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【EDH】ヴォリンクレックス
緑単EDHシリーズ第1弾。機械兵団の進軍で登場した緑の法務官。3番目のヴォリンクレックスを使用した緑単色のデッキです。
統率者紹介
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![](https://assets.st-note.com/img/1694259482006-yMA1B1Sxij.jpg)
デッキリスト
https://www.moxfield.com/decks/Ti9F2zFdAUWA15bLgsRMRA
このデッキの魅力
いっぱいマナを貯めてひたすらヴォリンクレックスの変身を狙います。首尾よく変身できたら、1章でファッティを出して、2章でファッティを強化して、3章で対戦相手のクリーチャーを壊滅させてやりましょう!あなたの勝利は目前です!
緑と言う色の魅力の1つであるマナ加速からファッティ繋げる動きがとにかく好きなあなたにオススメです。
どうやって動かすの?
①まずは5マナで統率者を出しましょう。
②統率者を出した後も、ひたすらマナを貯めます。
③マナ基盤が整ったらヴォリンクレックスを変身させます。
④第2面の第1章などで増殖するカードを探し、英雄譚の章を無理やり進めることで、ヴォリンクレックスが何度も変身を繰り返せる状況を作り、盤面をどんどんと強化します。
⑤最後は、強化したファッティで押し潰すか、コンボをきめて勝ちます。
もう少し詳しく!
ヴォリンクレックスは第1面、第2面とも強力な能力を持っています。
まず第1面ですが、5マナ6/6到達・トランプルに加えて、戦場に出たときに森を2枚までデッキから探して手札に加えます。
サイズやキーワード能力もさることながら、森を探す能力が特に強力です。
ヴォリンクレックスの変身能力は8マナもかかるので、変身能力起動に合わせて除去を受けると、8マナを棒に振ることになる上、再度ヴォリンクレックスを唱えなおす必要があります。
そんな時、戦場に出たときの森を探す能力が統率者税をカバーしてくれるので、土地が並ばずヴォリンクレックスが出せない!なんてことにはほぼなりません。
次に第2面です。第1面で8マナを払うことで変身できる英雄譚です。この法務官サイクルの中でも最もマナを必要とする能力ですが、他の法務官と違い変身にマナ以外の条件がないため、緑お得意のマナ加速との相性は良好です。
また、英雄譚を語る上で欠かせないのが、キーワード能力「増殖」です。増殖は、英雄譚の伝承カウンターを増やせるため、ターンの自然経過以外で章を進めることができ、相性が非常に良いです。ヴォリンクレックスは通常であれば、第2面に変身してから2ターンかけて第1面に戻りますが、2ターンも待つのは、さすがにちょっとのんびりですよね。
そこで1回でも増殖ができれば、変身した次のターンには第1面に戻ることができるようになり、つまり8マナ払ってもう一度第2面に変身するできます。
このようにして、増殖を駆使することで毎ターンヴォリンクレックスを変身させることで、アドバンテージを稼ぐのが、このデッキのコンセプトです。
第2面の効果は、8マナ払うだけあってどの章も強力です。
<第1章>
切削10を行い、その中からクリーチャー・カードを2枚直接戦場に出す、この英雄譚の中心となる能力です。なるべく強力なクリーチャーか、増殖を行うことができるクリーチャーを踏み倒したいところです。
大体40枚程度クリーチャーカードが入っていれば、10枚の中にほぼ確実(95%以上)に2枚クリーチャーがいる計算になるので、少なくとも40枚程度の投入をオススメします。
もちろん、ファッティが大好きなあなたはもっとたくさん入れてもOKです。
小ネタですが、安らかな眠りや虚空の力線では、墓地にカードが落ちることは止められますが、クリーチャーを戦場に出す能力を止めることはできません。追放された10枚の中からクリーチャーを戦場に出すことができます。戦場に出す能力を止めたければ、墓堀りの檻系統のカードを使いましょう。
<第2章>
+1/+1カウンター7つを割り振ることができます。小粒のクリーチャーすらフィニッシャーサイズにすることもできますし、歩行バリスタやトリスケリオン、献身のドルイドとは強力なシナジーを形成します。
<第3章>
ターン終了時まで自軍全体に格闘能力の付与+第1面への追放後変身です。第1章と第2章で強化されたクリーチャー達で対戦相手のクリーチャーを壊滅させましょう。第1面に戻った時に森2枚を探してこられるのも強力です。
変身を繰り返して、盤面を制圧しましょう。
どうやって勝つの?
