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5月20日投稿。EUでの国境正常化が見えて来ました。6月15日に国境が開放されそうとの予測。もう少しです!

Tuttlingen(ドイツ)から、長谷川友美です。

先々週ぐらいから、日本にいる家族や友人達から「ドイツは第二波が来ているらしいけど、大丈夫?」とメッセージをもらいます。実は、ドイツにいると「第二波が来ている」と感じることはありません。どうも、日本の報道が大きく関係しているようで、「ドイツで第二波」「規制緩和のドイツで第二波」という報道がされていて、それを観て心配した友人達がメッセージをくださっているようです。

確かに、5月11日前後、規制緩和の指標にしていた再生算数が1.0を上回りました。過去7日間の1日の新規感染者数は、350人〜1,000人の間で推移して(再生算数=0.89)、日本のデータからするとビックリするような数値です。しかし、感染のピークを迎えた4月上旬からはなだらかな減少曲線をたどっており、「第二波」とおお騒ぎするほどの数値でもないように感じます。

先週の投稿で、ドイツ政府、州政府が打ち出した「出口戦略」「入り口戦略」「ロードマップ」をご紹介しましたが、それらの緩和に加えて、国境正常化の兆しが見えてきました。
まず5月15日。ルクセンブルグが国境を開きました。ただ周辺国であるドイツ、フランスは、6月15日までの閉鎖を決定していますが、6月15日に国境を解放するのはほぼ確実とみられています。
またBaden-Württemberg州では、EU圏、シェンゲン協定国からの入国、帰国者に対して課していた「14日間の自宅待機、隔離措置」を解除しました。

州のロードマップによると、今日から、保育所(規定数の半数まで)、一部学校の授業再開、レストラン、カフェでの飲食が許可されます。ドイツの感染所研究所(RKI)は、「第二波は、必ず来る」とし、接触制限などが厳守されるうえで、市民生活正常化へすすんでいます。

長谷川友美:夫の駐在に帯同して2015年よりドイツ在住。タイ語から日本語への翻訳、日本人向けPRなどを可能な範囲でお受けしています。


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