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『憲法九条を世界遺産に』を読みました

こんばんは。
土日両日バイトでしたがピンピンしています。てぶです。


今月から週に一冊は本を読もうと決めましたが課題やらホームシックやら五月病やらバイトやら、何かと理由をつけて読めずにいましたが、空きコマでがっつり読み進めることにようやく本日成功しました。

今後はちまちま読書感想文も上げていきたい。

今回感想を述べたいのはこちら。

「憲法九条を世界遺産に」太田光・中沢新一

ある授業で平和主義について書かれた文を読みレポートを制作するという課題が出されました。図書館に赴いて本棚を眺めます。私がこの本を手に取った理由はたった一つ。

太田光だ…!知ってる!

この本は爆笑問題の太田さんと中沢新一さんという専門家の方の対談が記されています。

借りてから思ったことですが、対談だとレポートに向かないような気がしてきました。本日の授業で何冊か教授オススメの本が発表されたのでそちらも読んでみようと思います。

ですが憲法などについてまだまだ詳しくない私にはとても読みやすく、かつ勉強になりました。以下、思ったこと書いていきます。


1、日本国憲法は日本人とアメリカ人の合作

これは太田さんと中沢さんの日本国憲法に対する認識です。日本国憲法の特異さは日本人とアメリカ人の双方によって形作られたことだそう。

「アメリカ人が介入した憲法が日本の憲法になるなんてとんでもない、日本人だけが作ったものでなければならない」という人もいますが、このお二人は 

「アメリカ人も先住民はアジア系の人種であり、根底の思想は繋がっている」

といいます。

近代に成立した枠組みに囚われすぎるのは好ましくないと言えそうです。


2、お笑いと政治的発言


太田さんは当時(この本が発行されたのは2006年)、政治的なニュースを取り上げる番組『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』のMCを務めていたそう。今もサンジャポとかやってますし、あ、そうなんだ程度に思い、特に意外な感じはありませんでしたが、太田さんがこんなに政治について熱心になっていることは知りませんでした。

サンジャポや爆笑問題のネタをみて、そのように感じさせないのは、太田さんの、お笑い芸人としての凄さなのかと思います。

お笑いなので思想が強すぎたら笑えない原因になってしまいますから。

私の母と弟は思想が強いタイプの人で()、そのせいで政治的なネタをされるとちょっと引いてしまうのですが、爆笑問題のネタで特にそういったことは感じたことないなと初めて気づきました。

ヤーレンズのお二人(特に出井さん)やガクテンソク奥田さんなども政治系なイメージありますね…芸人さんが政治教えてくれるコンテンツはじまらないかな…(国立法学系のくせに共通テスト倫政、平均点下回った民なので…)


3、責任を負って考える


大学の憲法の先生がよく言っているのは、自分が戦争に出向いて戦う勇気がないのに自衛隊にそれを押し付けるような態度で考えるな、ということです。この本でもそのような記述がありました。憲法九条、平和主義を考えるには自分事として捉えなければならないことがこの2ヶ月でよくわかりました。 

私の場合は、少し特殊かもしれませんが、自己犠牲を厭わない考え方をしているので、『自分が』戦線で戦うことは覚悟できます。

しかし、これが、大切な人であった場合、話は変わります。


家族、親戚、友人、先輩、後輩、各界隈の推し達等が戦場に赴いて戦って傷ついたり、攻撃に怯えてひもじい生活をしたりするのは、想像するのも恐ろしい。

「自分を愛するように他人を愛しなさい」的なフレーズあるじゃないですか。私は他人に対しての方が慈悲深いと思う(あんま自分で言うな)のであんまり腑に落ちないのですよ。

とあるCMで
「友達に優しくするように、自分にも優しくできたらいいな」的なことを言っていました。これはとても共感できました。



話を戻しますと、やはり戦争は嫌です。日本という国が戦争をしないために、世界中の戦争が終結するために、憲法九条はどうあるべきか、レポート提出までにさらに本を読んで考えを深めたいと思います。

なぜここで結論を出さないかって?

明日一限あんねん。

おやすみなさい。

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