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6月16日投稿。ドイツの決断。6月15日から国境を接するEU諸国、国境を接しないスロバキアやルーマニアとも国境を開放。

Tuttlingen(ドイツ)から、長谷川友美です。

6月15日。ドイツと周辺諸国との国境が通常解放されました。3月16日から始まった国境閉鎖は、EU内の自由な行き来が当たり前だった市民にとって、とても大きな出来事に受け止められていました。封鎖中、物流を担うトラックの運転手さん、国境を超えて通勤する人は、通行証明の携帯が必用に。私用で国境を超える必用がある人は、国境でのPCR検査が行われていました。6月15日からは、通行証明書も、PCR検査も必用なく、国境を越えることができます。

ドイツは周辺国との国境解放と同時に、EU諸国、シェンゲン協定国からの入国も許可しました。これにより国境を接しないスロバキアやルーマニアからの空路での入国も可能になりました。
3月16日の「国境閉鎖」の発表時、「6月中旬までを目処に封鎖」という話がありましたが、予定通り6月中旬に解放です。
EU、シェンゲン協定国外からのEUへの入国については、7月1日に、各国が解除できる国をリストアップして発表する予定になっています。

一方、ミネアポリスで始まった「人種差別問題に抗議するデモ」は、ドイツ各地でも広がりをみせています。シュツットガルトでは、毎週土曜日の夕方に、千数百人が集まり、市の中心部でデモ集会を開いています。屋外であることからマスク着用義務はありませんが、多くの人が集まり安全な距離を保てないこと、大声をあげてしまうことから、クラスター感染の懸念が指摘されています。


長谷川友美:夫の駐在に帯同して2015年よりドイツ在住。タイ語から日本語への翻訳、日本人向けPRなどを可能な範囲でお受けしています。


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