『IB-C03:HAL 826』について

どうも、誰が言ったかHALの人です。
今回は私が常に使っているウォルターの愛機『HAL826』についての解説記事となります。

『ルビコンの解放者』ルートにおけるラスボス、洗脳された?ウォルターが駆るACであり、このゲームをプレイした数多の独立傭兵たちの脳を焼いてきた存在です。

さて、この機体を知りたい、使ってみたいという方々の声にお応えしてこの記事を書いているわけですが、結論を先に書かせてください。

こんな機体を使うくらいなら他の機体で戦ったほうが勝てます。

そしてめいっぱいゲームを楽しむことができるでしょう。













……この先を読んでいるということは、この機体で遊ぶ『覚悟』ができているということですね?

わかりました。
そこまでしてこの機体が使いたいという独立傭兵達の思いを汲み取って私なりのHAL826について解説をしていきたいと思います。

このHAL826、正式名称を『IB-C03:HAL 826』と言い、我らがごす『ハンドラー・ウォルター』が使う機体になります。




各パーツについて

IB-CO3H: HAL 826
 高負荷・高性能な重量級頭部パーツ。
 入手時期は遅く、ルート選択次第では周回の最終盤となる。
 高負荷パーツの中では特にスキャン関連の性能に優れ、その他の性能もバランスよくまとまっている。
 よりスキャンに特化したVE-44Bほどにはスキャン待機時間が短くない点には注意。

AP      930
耐弾防御   169
耐EN防御   182
耐爆防御   180
姿勢安定性   451
システム復元性能  125
スキャン距離   600
スキャン持続時間  16.8
スキャン待機時間  11.4
重量       3760
EN負荷       215

 はっきりと言いますが、正直おしゃれパーツと言ってもいいでしょう。性能についてはお察しな部分が多く、これをつけるくらいならミシガン頭でもつけて戦ったほうが安全でしょう。

IB-C03C: HAL 826

高いジェネレータ出力補正が特徴となる技研製の重量級コアパーツ。

長所として、ジェネレータ関連の補正が高め。
また、防御力の傾向に穴が無く、重量級クラスの防御力を持ちながら同ランク帯のコアに比べてかなり軽い。

反面、極端なまでに姿勢安定性が低い。
重量の割に軽量フレーム並みで、他の重量級コアのように被弾前提で攻めようものならすぐにスタッガーしてしまう。
重量でありながらブースタ補正効率を活かした回避を捨てない機体構成で運用するのが良い。

高いジェネレータ出力補正は、EN射撃武器補正が掛かるジェネレータや、単純に高EN負荷な装備を扱うに向く。
短所はあるものの、多様な構築で採用を検討できるパーツ。

細かい点だが、その形状故に肩武器の装備位置が他のコアパーツより大きく開く。
そのため、キャノン系武器などの近距離射撃時に角度が足りず当たらないことがある。
また、ルート選択によっては入手時期が非常に遅くなる点に注意。

AP        3670
耐弾防御    451
耐EN防御    469
耐爆防御    463
姿勢安定性    385
ブースタ効率補正   96
ジェネレータ出力補正 120
ジェネレータ供給補正 108
重量        18520
EN負荷        366

Gガンダムの背後にある排熱板に似たようなものがついており、狙っただろコレと言いたくなるパーツである。QBやPA、AAなどを使うと排熱板が開くというちょっとしたおちゃめ機構が存在している。

IB-C03A: HAL 826

アシンメトリーデザインな中量級腕部パーツ。
射撃・近接の両刀型で反動制御も悪くなく、連射武器と近接武装の組み合わせなどに向く。
アサルトアーマー等のエクスパンション機能使用時に肩部が放熱モードと思われる状態になるが特に再使用までのクールタイムが早くなる等は無い。何故だ……。

AP     2210
耐弾防御 225
耐EN防御 248
耐爆防御 236
腕部積載上限 14000
反動制御 125
射撃武器適性 123
近接武器適性 104
重量     14160
EN負荷     300

AMちゃん製腕とよく比べられる哀れな腕パーツ。ビジュアルはかなり良いが、性能は……はい、お察しである。芭蕉腕とかそういうの使ったらどうですかとよく言われて私はキレました。

IB-C03L: HAL 826

入手が最終盤、ルートによっては2周目以降となるだけあって優秀な性能を持つ中量二脚パーツ。
重量的にも性能的にもVP-422と06-041 MIND ALPHAのそれぞれと相互互換の関係にある。
自分の組みたい構築によって使い分けるといいだろう。

