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イベントレポートvol.17「パラレルキャリアで仕掛ける社会変革」

1月24日(金)、栗林真由美さんにお越しいただき、「自分の内なる声に耳をかたむけ、行動し続けることで世界を変えていく」こと、一会社員の女性が、一歩ふみ出すことで想いを実現されてきた体験談をお話いただきました。今回は、オンライン会場にもたくさんのママが参加くださり、コラボイベントならではの全大会となりました。(今回は、ワーママクラブとの共同企画です)

栗林さんは、第二子の育休をきっかけに、「なんとなく育休をなくしたい」という思いで、育休コミュニティ「MIRAIS」を立ち上げ、「あきらめない女性を増やす」活動に取り組まれています。
MIRAISは、産休・育休中の女性が所属し、どのような育休を過ごしたいか、本気で自分と向き合い、一人ひとり育休のテーマを設定することで、育休をネガティブなものではなく「ママ自身の人生を豊かにする期間」としてコミュニティの仲間とともに歩む時間を過ごすプラットフォームとなっています。

プロフィールを拝見すると、アクティブで迷いなく前に進むイメージを持っていたのですが、MIRAIS立ち上げ時は、Facebookへの投稿を1ヶ月迷い、ご主人に背中を押されやっと一歩ふみ出したこと、初期の参加メンバーからは、育休コミュニティって何?あやしい・・・と思われていた笑、など失敗や周囲の目を気にして一歩ふみ出せなかったご自身の体験談も飾ることなくお話くださいました。
そんな栗林さんの等身大で向き合ってくださる姿に、会場全体があたたかい安心した雰囲気に包まれたイベントとなりました。

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栗林さんからは、たくさんの言葉のギフトをいただきましたが、ポイントを厳選!してご紹介させていただきます。

1.答えは自分の中にある、自分への問いの重要さ
一人目の育休中はママボノプロジェクトやプチMBAなど活動的に過ごされた栗林さんでしたが、なぜか二人目の育休の際は心が動かなかったそうです。
「それって私が本当にやりたいこと?」という自分自身の問いに対して湧き上がってきた想いは「4年前の育休の時と変わらない、この光景、育休に対する概念を何とかしたい」という心の叫びだった。
実際にMIRAISの活動も、参加者は一番初めにこの自分への問いから、自分自身の育休のテーマを決めることからスタートするそうで、外でいろんな話を聞いて、刺激を受けて、それで自分が何をしたいか、最終的には主語を「I 」で問いかけることが大事、という栗林さんは語りかけます。

2.想いと行動だけが世界を変える
Facebookへの投稿をずっとできないでいた立ち上げ当時は、失敗したら恥ずかしいという思いから、1ヶ月できない理由を探していた、と振り返る栗林さん。思わずわかるーと、私自身と重なる瞬間!でした。
そんな迷いの中ふみ出した結果は、Facebook投稿が75シェア、メディアでも取り上げられ、参加者の満足度は90%と、ご自身の予想を超える反響につながりました。
迷いからの行動、そして結果を振り返って思うことは「ふみ出すことは自分への最高のGIFT」であるということ。成功ばかりの人生だったら、失敗するのが怖くてこの一歩がふみ出せなかったかもしれない、と、ご自身の過去の失敗体験を肯定出来た瞬間だったそうです。
そして、反響の中にはこんな自分が育休中にあったなら今の自分は違う道を選んでいたかもしれない、という声を受け、「私たちが生きている明日は誰かが生きたいと願ってやまなかった日である」という思いも栗林さんの行動を突き動かしているのだと感じました。

3.人の巻き込みは「愛と想いと背中」
イベントの直前まで、栗林さんご自身でもわからなかったのが、周囲の巻き込みだったそうです。
実際にMIRAISのメンバーへ問いかけて集まった声は、栗林さんがMIRAISメンバーを信頼し続ける姿勢でした。うらぎられても信じ切る、だからこそ行動で示すしかない、想いがあるからこそ疑われても自分の志を伝え続けるしかない、と語る栗林さん。つい周囲の巻き込みのテクニック的な部分を探してしまいがちですが、自分という人を信頼してもらうためにも、まずは相手を信じ行動し続けることで生まれる強いつながりを、栗林さんとMIRAISメンバーの間に感じました。

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最後に、栗林さんからは参加者の皆さんに3つの言葉をいただきました。

✔ 今日のイベントに参加した行動で皆さんはすでに一歩ふみ出している!
✔ 失敗が怖いと感じるときは視点が短いだけ
✔ 一歩踏み出した奇跡は生涯あなたを助けてくれる、結果は失敗・成功どちらでもいい
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きっと、この記事を読んでくださっているあなたも、すでに一歩をふみ出しています!
これからも変革クラブは、自己変革により自分に矢印を向けることで、今できる一歩をふみ出そうとする人の背中を押すようなコミュニティであり続けたいと思っています。
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◆GWMCコメント
今回変革クラブと共同企画をさせてもらったワーママクラブからは、栗林さんに近い環境の方が多数参加いただきました。また、栗林さんが立ち上げたコミュニティMIRAISのメンバーも参加し、とてもチャットが盛り上がっていたことが印象的でした。
ワーママ達のコメントの数々からは、ご本人が認識されている以上の社会に与えられる可能性を感じる事が出来ました。“育休中の自己変革”という新しい概念の普及で、育休を経たパパママ達が、子を持つ親としても、自分自身のキャリア形成においても、さらなる満足感を得て輝ける世の中の実現は近いと思いました!

また、今回初のコラボ企画として変革クラブ幹事団のみなさんと並走させてもらう中で、変革クラブのみなさんの「イベント参加者に、いかに次の行動に繋げてもらうきっかけにするか」という、企画への熱い思いに触れ、私たちGWMC幹事メンバーも心に火を灯される思いでした。今後もよきコラボレーションが実現できるよう、GWMCとしての活動も盛り上げていければと思います。

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