蜘蛛糸の垂れ流し・2024/05/20

今日の情報

2024.5.20

天気:雨。朝雨。なんか先週の月曜も朝から雨だった気がする。今日は帰る頃にはやんでたけど。
時勢:東京都知事選が俄かに話題。某県の市長が立候補するようですが、巷ではなんか市政と都政を誤解してるとか言われてるそうですね。
野球:中日、5位タイ? まあ投手へばってきたよねーって思うけど先発がへばってんだよな今。先発がへばるのは早くない?

では今日の書き散らし。

最強決定戦コスト630リーグ

 皆さんコスト最決1週間お疲れ様でした、半年に一度のお祭りということで、色々環境に変化の見られるプロスピの中である意味変わらぬ面白さが維持されてるような気がします。

 さて、今回はまったり参戦の予定でしたが上振れ噛み合いもあって最終93位。手抜きオーダーで何もしてないんだけどというべきか、何もしてないから上手くいってたというべきか。分かりませんが次回のコストはきちんとやります。開催期間中にきちんと時間取れるか分からないですが。
 次回は100勝を目標にと思っていたのですが、100勝達成者が毎回増えているので順位は沈みそうなのが難しいところです。順位目標を立てた方がいいかなぁ。取り敢えず解放用のSが100枚必要らしいので頑張ります。

みんなに薦めたい1冊の本推進事業

 また本を読んだのでね。今回は、これ。

 遠野物語です。

 これ前から読みたかったのよね。民俗学的な興味というのは小学生の頃から少なからずあったので、まあ必然的に民俗学の権威たる遠野物語への興味もある訳で。国語の教科書でもお馴染みということで、折角なので読んでみました。

 いやはや、すごい。無論書かれた年代が古いというのもありますが、それを加味しても難解で読みにくく、そして面白い。時代背景だけでなく遠野の集落付近という狭く古い世界観も難解さに拍車をかけています。まず出てくる地名だいたい知らん。しかも超常現象についての言及が多い為に尚更よく分からないし、その上どうにも話の主題と全く関係ない周辺情報に脈絡言及しながら何事もなく本筋の話を進め始める。めちゃくちゃ読みづらい。

 内容としては超常現象が主で、且つ明治の農村に広がる庶民生活の描写が混じっていく感じ。その中で土着信仰や神隠し、狐狸の化かしといった怪奇が生活に根付いてる感覚を思わせます。現代科学の観点から見るとどうにもおかしいことが殆どですが、しかし口伝で残り当時の伝承として存在していたものなんですよね。こうした土着的な信仰というのは、実際に起きたかは関係なく当時の治安維持システムの1つとも言えますね。不意に遭難するから不用意に山に行かせない為に神隠しを語る、山から病を持ち込みかねないので神隠しにあった人間がたまさかに帰ってきても山姥といって忌避する、泉の湧水が汚れるから手をつけると祟られるとして信仰する、まあ様々な形の信仰が作られ痰だと思います。信仰の在り方は生活の在り方でもあり、当時の暮らしがそれとなく透けてきますね。

 ところでほぼ原文を摂取して脳が疲弊した遠野物語ですが、終盤には解説パートが入ってました。ここで面白かったのは、柳田國男が書いた遠野物語は「土着信仰レポ」ではなく「信仰を下地にした物語」ということ(超要約して超意訳)。遠野郷から出てきた佐々木鏡石の語る伝承を柳田が編纂しまとめたというものですが、その編纂過程でかなりの脚色が加えられていること、柳田は脚色していることを理解した上でまとめていることが面白いです。民俗学としての資料から一歩幻想に入り込んだ、異世界としての遠野がそこにあります。

 本当に読むの疲れたよこれ。1つ1つは短編オムニバスなんだけど、純粋に文章構成が謎で地名はまず知らない土地で人名を指す指示語の振り方が現代と違う。非常にカロリーを使いました。

終わり

 終わり。なんかスプラのシーズンが変わるらしい。全然やってないけど。

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