5月2日投稿。ニュージーランドの動きが手に取るようにわかります。5月11日のレベルダウンが待たれます！

ニュージーランド南島のダニーデンから内田泉です。

ニュージーランドは今週の火曜日（４月28日）に全国ロックダウンが一部解除されました。それまでは警戒レベル４（最高レベル）とされ、医療と食料品関係以外はビジネスは閉鎖されていたのですが、警戒レベル３になり、カフェやレストランもデリバリー/ピックアップならOK、建設業や電気屋・水道屋も再開、社会的距離をとって除菌ができるようにすれば「安全なビジネス」は基本再開しても良いということになりました。

警戒レベル３になった当日、人々が大行列したのが、なんとマクドナルドやKFCなどのファストフード。あまりに人が集まったので、店によっては警告を受けるほどでした。

私は、友人の経営しているカフェレストランに応援に行って、店の外から電話でコーヒーを注文しました。店の中には入れず、注文したコーヒーを持って友人が出てきて、外で電子決済。

コーヒーは美味しかったんですが、大量の人がテイクアウェイを頼むということは、大量のゴミが出るということ。今はリユースできるカップも使ってはいけないことになっているので、使い捨てに頼らなくてはなりません。

幸い、紙コップだったので、家に持って帰って考えた結果、中にチューリップの球根を入れることにしました。春になって、花が咲いたとき、このロックダウン〜レベル３の日々を思い出すことでしょう。

一方、ショッピングモールはまだ閉鎖され、対面・接触の可能性のあるビジネス（美容院）などはまだ開業できません。

ここ13日間連続して、新感染者の数は一桁。ビジネスできないことから、経済的に逼迫しているビジネスオーナーもたくさんいるために、「早くレベル２/レベル１にしてほしい」という声も高まってきており、政府はプレッシャー下にあります。

次のレベルの決断は、５月11日に下されることになっています。それまでに新感染者がゼロになっているといいんですが！

警戒レベル３については、こちらに詳しくご紹介しました→「ニュージーランド、ロックダウン/全国封鎖からの出口戦略を発表。「排除できるユニークな立場にある」とジャシンダ ・アーダーン首相」

https://izumi.world/2347/

内田泉
自然科学を中心とした番組コーディネイター、ライター、写真家。ドイツ人の夫と高校生の娘の３人家族。ブログ（https://www.izumi.world）とTwitter（@KagiyaIzumi）でもニュージーランド現地の情報を詳しく発信中。

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