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7月12日投稿。ニュージーランド、帰国ラッシュが続く! 国境でコロナを食い止めるため、帰国者の飛行機も制限中。

ニュージーランド南島のダニーデンから内田泉です。

ニュージーランドは、現在国内で「普通の」生活を送れる数少ない国。ラグビー、コンサート、食事、ハグ、キス、なんでも安心してできる環境です。これは、国内には「コロナ感染者がいない」という前提があるからです。

しかし、実は現在の段階で、ニュージーランドには感染者が23名いるのです。これはどういうことかというと、この23名全員が、海外から帰国してきたニュージーランド人/永住権保持者であって、帰国後に入らなければならない隔離施設で見つかった患者なのです。
 
7月9日の段階で、ニュージーランド政府が管理してい国内28カ所る隔離施設には、合計5648名の帰国者が滞在しています。 

3月26日、ロックダウンが決まってからというもの、帰国者の数は3万人近く、今もまだ増え続けています。海外で本格的に暮らしていたニュージーランド人/永住権保持者も、今の生活を置いて、安全なニュージーランドに暮らしたいと戻ってきているのです。

海外からの帰国者は、14日間の強制隔離生活をしなくてはなりませんが、これは今、政府が全て負担しています。施設は大都市のホテルで、警察も全ての施設に配属されて、人が逃げないように見張っています(酒を買いに、など、禁じられているのに逃げ出す人がいるので)。

そしてとうとう、このままでは隔離施設が足りない!ということで、帰国便や搭乗できる人の数も、ニュージーランド航空と提携して制限されることになりました。

国内では、お金を落としてくれる留学生やビジネスに、もっとニュージーランドに来て欲しいのに、お金がかかるばっかりの帰国者ばかり、ということで、不満の声も上がっていますが、ほとんどの国民は「とにかくコロナを国境で止めてくれ!」というその一念です。今後の経済の見通しは、まだまだたちません・・・。

内田泉
自然科学を中心とした番組コーディネイター、ライター、写真家。ドイツ人の夫と高校生の娘の3人家族。ブログ(https://www.izumi.world)とTwitter(@KagiyaIzumi)でもニュージーランド現地の情報を詳しく発信中。

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