「KPT法」で細かく出来事を振り返ってみます。横文字が出てきますが、簡単な単語なのでご安心を。
KPT法とはビジネスシーンでも頻繁に使われる手法で、Keep(続けること)、Problem(問題だったこと)、Try(挑戦したいこと)の頭文字をとった略語のことをいいます。
これらの視点で出来事を振り返えると、現状分析ができて次にやるべきこと・やりたいことを明確にすることができます。
KPT法のポイントはこちらです。
・【大前提】書き出したすべての出来事をKPTに当てはめなくてOK。
・【Keep】今後も継続したい出来事は?
出来事から学んだことで、今後も大切にし続けたいことは?
・【Problem】出来事の中で問題だと感じたこと、失敗したことは?
・【Try】KeepやProblemであげた内容で、今後さらに・新たに挑戦したいこと、意識したいことはなんですか?
文字だけだと分かりづらいので、わたしの一例をご紹介します。
KPT法にすべての出来事をきれいに当てはめる必要はなく、出来事の中からKeepしたいこと、Problemと感じたこと、Tryしたいことを直感的にでも、よく吟味してでもOKなので書き出してみてください。
ちなみにわたしは今年9月、オンラインキャリアスクールのSHElikesへ入会し、そこで勉強を始めたことがキッカケでキャリアのモヤモヤが少しづつ晴れてきています!
決断する時はかなり迷うタイプで、もちろんSHElikesへの入会時も右往左往しました。でもこうやって振り返ると、「あの時決断してよかった。決断は間違っていない。」と自分に許可をしてあげられ、応援してくれる周りに感謝の気持ちがあふれてきます(涙)。
ステップ3 来年やってみたいこと、ありたい自分を「いつも」見える化する
12か月分の出来事をKPT法で振り返ったら、いよいよ総まとめ。来年の目標決めです。Try欄に書いた内容をそのまま目標にしてもOKですし、似たような内容をまとめて1つの文章にしたり、具体的な数字目標を入れたりして、肉づけしてもOK。
ここでのポイントは「いつも」見える化することです。
わたしは今年の目標をすっかり忘れ去っていて、もし目標を覚えていたら、もっとできたことがあったかもしれません。
よくも悪くも人間は忘れる生き物と言われています。わたしたちの忘れやすさについては、ドイツの心理学者 ヘルマン・エビングハウスが、「エビングハウスの忘却曲線」という発表でちゃんと証明もされています。
人は何かを学習すると、20分後には42%忘れてしまう。(中略)31日後には79%忘れてしまう。(参考:エビングハウスの忘却曲線)
1か月後には20%くらいしか覚えてない。それじゃあ今年の目標を忘れてしまってもおかしくはありません。
わたしたちは忘れるからこそ生きていける、時にはそんな風にも思います。でも目標みたいな忘れないほうがいいものは、忘れてしまわないように工夫することが大切。なのでわたしは目標を「いつも」見える化することにしました。
「いつも」見える化する方法の例
・印刷していつも見えるところに貼る
・いつも使うPCのデスクトップの壁紙にする
・手帳のいつも見えるところに書き込む など
こちらはわたしが2022年の目標を「いつも」見える化した様子です。目標を見るたび気分があがるよう、かわいいデザインでシートを作成しました。今回は、デザイン作成を無料で簡単にできる"canva"を使用。おすすめです!
忘れる生き物であるわたしたちにとって、「いつも」見えるようにするのは、よりよく生きるための手段なんだと思います。
わたしが勉強しているSHElikesでは、月に1度グループコーチングがあり、毎回目標の振り返りと、翌月の目標決めを行っています。当初は目標を立てても、達成度は40%くらい。
ある時コーチから、「目標をさらに達成するには、どんなことをしたらいいと思いますか?」と問いかけられました。
「ちょっと待てよ。できる、できないの前に、目標を忘れてしまってやっていないだけなんだ……」と気づきました。わたしはそのコーチングで、目標を「いつも」見える化すると宣言し、それ以降、立てた目標はリビングに掲示し毎日対面しています。
「いつも」見える化する効果は絶大で、エナジードリンクより効く行動の翼になっています。皆さんも、じぶんに合った「いつも」見えるやり方で、目標と向き合ってみてはいかがでしょうか?
さいごに、「振り返り」の意味を考える
さいごに、1年の振り返りをして思い出したことがあります。
中学のころの担任の先生が、「"尊敬"を意味する"Respect"には 、"振り返る"という意味がある。Re(再び)+Spect(見る)で"振り返る"。じぶんの行いや、誰かにやってもらった行いを時に振り返り、じぶんや周囲に敬意を持ちましょう。」
1年を振り返り、がんばったじぶん、お世話になった方々へ敬意の気持ちを払おう。そして来年も、わたしらしく進んでいこう。
いま、そんな凛とした気持ちでいっぱいです。
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