勝ち手段は、主にコンボと強化したクリーチャーによる戦闘ダメージの2パターンです。
<コンボ>
以下の1と2を揃えることで、無限マナになり、3を加えることで無限ドローor無限ヴォリンクレックス変身が成立します。必死になって狙うと言うよりは、ヴォリンクレックスを変身させ続ければそのうち揃う、くらいの気持ちで狙いましょう。土地以外の枠を1枠しか取らないため、非常にエコなコンボです。
覚醒根の精霊
ガイア揺籃の地orニクスの祭殿、ニクソス
眷者の居留地などのドローできる土地、カーンの拠点などの伝承カウンターを増減できる土地
※ガイア揺籃の地の場合はクリーチャーが5体以上、ニクソスの場合は緑の信心8以上が必要です。
9/19修正:ギャレンブリグ城でも無限マナが成立するかのような記載がありましたが誤りなので削除しました。失礼しました。
<コンボの手順>
タップで緑6マナ以上を生み出せる土地に覚醒根の精霊の能力を起動
土地がアンタップして1マナ浮いた状態で1に戻る。以下ループ
勝ち手段or勝ち手段につながる土地を無限にアンタップして無限ドローor無限ヴォリンクレックス変身で勝利
<勝ち手段>
無限マナと無限変身(章能力使い放題)or無限ドローを行えるため、以下の勝ち手段で勝利します。
歩行バリスタ、トリスケリオン+第2章
始祖エルドラージ(ライブラリー修復)+ゾパンドレル(サクリ台)+第1章によるcip能力の使い回し(イニシアチブ、テラストドンなど)
<クリーチャーによる戦闘ダメージについて>
上記のコンボが揃わなくても、2~3回の変身で盤面を作った上で3章による格闘や孔蹄のビヒモスやゾパンドレルなどを投げつければ、対戦相手のライフ次第では十分削りきることができます。巨大なクリーチャーで圧力をかけましょう。
カードの選定と個別カード紹介
ここからは、カードの選定理由や個別カードの紹介です。
<増殖カード>
cipで増殖ができるクリーチャー4+1種類(襲拳会の革命家は厳密には増殖ではないです)、土地を増殖に変換できる進化の賢者、帰化能力も持っていて汎用性のある腐れ花、非クリーチャーはマナ加速もできる完全化の杖と土地であるカーンの拠点を採用しています。
戦闘ダメージで増殖が誘発するクリーチャーは増殖までのラグが気になったため非採用、非クリーチャーの増殖呪文はヴォリンクレックスの第1章で場に出せないことから非採用としました。
カーンの拠点が土地カードなので、土地サーチカードは増殖カードとしての選択肢を持っています。特にウルヴェンワルドのハイドラと領域の探究者は、第1章から戦場に出せ、コンボパーツを兼ねるカーンの拠点やガイア揺籃の地などを探すことができるので、想像よりずっとデキるやつらです。
<空想小僧、ピールと巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス>
概ね増殖枠なので、増殖カードと一緒に紹介します。
この2体はパーマネントに置かれるカウンターの数を増やしてくれます。第1章から戦場に出れば、次のターンには第3章になるので実質的に増殖をしているのと同じかそれ以上の効果が得られます。
なお、第1章から伝承カウンターが2つ置かれて第3章になった場合、第2章と第3章の能力が両方同時に誘発し、好きな順番でスタックに置くことができます。この2体のどちらかが既に戦場にいる状態で変身した場合、第1章と第2章がやはり同時に誘発しますが、この場合も同様です。
第2章と第3章は同時に誘発してもそこまで影響のない能力ですが、第1章と第2章が同時に誘発した場合、第1章で戦場に出すクリーチャーには第2章の+1/+1カウンターを置くことはできないので注意しましょう。
<マナ加速>
ヴォリンクレックスが土地2枚を供給してくれるとはいえ、8マナまで確実に到達する必要があることから、軽さよりもマナの供給量と継続性を優先します。