アサルトアーマー等のエクスパンション機能の使用時に、膝から脛にかけた部位が展開し、冷却モードと思われる状態に変形するが、特に何か効果がある訳では無い。

AP     4120
耐弾防御 359
耐EN防御 380
耐爆防御 351
姿勢安定性 906
積載上限 64900
水平跳躍性能 115
垂直跳躍性能 31
重量     20590
EN負荷     385

私の中で通称イケメン脚。それなりの性能があり、中量で機体を組む際にお世話になった独立傭兵も多いはず。バランス調整も入っており、使用者が増えた印象がある。

IB-C03B: NGI 001

重量級での使用にも耐える高出力なブースタ。

最高のQB推力とともにQB関連性能がバランスよく高性能にまとまっているほか、全体的に推力が高めで移動速度に優れる。
一方、あらゆるEN消費アクションの消費が重く、EN管理にはやや技術を要する。
QBリロード保証は90200もあるので、EN容量の大きいジェネレータを装備することである程度は燃費の悪さを補うことができる。
基礎スペックが優秀なブースタであるため、決して重量級専用というわけではなく軽~中量級の多様な構成での採用が可能。
全体的な消費の重さを許容できるなら万能と言っても良いほど高性能なパーツである。

使用時のギミックとしてブースターの使用時間が長くなると先端辺りが赤熱化してくる(停止する等のブースターを使わなくなると元の状態に戻る)。
これと合わせひと目で判別できるほど大型なパーツなので対人戦ではこのブースターを使用していることがバレやすい、のだが特に付け入る程の欠点もなく大したハンデとはならないだろう。
上昇消費はネックだが上昇推力も高いので空戦も苦手ではなく、QB消費はワーストだが平均より2割多い程度である。
強いて言えば上昇やAB等の何かの特化ではなく他より若干連続QBしにくいのがバレる事くらいだろうか。

推力       6467
上昇推力   6001
上昇消費EN   750
QB推力       22200
QB噴射時間   0.43
QB消費EN   740
QBリロード時間   0.63
QBリロード保証重量 90200
AB推力       8835
AB消費EN   405
近接攻撃推力   10535
近接攻撃消費EN   558
重量       1930
EN負荷       342

HALのEN問題で一番頭を抱える問題児ブースター。こいつのせいでQB消費量が多すぎて必要な時にQBが吹かせない、キックができないなどの死活問題が7~8割がたで頻発する。スタッガーをとってもキックできないで何度即スタッガーを食らい負けたことがあり、悩みの種の一つでもある。

IB-C03F: WLT 001

高性能・高負荷なFCS。
近距離~遠距離、ミサイルまで対応するオールラウンダーで、EN負荷が群を抜いて高い点を許容できるのであればどの距離、どの武器でも一定以上戦うことができる。
特に中距離戦に強く、迎撃や引き撃ちでもロック性能が確保できる。
ログハント後半での入手となるため、入手時期は遅くなりがち。

近距離アシスト適性 58
中距離アシスト適性 77
遠距離アシスト適性 54
ミサイルロック補正 102
マルチロック補正 66
重量         150
EN負荷         486

このFCSもアプデにより上方修正が入っており、かなり使いやすいものになっていると感じる。特にこれに関していうことがない。そのままの君でいてくれ。

IB-C03G: NGI 000

重量級のコーラル型ジェネレータ。
IA-C01G: AORTAと同じく、通常時のEN回復とEN切れの際の回復までの時間が遅いが、復元時に補充されるENが非常に多いという特徴を持つ。
また、アサルトアーマーを使用する際、アサルトアーマーがコーラル属性になり、敵の防御力を無視してダメージを与えるようになる。(コーラル属性は防御力1000固定でダメージを算出している?要検証)

重量の割にEN出力も容量も高めでEN武器適性もあり、使用感に慣れさえすれば高い性能を持つ。
このジェネレータと高燃費な上昇性能を持つブースタの組み合わせは、一度空中に浮かんだ後EN切れで落ち切る前にEN回復が可能なため、無限滞空が可能となっている。
滞空時間を引き伸ばす砲撃の反動なども織り交ぜていくと更に安定する。

EN容量     4400
EN補充性能 250
供給復元性能 312
復元時補充EN 3300
EN射撃武器適性 110
重量     8950
EN出力     4340

HALで戦ううえで頭を悩ませる問題児その2。ENを使い切る立ち回りを強要されるので必要な時にキックやQBが吹かせず死ぬことが多い。

基本的に機体のパーツは俗にいうホワイトグリントと言われることのほうが多いが私はそう思いません(ちょいキレ)
HALはHALでしょ!(至言)