具体的には、以下のとおりです。
1マナのマナエルフはジョラーガの樹語りのみ
代わりに旅するサテュロス、荒野の囁くものなどの採用
3、4マナの大量にマナが出る生物(セルヴァラなど)を採用
そこそこ森が並ぶため、魔力の篭手やかごの中の太陽など、土地からのマナを増やすカードは大量投入
使い捨てのマナ加速(宝石の睡蓮)は不採用。魔力の櫃は再利用できるので採用
なお、マナ基盤さえ整えれば、アドバンテージの獲得はすべてヴォリンクレックスがなんとかしてくれるため、まずはドローよりマナ加速に枠を割いた方が良いと思います。
<Gaea's Touch>
大体基本の森しか戦場に出せない踏査です。ヴォリンクレックスが探してくる森をまとめて戦場に出せる上、その気になればヴォリンクレックスを唱えたり変身させたりするためのマナも供給してくれます。中々の噛み合いです。
踏査とは違い、厳密には土地のプレイではないので、能力はスタックに乗りますし、ディープノームの地形術師に引っかかります。
毎ターンヴォリンクレックスが変身できるようになると、手札が森で溢れるため、踏査、Gaea's Touch、迷える探求者、梓のいずれかが戦場にあるとスムーズに森を消化できて良いです。
<辺境地横断>
自分のクリーチャーのパワーの最大値分だけ不屈の自然を行う5マナのソーサリー。マナはいくらあっても困らないので、ヴォリンクレックス→これで6枚サーチを狙いましょう。
対応してパワーの高いクリーチャーを除去されると悲しみを背負うので要注意。
<東の樹の木霊>
戦場にいるだけでマナコストの概念が半壊する不思議クリーチャーです。特にこのデッキでは、変身からの第1章で計3回木霊の能力が誘発し、再度変身で第1面に戻ったときにも1回誘発します。さらに、木霊の能力で常に戦場に出せる森(マナ総量0)をヴォリンクレックスが探してきてくれるため、かなりの噛み合いを見せます。
しかしながら、真に凶悪なのは、進化の賢者と組み合わせたときです。
ヴォリンクレックスを唱える(森2枚を手札に)
ヴォリンクレックスを変身させる(木霊が3回誘発)
森2枚を戦場に出す→進化の賢者で増殖が2回誘発して即第3章へ
第1面に変身して森2枚を手札に。マナが続けば2に戻り2~4のループへ
このように、マナの続く限り変身を繰り返すことができます。ニクス咲きの古きものなどで、森2枚から8マナでる状態であれば、ライブラリーの森を戦場に出し切るまでループすることも可能です。多くの場合、そのまま勝利することができるでしょう。
<妨害>
普段プレイする環境に合わせて選ぶのが良いと思います(いつもこれしか言っていないですが…)。なお、本リストは気持ち良さ優先なのでクリーチャー以外の妨害は0枚となっております。
このリストのクリーチャーでは、テラストドン、コグラ、茨のマンモス、頂点のアルティサウルス、虚空の選別者、初代ヴォリンクレックス、腐れ花、シルバーバックの古老、トリスケリオン、歩行バリスタ、新旧ウラモグ辺りが該当します。
なお、進歩の災いだけは第2面の英雄譚が巻き込まれてしまうため、余りオススメしません。
あと全然関係のない話ですが、私は茨のマンモスと言うカードが大好きです。皆さん騙されたと思って使ってみてください。
<トリスケリオン>
+1/+1カウンターを火力に変換するクリーチャー。このデッキでは第1章で戦場に出せるので歩行バリスタより強いことが多いです。
第2章でカウンターを7個乗せると化物の完成ですが、対戦相手のクリーチャーは第3章の格闘で殲滅しがちなので、本業は対戦相手の顔面に火力を飛ばすことです。
<永遠の証人、ムラーサの緑守り>
ヴォリンクレックスの第1章で切削10を行うため、回収するカードの選択肢が多いです。なので、他のデッキよりは気持ち強いです。
<起源>
切削10で墓地に埋めておくと役に立つと思って入れましたが、余り役に立ったことはありません。結局このデッキ、マナがあるなら変身に回したいですからね。
<世界の導管>
切削で落ちてしまったコンボパーツ(特に土地)を回収するために使います。これ自体が切削で落ちることも良くあるのはご愛嬌。ヴォリンクレックスの起動型能力を中心にゲームを進めるため、タップ能力の方も思ったよりは起動しやすいです。
<ウルヴェンワルド横断>
切削10した後は概ね森の占術+エラダムリーの呼び声です。強い。
<土地>
内訳は以下のとおりです。
単独で緑を出せる土地24枚(森20、ドライアドの東屋、苔汁の橋、バーラゲトの復活(両面土地)、ギャレンブリグ城)
1以外のコンボパーツになる土地7枚
実質マナ加速になる土地2枚(古えの墳墓、ウルザの物語)
なんとなく便利な爆発域
緑単色のデッキを作るときは、大体23枚は色マナの出る土地で残りはデッキの相性に合わせて選んでいます。無色土地をたくさん入れられるのは単色デッキの良いところですね。
なお、ヴォリンクレックスの第2面の信心は0です。ニクソスを使う際は気を付けましょう。
<ウルヴェンワルドのハイドラ>
上の方でも触れたとおり、土地がコンボパーツになることと、マナ基盤が大事なデッキであることの2点から、それらを柔軟に探すことのできる重要なクリーチャーです。
原始のタイタン、帰ってきて欲しいですね…。
<領域の探究者>
土地サーチクリーチャーその2。
ウルヴェンワルドのハイドラと違い即効性は無くマナもかかりますが、複数毎探せるのが勝っている点です。
原始のタイタン、本当に返ってきて欲しいですね…。
<飢餓のドミヌス、ゾパンドレル>
無限ヴォリンクレックスを達成した後の勝ち手段として、始祖エルドラージのライブラリー修復能力とサクり台で、無限にcip能力などを使い回すアイディアがあって、緑単色で使えそうなクリーチャーのサクり台を探したところこのクリーチャーに辿り着きました。
サクり台としての機能を抜きにしても異常な打点で対戦相手を撲殺できたりするので、それなりに感触は良いです。あと到達が強いです。
3種類のヴォリンクレックスにドミヌスまで入っているので、ファンデッキ感が増していてエモいですね。
<変幻の大男>
第3章で対戦相手のクリーチャーと格闘すると簡単に爆発できます。概ね第2の覚醒根の精霊です。
<真実の解体者、コジレック>
2つ上のドミヌスのところでライブラリー修復能力に触れましたが、マナ基盤が充実しているので素で唱えることも可能です。
…可能ですが、盤面に触れるウラモグと違って、こいつはほぼ滅殺にしか価値がない(ヴォリンクレックスの能力が使えるならドローは過剰になりがちな)ので、当落線上のカードと言えます。
ライブラリー修復能力についてですが、第1章でコジレックやウラモグが切削された場合、それを戦場に出すことが可能です。
戦場に出すことは可能ですが、戦場に出しても出さなくてもライブラリー修復能力が誘発します。
苦手なカード
起動型能力を咎めるカード(呪われたトーテム像)や墓地からクリーチャーが戦場に出られなくなく系統のカード(墓堀りの檻)が辛い印象ですが、幸いにして置物を割る手段はそれなりに豊富ですし、大型クリーチャーを手札から並べてゆくプランもあるため、余り苦にはならないことも多いです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。マナ加速から大型クリーチャーを並べる緑の得意分野をこれでもかと堪能できるデッキになっていますので、是非一度組んで遊んでみてください。
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