それはさておき、普通にフレームだけ見ればまあまあかなと思えるこのアセン。

それじゃあ、このアセンでランクマッチ、カスタムマッチ行こうか……とはなりません。
ここまで読んだ独立傭兵は一度、ロックスミス、ナイトフォール、エコー相手にHAL826で挑んでみてください。
あまりの面倒臭さにほとんどの独立傭兵がコントローラーを投げつけることでしょう。

というより投げつけます。私がそうでした。

さて、それを顧みて普通に扱えるまでの目標としてこれら三体の機体を20秒以内で倒せることが動かす上での基本かなと思います。

私の最速でもロックスミス16秒、ナイトフォール18秒、エコー18秒が今現在の限界でした。

ここまで出来たら実戦……とはいきません。
ゲロビが出る可能性を極力排除するために、目を閉じて撃っても確定でCSするレベルまで鍛えましょう。
これだけやって全ての機体に対してCSが当たるかもしれないレベルになります。

もう、この時点でこの機体を放り投げたい気分になりますよね。私は一度投げかけました。

そこはぐっと我慢して次に行きます。

次はHAL826の立ち回りについて

HAL826は武装の関係上、交戦距離は大体200mから300m辺りだと思っている方が多いでしょう。

その幻想を今すぐに捨ててください。速攻で負けます。

武装の交戦距離が200mだと書きましたが、私が戦い続けて感じたのはガチ恋距離でしか戦えないということです。
動画でもHAL826を調べると『お願いしながら武器を振るう』と話している動画が存在しますが、本当にその通りです。どれだけ頑張ってもこのHAL826の武装群は超至近距離で撃たないとほぼ当たりません。

もうここまで書いてて救いがないなこの機体と思わざると言えません。

正直、キレそうです。(相手の機体を見てなんやこの厨機体!?)

この機体、全ての機体に対して『防御無視』という強みを持っているのに対してほぼ当たらないという欠点を抱えています。

それをなんとかこうにかして当てようとするならば、ブレードで固める、スタッガーを取るくらいしか手立てがありません。

私が使っている中でWLT砲を当てることはかなり容易い部類だと感じます。
問題はコラブレのほうです。

コラブレは、導きのパルスブレードとは違い一回しか振れませんが縦振りができるという微かな利点が存在します。
コラブレを使った方はよくわかると思いましすが、薙ぎ払いがとても曲者です。
普通に振るえば強そうに見えるコラブレも、はっきりいますが弱いことこの上ないです。

振ります、相手にAB凸されます、避けられます、スタッガーします、負けます、までがテンプレ負け筋でした。
コラブレでブレキャンすれば?と考える方もいると思います。
キカクブレホじゃないのでそこまで速度が出ません。カウンターされます。
私は幾度となくイヤショカウンターを喰らい、顔が真顔になりました。

はー使うのやめたらこの機体、と言いたくなるのもよくわかります。
独立傭兵の皆さん、落ち着いてください。まだまだ序の口です。
こんなことであーだこーだと言っていたら身が持ちません。
ビサイドオーラカレベルの大らかさを持って臨みましょう。

さて、ここでとうとうやってきました真打のコラミサです。
普段は軽4やふわふわ中二などのお供として使われるコラミサですが、HAL826が使うとあら不思議。

ほぼ当たらない、武装と化します。

それは何故か、ミサイル系の武装がこれしかないのに加えて回転率があまりにも悪いことに起因します。

一度コラミサを放てば、子機は当たりますが普通に避けられますよね。この時点で立ち回りがどうのこうのとかいう以前に当たらないんです。

コラミサを当てたいのならコラブレを当てて固めるスタッガーに合わせて当てる動きをするしかなくなります。

今一度、これまでの武装を振りかえってみてください。

これらを十全に、あの高機動戦闘の中で当てられる自信はありますか?

これが、HAL826を使うことを諦めさせる要因です。

立ち回りで何とかこうにかすることは可能です。
しかし、結局のところ重ショに追いかけられれば負け。エツジンパイル、エツジンLRBになで斬りにされることのほうが多いです。

何百戦とやって、1ポイント取れれば奇跡な機体がこのHAL826です。

カスマで戦っていてもアンランクやDランクやCランクにすら負けることがざらにあります。

頼むから、HAL826がコラジェネを装備したら回復がほんの少し早くなってくださいと願う毎日です。

使う分にはかなり楽しい機体ですので、皆様も乗ってみては?

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